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【本怖三店④】分かりにくいぞ!? 貯玉補償基金
【本怖三店④】分かりにくいぞ!? 貯玉補償基金
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権田マンさん
男は黙って「呑む・打つ・書く」 - 投稿日:2020/12/03 21:36
【はじめに】
正直に言えば、こんなの情報より「演出の期待度」だのを知っていた方が楽しいし、「ボーダーが~」「天井が~」を知っていた方がお得です。葬式に関する情報みたいに、むしろこんな情報が活用されないことの方が良いことなのです。
ところが悲しいことに、こういう情報が必要になることは突然起きるし、またこれから増えるかもしれません。そして葬式と違って参考になるものが、実に少ない。
そんなわけで「そういやこんなタイトルのコラムがあったな」くらいの認識でいてくれる人が多くなれば、そこそこ苦労して書いた甲斐があるというものです。
【破産等における貯玉補償について】
貯玉補償について調べたいと思った方は、まず貯玉補償基金のホームページをご覧になると思いますが、あえて断言させていただきます。それは・・・
「貯玉補償については貯玉補償基金のHPを見ても分かりません」
と思われる方がいるでしょうが、私も自分の言ってることが無茶苦茶だと思います。しかし事実です。
私は貯玉補償基金のHPを読む前は
「だいたいどれくらいの期間で補償が開始されるのかな?」
「補償の時には何が必要なんだろ?」
「どんなケースは補償されんだろ?」
と実際の流れについて知りたくて、アクセスしました。
ところがどっこい。そういうユーザー向けのページはなく、あるのは概要のみという不親切設計。実際に使える情報が見つからない。
「実際に知りたきゃ手続きの書類を見てね」と言わんばかりの内容。今どきの市役所HPの方がよほど親切です。
こんな何もない状態で「貯玉は安心してね♡」と言われても安心できません。何やってんの。
それでも、各種お知らせだのの断片的な情報を集めて見ると、次のようなことが分かりました。また大変分かりやすい体験記があったので、それも参考にさせていただきました。
【実際の貯玉補償に関すること】
①補償には会員カードが必要
②景品交換は郵送での手続きか、店舗近隣等での補償
③交換はカタログ景品など一般商品のみ
④玉25万発やメダル5万枚などの上限あり(たぶん4パチ20スロですが明記はされてない)
そして人によっては恐怖とも言えそうなことが一つ・・・
⑤DM不要にしていても、貯玉補償の手続きについての通知が登録住所に届く
【説明!】
①に関しては会員カードに記載された情報をもとにやりとりするそうです。ですので前回のコラムで書いたように「住所が変わった時に更新」しておかないと貯玉補償は難しくなります。ですので電話番号と住所の更新は必須!
また体験記によると手続きの際にも会員カードの実物が必要になるそうです。
②に関しては、今はコロナの関係で郵送のみになっています。
③は、これぞまさに三店方式。おまけにホールの景品と同じように希望小売価格に近い値段なので割高です。でも種類は豊富で良い感じです。気になる方はJ-NET株式会社のホームページから閲覧できます。(JーNETが補償業務を担当)
④については、今後の社会情勢によっては変更もあるそうです。
そして⑤については、「家族に秘密でこっそりパチンコ屋に行ってます。バレたらヤバいかも?」なんて方は、今のうちに通知が来た時の言い訳を考えておくことをオススメします(笑)
ちなみに、補償までのだいたいの期間については記載されてませんでした。かなりケースバイケースのようです。
参考までに、今年4月に破産した会社のホールの補償手続きが始まったのが10月下旬。また同時期に運営会社が破産して民事再生が始まったホールはまだ始まっていません。
いずれにしても補償開始までには長期間かかる可能性は高いので、会員カードは無くさないように注意が必要です。あと暗証番号も忘れないように注意です。
【豆知識】
実は貯玉補償基金への加盟は任意です。ですので加盟してないホールはそこそこあります。おまけに加盟はチェーンごとではなくホール単位。なので「●●チェーンのA店は加盟しているのにB店は加盟していない」なんてケースもよくあります。
加盟数は11/30時点で6415店で、つまり数千店舗が加盟していない状態です。中には「そのそも貯玉システムが無いよ」というホールもあるかもしれませんが。
【まとめ】
とりあえず、いきなり貯玉のあるホールが潰れたら・・・
①貯玉補償基金に加盟しているかを、基金のHPで確認。
②場合によっては基金に連絡(基金側で倒産を把握してない可能性もあり)。
③補償が始まるまでに会員カードは「絶対に」無くさないこと。
④書類が来た際の家族への言い訳を考えておく(笑)
が必要になりそうです。
調べてみた感想は「ユーザーに不親切すぎる」です。そりゃ「倒産時の補償」なんて不吉なことを詳しく言いたくないのは分かりますが、通知だけで『ファンに少しでも困惑や不安を解消してもらおう』なんてのは虫が良すぎます。不安を解消したいなら、大まかでも良いから流れをHPに書いて、さらに具体的に必要なものを書いておかないと。
【補足事項】
実際に貯玉補償基金を利用なさっていて、しかも時系列ごとに閉店から補償までの流れを書いているブログがありました。できればここでご紹介したいのですが、その方は「万が一にそなえ貯玉をおろす」ことをあまり良く思っていないらしく、今回のコラムで紹介することは失礼かと思いましたので、止めさせていただきました。
もし、どうしても知りたい方は「貯玉補償 閉店 流れ」で検索してみてください。
〈了〉
3
権田マンさんの
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このコラムへのコメント(2 件)
「本当に役に立たなきゃいいような暗い話」ばかりでスミマセンw
誰かにそういっていただけるだけで、感謝感激雨あられです〜
言い得て妙。非常に価値のあるコラムありがとうございます〜