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スロットのある日常〜α世界線〜
スロットのある日常〜α世界線〜
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ただの普通の人さん
- 投稿日:2020/06/16 11:09
7時に起床。毎朝携帯のアラームで目を覚ます。二度寝防止にと1分差にセットした目覚ましが鳴るまで天井をボンヤリ眺めつつ一日の流れを思案する。
8時40分会社着。9時の始業と同時に仕事を開始し、18時ピタリにノー残業でフィニッシュ。
変わらない日常。
二度寝防止目覚ましから、けたたましい音が鳴る。むっくと起き上がり目覚ましを叩く。
コップにボトルコーヒーを並々注ぎ、パンとヨーグルトを雑多に掻っ込む。
朝の陰鬱さを飛ばすために、BGM替わりにTVをつけると、スマホでパチンコ・パチスロニュースのまとめサイトをチェック。最新の情勢を確認するのは社会人のたしなみだ。
ひと通りの確認後、YouTubeのお気に入りチャンネルのパチンコ・パチスロ動画がアップされていないかに加え、パチ7の最新記事の更新を確認する。もちろん自由帳の確認にも余念は無い。
活性化した胃を小休止させると、手早に身支度を済ませ、家を出る。
社畜護送列車(別名エスポワール)の決まった車両に決まった時間に乗る。
車内は、能面のような表情をした人たちで満員だ。
皆、感情を排して日々の不条理と闘っているのだろう。
私は会社までの道中、日本が世界に誇る普及の名作『出会って4秒で合体』を観て生きる糧を得る。
会社に着くも、こぢんまりした営業所には私を含め4人しかおらず、毎日顔を合わせているもんだから、挨拶だけ交わすもこれといった会話は無し。悟りに達した老夫婦のような状態とでも云えばよいのか。
始業の9時00分。私の闘いが始まる。
パソコンを立ち上げ、先方からのメールの有無を確認。なし。9時03分、本日の仕事が終了。
斜向かいにいる上司はうつらうつらとしている。寝不足だろうか。後の二人はというと、一人はスマホを弄り、これがまたチャット職人との異名を持つ強者であるため、片耳にBluetoothイヤホンを付け、既にアイドルとのコミュニケーションに勤しんでいる。
残る一人は、パソコンに向かい事務作業を開始。この営業所の98%が彼の労力によって支えられている。
不平不満の一つも漏らさず、人当たりの良い彼が、何の間違いでこの亜空間に紛れ込んでしまったのだろう。
きっと彼はガンジーの生まれ変わりに違いない。
さて、どうしたものか。
仕事してるぜ感を出してみようと、エクセルを開いては上下にスクロールをしたり、テンキーで数字をカタカタ打っては消すという何の意味もない行為を繰り返してはみるものの、最終的に自身の存在意義という、哲学的境地に達し断念。
私の仕事がどのようにGDP創出に貢献しているのか、ノーベル経済学賞を受賞した人に聞いてみたいものだ。
エクセルにて不毛な作業をしている間に上司のまどろみが爆睡に変わり、チャット職人はというとスマホを見ながら薄っすらと笑みを浮かべていた。彼らは悩みとは無縁の人生を送っているに違いない。かたやガンジーはフルバーストでタイピングをしている。
ガンジーには申し訳ないが、上司が昇天した今、私は自由帳に投稿する記事を書かなければいけない。つい先日新人賞を頂いたから、その景品のクオカードが届いたらうまい棒3本までは奢るから、どうか許してくれ。
プライベートな時間を一切使わずに自由帳の記事を書き上げるという歪な謎ルールが私を仕事から遠ざける。
全くもって何で俺はこんな謎ルールを作っちまったっていうんだ。
これじゃあ仕事が出来ないじゃないか。
ただ、ルールである以上それは守らなければならない。
記事の作成はスマホで行う。自身の日常の事でも書こうか。テーマが決まれば筆も進む。
スマホを弄っている私には脇目も振らず、ガンジーは仕事に没頭している。私を含めた三人は人として認識されていないことだろう。
記事作成に熱が入ってきたところで、電話が鳴った。上司が瞬間目を開けては閉じる。貴様が電話を取らない事は初めから分かっている。チャット職人の構築している世界には電話というものは存在しない。
ガンジーの負担軽減のため、電話は私が取るのが慣例になっていた。
先方からだ。とんだ邪魔が入った。今後はテレパシーで要件を伝えろと申し送りをして記事作成に戻る。
そうこうしている間に昼休憩になり、時間を分散して各々が食事に向かう。食事を済ませた後は『出会って4秒で合体』の続きを観て時間を潰す。
午後の始業は休憩と仕事の狭間が不明の状態からスタートする。上司はお昼寝中。チャット職人はスマホに夢中。ガンジーはタイピング。どこかで見た光景。私はタイムリープの能力でも身に付けたのだろうか。
午後の間に記事作成を完了。そうなると時間が余るもんだから休日に行くパチンコ店の精査に取りかかる。
それでも時間が余っちゃうもんだから、株式投資がらみの電子書籍を読んで18時を静かに待つ。
退勤時間が近づくにつれ、皆一様に生気を取り戻し、事務処理を終えたガンジーも含めてワチャワチャ雑談をしたりして、時間をやり過ごす。
18時ピタリに雲の子を散らすかのごとく、各々は散る。その内の一人はパチンコ屋さんに散る。
既に希少になりつつある激甘台、いろはに愛姫打てんかな〜とお店に向かうも、例外なく専業と思われる人が打っているため座れず。
代わりに低貸をちょろっと打っては家路につく。
スロットのある日常。決して周りに胸張ってスロ打ってますなんてよう言えんけど、ほのぼのした日常の中にちょっとした刺激を与えてくれる。刺激が強すぎて、破滅へ真っしぐらなんてのはダメだけど、適度なバランスで楽しむ分には世間にも趣味の一つとして許容されればいいなーなんて思う今日この頃。
アニメの見過ぎで脳が焼かれてしまったか。皆様には世界線とか平気で言っちゃう大人にはならないでほしい。
スロットのない日常〜β世界線〜、本来こっちを当記事の対比としてメインで書くつもりでいたが、30過ぎの独り身のおじさんが一体何をやっているのかとふと我に返ったことにより無事お蔵入りが決定。
早いこと伴侶を見つけないと、人として大事な何かを失いそうだ。
大事なことだから重ねて云うが、世界線とか平気で言っちゃう大人になってはいけない。
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ただの普通の人さんの
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このコラムへのコメント(4 件)
はじめまして。コメントありがとうございます。
無常っていえばいいんですかね、そういうのを感じるお年頃になっちゃいました。
スロットがなかったら人生どんな感じやったんやろ?ってのが出発点だったんですが、世界線とか書いてる俺ヤバイなって気付いたんでそっちの記事を投稿することはないと思いますw
はじめまして、コメントありがとうございます。
自由帳の記事を読むことはもはや日常の一部に組み込まれておりまする。
0が過去で1が未来・今はどこにもないんですね。わかります。
自分もよく意味なくエクセルに数字打ち込んだり。特に意味もない文字打ち込んだりしてるんで、ものすごい共感しましたw
機会があればスロットのない世界戦の話も書いてほしいです。ぜひ見てみたいw
健闘を祈る……エル・プサイ・コングルゥ。
素晴らしい!ありがとうございます。m(_ _)m