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なぜ6号機は千円50Gベースの台が多いのか?6号機の出玉率試験について解説します!

★フリーテーマ | コラム

なぜ6号機は千円50Gベースの台が多いのか?6号機の出玉率試験について解説します!

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さん
投稿日:2020/09/17 11:18

どうもこんにちは かちょーです。

前回、前々回のA+AT機コラムへのコメント、面白かったボタン等ありがとうございました。

本日は今更聞けない6号機の出玉率試験について書いていこうと思います。



毎度のことですが、

・誰でも読めるようにかな~りザックリ書いてます。もっと詳しく知りたい方は色々とググってください
・インターネット上で拾った知識、情報が殆どです
・正直、そんなん知ってるよ!って話が多いです
・つか既に先駆者様が何人かいます

このことをご留意ください。それでは始めます。



*そもそも出玉率(機械割)って?

そもそも、出玉率についてハッキリと解説できる人は一般ユーザーであればそこまでいません。とりあえず100%を超えてればプラスなんでしょ?といった漠然としたイメージを持ってる人が多いと思います。現に僕はそうでした。


一言で言うと出玉率(機械割)とは「投入したコイン枚数に対して払い出されたコイン枚数を割合として算出したもの」です。

これは{(総回転数×1G当たりの投入枚数+差枚数)÷(総回転数×1G当たりの投入枚数)}×100=出玉率…といった計算式で出すことができます。


わかりやすく説明すると、ジャグラーでコインを「3枚」入れてブドウが揃って「7枚」払い出された場合、「3枚の投入」に対し「7枚」になって戻ってきましたよね?つまり「4枚」増えたわけですね。

上記の例を先ほどの式に当てはめると、回転数は1回の為
(1×3+4)÷(1×3)×100=233.3…となるわけですね。つまり上記の出玉率は約233%となるわけです。


更にもう一つ例を出しましょう。常時3枚掛けをする台があるとして、その台を2000G回した結果、500枚のマイナスとなってしまいました。ではこの台の出玉率を求めてみましょう。

先ほどの式に当てはめると
(2000×3-500)÷(2000×3)×100=91.66…となるため出玉率は約91.6%となります。


とりあえず出玉率とは何か。そして算出方法はどうすればよいか、ということを理解できたでしょうか?それでは次のステップに移ります。



*なぜ6号機はベース50Gの台が多いのか?

というわけで本題です。


早速ですが答えを言いますと、パチスロの型式試験のうちの一つである出玉率試験、それも「17500Gで60%以上」という出玉率下限試験が影響しているからなのです。

この試験の特徴として「全試験中のどこを切り取っても良い」とされています。


既にご存じの方も多いと思いますが、パチスロの適合試験ではシミュレート試験の他に試射試験と呼ばれる試験があり、これは実際に人が打つ試験となります。

この試射試験は通常時「押し順を固定してフリー打ち」をするといわれています。通常時に出るナビはガン無視されます。(因みにボーナスはナビが出ればちゃんと揃えますし、フリー打ちで揃えばそのまま消化されます。あとAT中はちゃんとナビ通り押すようです。)その状態で一つの設定につき3万ゲームくらい回されます。これは出玉率試験の最も長い区間が17500Gだからですね。


つまり設定が6段階ある機種であれば、3万×6=18万ゲームというメチャクチャでかい区間の中で、「最も出玉率の低い17500G」の機械割が「60%未満」だと適合しないということです。頭が痛くなってきたかもしれませんが頑張って読んでくれると嬉しいです(笑)




さて、この問題を解決するためには、基本的に通常時のベースを50Gにする必要があります。

先ほどの「17500Gで60%」という数値ですが、これを上記で記述した出玉率計算式に当てはめてみると、差枚が-21000枚となります。


ここでもう一つ重要な点があります。それは出玉率試験において「リプレイ」は「出玉率としてカウントされない子役」という解釈をされることです。(0枚投入0枚払い出し)


つまりどういうことか?って話なんですが、リプレイが出玉率に影響がないと、このようになってしまいます。

{Photo01}


{Photo02}



リプレイが出玉率に影響しないと出玉率下限試験、上限試験の二つに悪い影響を与えてしまいます。この解釈基準のせいで、6号機になってからARTやRTが付いた台は適合しなくなりました。

仮に適合したとしても純増のしょぼいARTと短いRTしか作れないので打ち手には響きにくいわけです。



さて、ちょっと話がずれましたね 先ほどの話に戻りましょう。


先ほども言いましたが、リプレイは出玉率に影響しません。そしてリプレイは最低でも7.3分の1という確率にしなくてはなりません。

つまり出玉率試験の内、最低でも7.3分の1は出玉率としてカウントされないのです。そのためリプレイが成立した部分をカットしたうえで計算する必要があります。


そうなると、先ほど提示した「差枚-21000枚」。この内の7.3分の1がカットされます。計算式を出すと21000-(21000÷7.3)=約18123。つまり「17500Gで-18123枚以内」となります。


17500Gで-18123枚、これは確率のブレを考慮すると「平均1Gあたり1枚まで減らせる」ことになります。


もう分かりましたよね?1Gで1枚まで減らせる、これが「千円ベース50G」が多い理由です。


因みにAタイプはボーナスがあるためベースを50G以下にすることができます。とは言えAタイプは短期出玉率試験(上限400Gで220%、下限400Gで33%)や中期出玉率試験(上限1600Gで150%、下限1600Gで40%)の影響をモロに受けます。なのでベースが高めだったり、極端に当たり確率が高かったりします。ハイハイシオサイとかそうですね。


また、ベースを下げるためには押し順や特定の図柄を狙うことで回避できるペナルティを搭載する。という方法があります。

{Photo03}



これは先ほど記述した「試射試験では押し順固定でフリー打ちを行う」という打ち方を逆手に取ったやり方ですね。図柄狙いをしなかったり、押し順ナビをスルーしたりするので試験上ではペナルティに入れることができます。

それを活かしたのが上記2機種です 実際にはもっと沢山あるんですけどね。


しかしこの手法はデメリットがあります。それは「ユーザーがわざとペナルティをする可能性がある」ということです。

「蒼天の拳 朋友」ではペナルティをすると天井リセット+閉じ込められが発生します。このペナルティがとにかく強すぎるため、ペナ辞めがユーザー、ホール側の双方に大打撃を与えました。

それを改善したのがPSO2なんですが…これの解説は長くなってしまうのでまた別の機会にしましょう。



*まとめとおまけ

今回のまとめですが、

Q.なぜ6号機のAT機のベースは50が多いのか?
A.長期出玉率下限とリプレイの解釈が「0枚投入0枚払い出し」のため

といった感じです。因みにリプレイに関してはあくまでも「解釈基準」であるため今後改正されるかもしれません。そうなればA+RT機やART機が復活します。


それとご存じの方は多いと思いますが、ベースが高いということは当たり確率と出玉能力が相対的に低くなります。

{Photo04}



台と一緒に表すとこんな感じです。どれか一つの性能を上げるためには他の二つを下げなくてはいけません。


6号機版AT機はペナルティを搭載しない限り、ベースを50以下にするのは難しいです。そのためまったりとした挙動の台が多いです。よく「6号機は全然でない!吸い込みに規制をかけろ!」って言ってる人もいますがそれはベースが高い(吸い込み能力が低い)からなのです。

正直これ以上吸い込みに規制をかけられるとパチスロは完全終了します。勿論出玉能力が低いっていうのは本当のことなので否定しませんが。



さて最後に、このコラムを読んで「パチスロメーカーさんって頑張ってるんだなぁ」「ベースが高いのはそのためか」なんて思ってくれたら嬉しいです。

現在6.1号機となり「スラッシュAT」が復活したため今後さらなるベースの削減が予想されます。射幸性の高い台を作ってもらえるよう祈りましょう。



因みに僕の敬愛する「パチスロ1000ちゃん」は千円ベース37.5Gです。みんな打ってね!


ここまで読んでくださりましてありがとうございました。

6

さんの

※本記事はユーザー投稿コンテンツです。

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このコラムへのコメント(8 件)

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投稿日:2020/09/18
ないはるさん>コメントありがとうございます!僕も50Gベースの機種は好きですね。タイバニとかがかなり遊びやすくて好きです!
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ないはる
投稿日:2020/09/18
今回も勉強させていただきました、ありがとうございます!
個人的に50Gベースの台は遊びやすくて好きです。6号機の幅が広がって色んな台が出てくることに期待です。
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投稿日:2020/09/18
師匠2さん>コメントありがとうございます!
正直1000ちゃんは僕が熱狂的に好きなだけなので、スペック面やシステム、演出に関してはかなり賛否両論あります!なのでメチャクチャオススメはしません!(どっちやねん)
PSO2システムは本当に有能ですよね。ビックタイトルで出てくれることに期待しましょう!
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ししょー
投稿日:2020/09/18
毎度毎度素晴らしい解説!

ベース削るのは大変なのはよくわかります。
残念ながら1000ちゃんは打ててないですが、PSO2は大好きです。と言うか6号機唯一楽しめると言うか。この仕組みを取り入れた台が出てくるのを期待。、
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投稿日:2020/09/17
モジャさん>コメントありがとうございます!
フリー打ち試験についてはどの押し順に対しても一定の出玉率になることを確認するため。だと自分の中で解釈してます!
シミュ試験は4号機のAT時代を復活させないようにしているのだと思われます!まあ5号機時代からゼロボ・減るボはあるのでそれをなんで規制されていないんだ!って言われちゃったらおしまいなんですけどね(笑)
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投稿日:2020/09/17
カモ原さん>コメントありがとうございます!僕はただのスロッカスなのです!
1000ちゃん…みんな打って…
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モジャ
投稿日:2020/09/17
解説、ご苦労様です。

1000ちゃんは規制を良く知る人からすれば素晴らしい機械ですよね。私も好きですが、一般ユーザーに普及していないのが残念です。

フリー打ち試験ってそもそも何であるんですかね?シミュ試験もそうですが、実際のホールでは起こらない挙動に何故規制をかけるのか。そもそも出玉規制で爆裂機は出せないのでは?と時折思います。
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カモ原
投稿日:2020/09/17
今回も分かりやすい解説ありがとうございます。何者・・・?!
最後にアピール入れてくるあたりもさすがです笑

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