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【解説】ボーナスタイプと出玉規制
【解説】ボーナスタイプと出玉規制
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モジャさん
6号機からスロット始めました。 5号機は詳しくないです。 テキトーに思ったこと書いてるので、★をあげたりコメントしたりすると喜びます。 - 投稿日:2020/11/08 20:37
どうも、モジャです。
前記事のコメント欄でリアボ機の話題が挙がったので、
今回は「何故、6号機は良いリアボ機が出ないのか」について語ります。
1. 純ノーマルタイプと規制
これまでに『ジャグラー』や『ハナハナ』など多くの機種が登場した純ノーマルタイプですが、6号機ではボーナス1回で出せるメダル数が大きく下げられました。
ポイント①ボーナスの払い出し枚数が480枚 → 300枚に
これは「払い出し」の数値なので、ボーナスゲームを3枚がけとするなら純増はたったの240枚です。一応、1枚がけ15枚払い出しとすれば純増は280枚ですが、これもまた規制があります。
ポイント②機械割は投入枚数に対する比で計算
簡単な理解のために次の2つの場合を考えてみましょう。
A. 3枚がけ15枚×10+3枚がけ2枚×10 (110枚増)
B: 1枚がけ15枚×10+3枚がけハズレ×10 (110枚増)
これらはどちらも「20ゲームで110獲得」しています。しかし、それが投入枚数に対して何%になったかを計算してみると、以下のように全く異なった値となります。
A: (15×10+2×10)/(3×20)=183%
B: (15×10)/(1×10+3×10)=375%
この値が高いほど「射幸性が高い」とみなされ、Bの方がボーナスでメダルが多く出るので楽しいですが試験には不利になります。
2. A+(A)RTと規制
このタイプは出玉契機がボーナスとARTのどちらに寄っているかでさらに二分されますが、どちらにおいても6号機の規制では出しにくいです。
ポイント③リプレイは0in0outとして機械割を出す
これも2つのケースを考えてみましょう。
C: 3枚がけ5枚×20 (40枚増)
D: 3枚がけ7枚×10+リプレイ×10 (40枚増)
これも両方増えている枚数は同じですが、それぞれについて割を出してみます。
C: (5×20)/(3×20)=167%
D: (7×10)/(3×10)=233%
このとき、Dは分母が10つまりリプレイを引いたゲーム数を含まないようにすると、Dの方が射幸性が高くなひます。このように、リプレイ確率を上げるRT付きの台はスペックダウンさせざるを得ません。
3. A+ATと規制
通称『1000ちゃん』タイプです。詳細は「かちょー」氏のコラム及び参考記事をご参照ください。
https://pachiseven.jp/columns/column_detail/17399#contents
このタイプを縛るのは出玉規制です。
縛られた1000ちゃん……
ポイント④: 出玉試験中のいずれの区間においても差枚数が上限を超えてはいけない
詳細は「佐々木真」氏の記事
https://pachiseven.jp/articles/detail/9548#contents
を読んでいただければ良いのですが、特に重要なことは
「400ゲームの差枚数1240枚以下」と「1600ゲームの差枚数2070枚以下」です。A+AT機はAT終了直後に無抽選区間を設けられないため、AT抜け直後からボーナスが連荘し規制に引っかかる可能性があります。そのため、現行のA+AT機はATまたはボーナスの性能を下げて試験対策としており、5号機と比べて見劣りするスペックになっているのです。ちなみに、『リゼロ』は300ゲームで2400枚出るので試験に落ちそうですが「たまたま試験中出なかった」ために世に出回っています。リアボ機でも運で試験を通す前提ならば面白い台は開発可能ですが、流行るかもわからない台にそこまでコストをかけられるメーカーが無いのが現状です。
さて、6号機のリアボ機は非常に辛い立場にいます。12月には6号機『ジャグラー』が出ますが、はっきり言って5号機が残っているうちは人気が出ないと思います。下に設定1の比較を挙げますが、6号機の方に魅力を感じられる人はいないでしょう。
6号機ジャグ: ボナ合算1/169.5 (BB純増252枚)
マイジャグ4: ボナ合算1/172.5 (BB純増312枚)
(実は機械割は6号機の方が高いのだが、設定1でホールが抜けないので高設定が使われにくくなるデメリットかも)
高射幸機を排除しようとした結果、最も対極にあると言えるリアボ機が規制されているのが現状です。残念ながら我々が出来ることは何もないですが、事情を理解した上で6号機と付き合っていただけると幸いです。
6
モジャさんの
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このコラムへのコメント(7 件)
ライトニングはかなり攻めてますね。ジャグと同じくリボルトが残ってる現状ではなかなか厳しいですが(本当はコイン持ちが良いので見切るまでの消費が抑えられるという利点がある)、6号機に完全移行後はアクロスのエースだと思います。
オーイズミからは挑戦の心意気をひしひしと感じます。次に出る『ひぐらし』ら6号機初のA+ARTなので、とても楽しみです。
こう改めて見るとサンダーライトニングは相当頑張って作ったんだなぁと。あとオーイズミの開発は変態ですね。よくぞこんな難しい規制の中1000ちゃんを作れたな・・・
あくまで低設定の誤爆が減っただけであって、高設定の楽しさがなくなったわけではないと思っています。なので、ホールさんには是非とも良い扱いを願います。
メダルレス機は欲しいですよね。現行機との共存は難しそうですが……
この楽しみを奪っちゃ駄目だよね。
まあ今更6号機規則を変えるのは難しいだろうから、早いうちにメダルレス機とかが早くに出てくるってのがありそうかなあ
1000ちゃんさんのえっちな本は調べた感じ1種類だけっぽいですね……
手売り限定で他にもあるかも?
FLEAさん
上振れしないノーマルはお年寄り人気も付かないから辛そうです。設定を気にせず打つ人がいないと高設定も使えませんから……
リールは規制とは関係ないですが、リーチ目を見た興奮が出玉のしょぼさで冷めないことを願います。
で、下は手も足も出ないんですよ。
いえね、何も5号機がそうじゃないって話じゃないんですよ。下が出ないのは一緒ですけど、6号機はノーマルタイプの出足の早さを封じられてるから、ただひたすらに「死ぬ」だけ。そりゃつまんないですよ。
リール制御は変わらずだから「おもしろい」はまだ作れる。が、スペックは必勝シンドロームを患っている人達には受け入れ難いってのが現状でしょうね。
まぁ何もノーマルに限らずってとこですがね。