- パチセブントップ
- コミュニティ
- パチ7自由帳トップ|ブログコミュニティ
- コラム(ブログ)詳細
元専業・現業界人B氏と語る業界の今後
元専業・現業界人B氏と語る業界の今後
-
raraさん
ツイッター→ https://mobile.twitter.com/saiplabo - 投稿日:2019/12/08 22:22
パチ業界は今後衰退していく---
ここ数年、ずーっと言われ続けているし、実際そうなんだろうと体感さえ出来てしまう昨今である。
だけど、僕はパチ業界人でもなんでもない。
ごくごく一般的なブラック企業に務める人間だ。だから、今後業界がどう転ぼうと痛くも痒くもない。
斜陽だ斜陽だ、先行き暗い。と言うけれど、僕個人の人生から見れば…衰退してくれたほうが、寧ろ財布は潤うだろう。負けてんだから。
だけど、僕はベース規制がどうとか、禁煙がどうとか、業界の揺れ動きが気になって仕方がない。なんだかんだ言ってもパチが好きだからだ。趣味がなくなるのは困る。
ついでにいうと、業界の裏話とか、専業が語るとか、そういうコンテンツもわりかし好きだ。趣味だからだ。
…ということで、今回は「元専業」で、今は「業界人」として働いている知人、B氏にインタビューをすることにした。
ーーー本日はこのような面倒事を引き受けていただきありがとうございます。ぶっちゃけって言うと質問内容とか全く固まっていないので、探り探り行こうかなと。と言うことで、まずはパチンコ・パチスロを始めた切っ掛け・時期を教えて下さい。
B氏「言ってはいけない年齢のときには行っていましたねえ。まあ、その…高校生の時にですね。」
ーーーめちゃくちゃ言っちゃってるじゃないですか。
B氏「時効なのでセーフです。当時のバイトの先輩方がゴリゴリの依存症の方ばっかりで...彼らに教わった、ゲームセンターやダーツの待合所にあるスロットが切っ掛けでしたね。
当時どこに行ってもあって、先輩方も大好きだった北斗を打たされてました。それが興味を持つ最初の切っ掛け。
パチンコの方はその時は全くと行っていいほど興味がなくて、スロットよりは簡単なのかなあぐらいの印象だった。目押しとかないしね。
だからこそ、一人で望んだ初めての実践で打ったのはパチンコの方でした。一人でも出来るだろうと思ったから。
それで、使ったのは500円だったんだけど...埼玉だったから、ボールペンかな。高価なボールペンを頂きました。
でまあ、凄いな。パチンコって凄いなとなってしまった。だけど、高校生の時はその一回だけかな。
本格的にデビューしたのは大学の時、初めて打ったのはやっぱりスロ北斗の拳で、それが13~4年前かな。もう古参ですよ、古参。」
ーーーかつては北斗世代なんて単語もありましたが、今となっては本当に古参の領域ですよね。激動の時代を体感してきた。
B氏「ちょうど業界の衰退を全部通ってきてますね、一番人がいた時にスタートして今に至ってますから。」
ーーーまあ...いっちゃなんですけど、衰退してますよね。
B氏「うーん…してますね(笑)」
ーーー今日はそんな今だからこそ色々と伺っていきたいと思います。
まず、専業をどうしてお辞めになったんでしたっけ
B氏「もとから専業にこだわっていなかったので。パチンコを以上に興味がある仕事があればそっちで良かったんだけど、特に無かったので続けていました。」
ーーーBさんがジグマ的に通っていたお店って家から近かったと思いますけど、そういっためぐり合わせ的な面も大きいんでしょうか?
Bさん「うーん...今、規制で厳しいとか今食ってけねえよって声が多いんですけど、僕はそうは思わないんですよね。今でも、全然やっていけると思っている。
たまたま近くに喰える店があったのはラッキーで…そこが無かったとしても今通っている店だったりを見つけて続けていたと思います。」
ーーーということは今は遠くに通っている?
B氏「電車で20分ですかね、中々めんどう臭いです。
今時珍しい低交換の店で、38球交換、スロットは7.6枚交換」
ーーーうわあ、絶対リゼロとか新しい北斗打ちたくない(笑)
初期投資重ねたら終わりじゃないですか
B氏「まあ、何にせよ近くに良い店があったのは単なるラッキーで、仕事をしなかった理由ではないですね。とにかく興味の持てるものがなかった。
業界に入った切っ掛けは、とあるパチプロの方と飲んでいた時に、依存症問題について興味があると話したらセミナーに連れて行って貰った。その時に紹介してもらった縁です。」
ーーー依存症問題...!これも避けては通る事が出来ない話題ですよね。後ほど詳しくお聞かせいただきたいです。
B氏「ところでこんな真面目な話でいいんですか?」
ーーーいいんです。
さて、それではまた話題を戻しまして...業界に入り、目線が大きく変わった事で驚いたことってありますか?
B氏「想定内ではあったんですけど、やっぱりそうだったんだ...ってのが、内部の人たちのパチンコ・パチスロへの知識がとにかく薄いこと。
例えば、「確変機」と「ST機」の違いすらわかってなかったりする。
後はV確変機や一種二種における入賞出来るかどうかの重要さだったりも理解してない。
まあ、専業時代に店員さんと話していたときから感じてはいたんですけどね、入ってみて、やっぱりか...と。
ちょっと皆さん、難しいものと考えすぎで、最初から理解をしようとしてないのかなと思います。
各データを数字化しなきゃいけない以上、一見複雑なので仕方のないことなんですけどね...」
ーーー正直、全く興味なさそうな店員さんも多いですもんね…
B氏「あとは、ホルコンってあるじゃないですか。」
ーーーパチンコ業界八年連続流行語大賞のホルコンですか。
B氏「そう(笑)で、ホルコンのデータって最近だとTwitterとかで開示されている事も多いんですが...専業の時代に自分が重視していたデータってホルコンに上がってこないんものなんですよね。通常時1時間あたりの回転数だったり、もっと重要な事があるのになって思う。そういった部分も理解した上で調整出来るのが理想なので。」
ーーー普通にありそうなデータだけど、無いのは意外ですね…
ところで、ホルコンってどのようなデータが累積していくんですか...?
B氏「いやもう本当に台のデータですよ。そのまま。
何玉打ち込んで、何玉返されてるってそういうデータ。」
ーーー時速とか、そういう細かいものが出てくる訳でもないんですかね。
B氏「おおまかに言うと、Twitterのじしょうあ業界人が上げているデータがそのまま出てくると思っておけば大丈夫でしょう。
正直言って、ホルコンを見て今後の調整に活かすなんてことはあまりなくて...
異常値が出てこないかのチェックがメインの役割です。
例えば、ベース値がおかしい数字になっていたとして...ゴトだったり、技術介入であったりの原因を特定しなきゃいけない。
...あとは単純なカウンターの配線ミスで異常な数字が出るのを見つけるとか。そういうのがメイン用途です(笑)」
ーーー技術介入ですか...やっぱり、増やしすぎはご法度ですか。
キューティーハニーで捻っちゃダメですか。チアチアパーティをチアチアしちゃあダメなんですか。実際止めに行くことってあるんですか?
B氏「これはもう隠す必要ないと思うんで言っちゃいますけど、実際ありますし、やりますね。
某新宿界隈のお店なんかは北斗無双で20球増やしただけで飛んできますよ。」
ーーーダルっ!あんな増やすの難しい台でほんのり増えたからってそれですか。中々ダルいっすね。
B氏「もうすぐにエラー吐いちゃうっていう(笑)
まあ止める理由は店によってそれぞれだと思います。単純にプロが嫌いってお店もあるし、見せしめというか、牽制でやっている所もある。例えば、無双なんかは大した事ないですけど…それこそ、キューティーハニーとかとんでもなく増えちゃいますからね。役物の眼力も凄いし。
わかりやすく無双で見せしめしとく事でキューティーハニーを牽制するんですよ。」
ーーーうーん、ホルコンの用途って流行語大賞に押し上げている人々が思っているのと大きく違うんですねえ。遠隔信者じゃないから知ってたけど。それにしてもキューティーハニーの役物の眼力は凄い。
B氏「というか、ホルコンがそういった用途に本当に使えるんだったら僕らの閉店後残業は無くなりますよ。釘調整も設定変更も一切しなくていいんだから。
さらに言えば…専業としての僕は存在すら出来てないですからね、ベタ過ぎる回答だけど。」
ーーーそういえば、遠隔遠隔!と騒ぎ”立てる”人の声ばかり大きくて遠隔遠隔と騒ぎ”立てられてる”人々の声ってあんまり聞かない気がします。
実際、面と向かって言われる物なんですかね?
B氏「ああもう何回もありますよ!本気で信じ切っている人とぶつかったのは数回ですけど。
『おかしいだろ!どの台も当たってねーじゃねえか!』
って発狂されるのは日常茶飯事。そしてその真後ろで音量大きめのシンフォギアが当たっているという。」
ーーーあのピロロピロロピロロピロロピーが耳に入らないとか突発性難聴かな?
B氏「あとは自称私詳しいですよ系。」
ーーーあー、いそうですね。無限に湧きそう。
B氏「俺昔店員やってたから知ってるんだけどさ、あるだろ?店長ボタン。押してくれよ...って(笑)
そういう方も無数にいます。マジで無限に湧きます。」
ーーーやっぱ声を受け取っている側は大変そうですね...
B氏「ずっと昔、神奈川のお店で本当にやってたお店があったみたいで、それが摘発されてニュースになっちゃったんですよ。そしてその時のソースが未だに拡散されつづけて、信じる根拠になっちゃってる。
その上、やってないって証明は不可能ですからね…
ただ一つ付け加えるなら、遠隔するんだったら当てる方に使いますよ。コレはもう間違いなくどこのお店もそうすると答えると思います。
実際、ネットで良く発狂してる人って所謂個人遠隔を疑ってるじゃないですか。俺を標的にしているんだ!っていう。
でも、個人遠隔でミドル帯のパチンコを1700回とか嵌めたとしても十万円も使わないんですよ。個人からしたら大変な金額ですけども、お店からするとそうじゃない。
ちょっと稼働良いお店で低貸しが無ければ、300台前後の規模で売上1000万超える日がありますからね。あ、もちろん利益じゃないですよ。
で、その規模でやってて数万円の為に摘発のリスク追って、しかも特定の個人を相手に集中してやるなんて...まあ、真っ当に考えればありえないですよね。」
ーーーうーん、なんか今日めっちゃ正論言いますね。
B氏「業界人っぽいでしょう。」
ーーー超業界人っぽいです。超。
ところで、巷に蠢く遠隔論ってある意味"オカルト攻略法"と同じ部類だと思うんです。終わってしまった結果に対してどうにか理由を見つけたい、決して自分が不運/幸運だったのではなく、その理由にすがりたいって病。
で、この病に掛かってる人って業界人にも多くいるってのを聞くんですよね。特に業歴長い方が。どうなんですか?
B氏「普通にいますよ、全然いる。」
ーーーうわあいますか...吹いた設定1をもういっかい設定1に打ち直したりするんですか、やっぱり。
B氏「いや、もっと根深いですね。『この台はハマった後吹くよねえ』とかめっちゃ真顔で言ってきますから彼ら。」
ーーー想定以上に根深そうなエピソードが出てきた...!
B氏「この話は根深すぎるんで一旦置いておきましょう。
他に理解していないと言えば、お店の方はパチプロがどのぐらいの台を求めているのか、もといどのぐらいの釘だとプロが寄ってきてしまうのか...っていうラインも理解してないですね。ここを理解した上で調整しているお店は殆ど無いと思います。」
ーーーほう...ちなみにGさんの目標は?
B氏「時給で言うと最低でも2000円ですね。逆に言うとそれ以内の釘を大量に配置する...とかのやり口であれば一般客や常連に還元出来ますよ。まあそれをやっている店を見た事はあんまりないですがw」
なるほど...!ちなみに、Bさんが今行ってる38球のお店だと回転数的にどれぐらいなんですかね。
B氏「どこにでもある台で例えると...海アグネス(99)で31~32ぐらいほしいですね。アタッカーやらスルーやらが優遇されていた上でこのぐらいは欲しいところです。」
ーーーなんかすごい数字。普通の交換率じゃあなかなか聞かない回転数になってる。
B氏「一昔前と比べてスペックが落ちている分、低交換店で求められる回転数は更に上がりましたねえ。古い台で言うと、桜MAXなんかは27ぐらいで時給2500円越えてましたし。」
ーーーおお凄い。やっぱ海は早いですもんねえ。
そういえば...通常時のスピードって、お店側は意識しているんですかね?
我々打ち手としては「海は早い」とか「冬ソナは遅い」とか「スパロボはそういった枠の外にいる台」とか色々考えるじゃあないですか。その辺りも考慮した上で調整するもんなんでしょうか。
B氏「ああ、これはもう完全にお店次第...もとい、調整を担当している一個人次第ですね。少なくとも、業界の常識として定着してるなんて事は全く無いです。意識してない所は全く考慮しないで打ってます。だって自分、萌えキサイトの千円65回打った事ありますもん。あんな爆速マシーンでそんな調整したら、ねえ。」
ーーー65回は速度関係なく調整ミスな気もしますが(笑)
B氏「実際萌えキはミスかもしれませんが、調整する側の常識であって然るべきだと思うんですけどね、早さって。
そもそも期待値理論ってのを分かっているようで分かってない気がするんですよ。
期待値2万円とか時給がどうのこうのとか言っておりますけども、座ってるだけでその期待値が発生するのかっていうと当然違う。期待値は通常時を回している時にあるんですから。
極論言ってしまいますと、朝イチで当たってその後ずっと右打ちだったとすれば、どんなに回ろうが関係ありませんから。そこんところを理解していないと感じます。
業界人アカウントが「球上がり」がーとか、「粗利」がーとか言ってるのを見たことあると思うんですけど、本来それを取るべきは通常時ですからね。言うまでも無く。
電サポ中も含めてひとっくくりで考えるから右の調整がおかしいことになってるんですよ。右のクソ調整がどれだけ遊戯者にストレスを与えて、その店で遊戯しない理由になるかってのを考えていない。
例えば、トータルで一回転当たり5円利益が出る釘調整にしていたとしましょうか。通常時を千回しか回せない台なら5000円、三千回回せる台なら15000円になる訳ですから...本来なら、その差を考慮して調整するべき。
同じ利益を取る場合、遅い台の調整は当然露骨に厳しい事になりますし、それは出す時も同じ事です。早い台は利益を積むにも上品な調整で済むし、結果的に無理してまで電サポで削る必要性も薄れてくるんですよ。
海の扱いが良いのは単にメイン機種だからというだけじゃなく、扱いが良くてもしっかりと利益を取れるからなんです。やっぱり海、なんだよなぁ...
と言うと、やっぱりホール側理解した上で調整してるじゃんって思うかもしれませんが、あくまでも海に限っての話なんでね。海を理解してないのはあまりにもヤバいんでね。本来であればバラエティの機種含めて理解した上で最終的な調整を決めるべきです。」
ーーーうーん、人類は最終的に母なる海へと還っていくんですね...ある程度の結論が出たところで、そろそろ話題を大きく展開させていこうと思います。
もういきなり確信に迫る話題なのですが...改めてはっきり言いますけど、パチ業界って斜陽業界じゃないですか。超傾いてる。
しかもこの先もっと厳しくなる事が確定している。そんな状況で生き残るには何が必要でしょうか?
B氏「現在の状況って全員に否があって、ホールやメーカーは勿論のこと、ユーザーにも問題が有ると思ってます。そんな現状で必要なのが、自分たちが触れているものに大して理解度を深める事。ホールで言えば台。台の仕組みであったり、どういう特性であるかをしっかりと把握して、それに合った遊ばせ方をする事。
メーカーで言えば、独自性を持った、「ウリ」をしっかりとした台。そして値段に見合った仕事をしてくれる台を作るということ。真面目な話、店舗側は3年働いてくれる台であれば100万は余裕で出していいと考えていますよ。」
ーーー最近の台でいうと星矢海皇なんかは間違いなく定価100万円でも問題無い台でしたもんね。
一方我らが岡崎産業様2年ぶりの新台であらせられるワンダフルジャックに定価40万円の価値があったかというと...ねえ...?
B氏「唐突な岡崎disはやめるんだ!
それと、メーカーの人間ももっとホールに文句言っていいと思うんです。現状、一方的にホールから文句を言われる立場なんで。」
ーーーまあ顧客と商売人の関係ですもんねえ。
B氏「そうなんですけど、商品にも使い方ってのがありますからね。導入直後に悪魔的な調整にして客がぶっ飛んだとして、全部メーカー側の責任なのかって話ですよ。
ちゃんと扱わないんだったら売らないぐらいの姿勢をとってみてほしいです。それじゃあ商売が成り立たないってのは分かるんですけど…このままじゃ、商売する場すら無くなっちゃいますから。
今、どのホールも欲しがる大型版権の機械が出たとして...台数を多く回す基準って機歴なんですけども、どれだけ前進機種を大切に扱っていたかっていうのを基準の一部にするってのもありなんじゃないかなと。
わかりやすくベルコで例えると、「アンタの店はデコラッシュを千円20回しか回さなかったから、超デコはあっちのお店に10台回させて貰うわ」みたいな。
ーーーベルコで例えるのは寧ろわかりにくくなっているので辞めてください。極端にキツイ調整をするなって話に等価ボーダー29のデコラッシュ持ってきたせいでめちゃくちゃややこしくなってるじゃねえですか。普通20回回ったらそう悪くない扱いなのに。というか超デコを10台も入れる店は潰れますよ。
B氏「まあまあ、デコラッシュちゃんと扱えてるって事は超デコちゃんと扱える店だから。」
ーーー超デコをまともな調整してる店なんて見たことあらずなんですが...でも、超デコをまともに調整できてるかって店側のスペック理解度チェックに使えそうですね。アレ他の台の感覚でやると粗利エグい事になっちゃいますから。死人が出ますから。ガバ空きぐらいでやっと他の台の標準値ってなエグ味がありますもの。
B氏「でしょ?まあ、ベルコはどうでもいいとして...」
ーーーどうでもいいんですか。
B氏「結局、カツ丼事件でホールの台への理解度が低い事が確定したと思うんですよね。あんなもん完全にホールが悪いですよ。
本来、ああいうアナログ台なんてしっかりと試打した上で納得して導入するべきだし、導入後の調整もシビアすぎるぐらいには検証するべきなんです。そこんところが雑だからああいう事件になって、補償問題とかに発展してしまう。」
ーーー補償つって出てきたのがよりにもよってセクシーボウルだった所為で笑い話みたいになってましたけど、冷静に考えてみるととんでもねえ話ではありますね、アレ。
B氏「最近でいうと、慶次の漆黒なんかアタッカーがゆるゆるだから実際のボーダーは18ぐらい。真面目にやれば16ぐらいまで下げれちゃう。
それを理解した上で買って、扱いきれるんなら良いんですけどね。本来試打で見るべきポイントってそういう出玉に関わる部分なんですよ。カツ丼もそう、納得した上で購入してるんだから自己責任。抱き合わせで仕方が無く...っていう例もあるでしょうが、豊丸の台で抱き合わせとか、無いから。」
ーーー真顔で毒を吐かないでください。豊丸信者なんで怒りますよ僕。要はホールは被害者面すんなって事ですよね。
B氏「そうです。メーカー側が本当に悪いのはカイジ4ぐらいじゃないですか」
ーーーああ、アレは...なんつーか、普通に訴訟案件でしたもんね。普通に詐欺。真っ直ぐに詐欺。デモ基盤で大当たり確率いじるのは良いけど、アタッカーやら電チューみたいな機械的な部分の動きが違うとかアカンですよね、どう考えても。
B氏「ええ、どう考えてもアカンです。その上あの台えっらい台数多かったですからね。挙げ句に補填で飛び出てきたのはHOTDの甘だのダークローズでしたからね。ちょっと人の命が動くレヴェルのやらかしです。」
ーーー人命…あっ…人の命は儚いナァ...
B氏「ただ、本当にそれぐらいです。ホールが文句が言えるのは。
例えば、AKB初代や薔薇のV外しで聞いてないよって文句を言うのは筋違いなんですよ。試打する時真っ先に調べるべき部分であって、承知した上で購入し、承知した上で調整するべきなんです。後出しでキレるのは本当にお門違い。
そもそも全部試打なんかしてないよってお店もあるかもしれませんが、一台数十万円するものを試しもせずに買ってるんならそれは異常な事ですよ。車を試乗せずに買うんか?って話です。超絶金持ちならそれでも問題無いかもしれないですけど、今や斜陽なんだからシビアに行って当然でしょう。
そして最後にユーザー。
みんな『つまんなくなった』とか『オワコンだ』とか言うじゃないですか。」
ーーーめっちゃ言ってますね。口癖レベルで言ってるの見ますね。
B氏「さっきの話じゃないけど、被害者面してる面はあると思うんです。ユーザーがどうしようもない状況を許容してる限り変わりませんから。"勝てない""面白くない"と感じるようなお店には本来行くべきじゃないんです。行くからそんな店のまんまなんだよ。
行かないで危機感を持たせないと、ホール側は本当に分かってないですから。薄利多売に舵きって稼働を上げていかないと先細りは見えてるのに、今いる人達の客単価を上げちゃおうって普通に考えるんで。で、大抵の場合本当に客単価上がってその場しのぎで満足&延命決めちゃいますから。
その現状を打破するためには、もう行かない・打たない権利を行使するしかないんです。それでその店が潰れてしまうならばそれまでの事。
あとは...ホールのバランスを崩しているのは軍団ですね。普通の人が打ったらとんとんぐらいの台を技術介入と数の暴力で無理やり出しちゃいますから...そうなると、一般の人が普通に勝てる調整なんておける訳が無くなっちゃう。というか、置いたところでそいつらが打ちますからね。
一番わかり易いのが某巨大軍団のエ○セル。会長が堂々と漆黒の18とか19打ってますから。今はそれで良いかもしんないけど、最終的に向かうところは破滅だよと言いたい。」
ーーーうーん、こうしてまとめていただくと全てが終わりに向かっているような現状ですね、考えるとしんどくなってきたんだぜ!
しんどくなってきたのでちょっと指向を変えた質問を。禁煙になって客足に影響はあると思いますか?
B氏「なるほど、まずホールにおける喫煙者の割合ってどんなものだと思いますか?」
ーーーうーん、めちゃくちゃ多い様に感じるんですけど、非喫煙者と比べて目立つ分多く感じちゃうってのは有ると思うんですよね。35%!
B氏「割りかし良い線ついてきますね、43%です。コレを高いと見るか低いと見るか。
過半数に近いんでその時点でものすごく多い割合なんですが、はっきり行って喫煙者の方のほうが圧倒的に長く滞在されるんですよ。単純な人数が43%でも、客滞率は過半数余裕で超えてます。」
ーーーそうなるとやっぱり影響はデカそうですね...
B氏「パチンコよりも依存力高いですからね、タバコ。
喫煙所は一応作られる訳ですが、喫煙所の客滞率が上がってホールの客滞率が下がってしまうだけかなと。場合によっちゃあ喫煙所行くためだけの休憩もあるかもしれないし、それをしたくない人は来なくなるかもしれません。どちらにしても見過ごせない打撃になることは間違いないです。
ただ、超、超ポジティヴに考えるのなら、新規参入は増えるかもしれません。今の若人へ取ったアンケート曰く、パチンコ店のイメージって悪臭と騒音なので。そのうち片方が改善されるんだから、勇気を持ってシンフォギアでブヒブヒ言いに来てくれるやもしれない。」
ーーー今の若人への偏見が凄い。でもまあ今の若人がタバコ吸わないってのはガチですからね、僕もそうですけど、タバコそのものへのイメージの変化だったり、単純に金が無かったりでそもそも吸ったことが無いって奴が多い。
そんな温室育ちがシンフォギアでブヒブヒする為に勇気を出してパチ屋に訪れたというのに、現実は隣のおっさんのヤニでゴホゴホですからね。二度と行かんと考えてしまうのもやんぬるかな。
B氏「そうなんですよ、もう禁煙になることが決まってしまった以上、なんとかポジティヴに捉えて新規を増やす方向に向かわないといけない。
後は...雇用に関しても改善されるかもしれません。かなり人手不足な業界ですけども、職場に選ばれない理由もまた騒音と悪臭なんですよ。そこは改善出来るかもしれません。
そうだ、人手不足と言えばお使いサービスはなくしちゃって良いと僕は考えてます。はっきり言って過剰サービスですよあんなん。だってお使いサービスあるかどうかで行くこと決めますか?」
ーーー決めないっすねえ、無くても全然問題ないです。僕は。
B氏「そうなんですよ。お使いサービスは店を選ぶ理由にならないんです。
別に、店員が常に溢れているんなら良いんですけど...例えば、ダンバインで当たったのに球が飛ばないとしましょう。短い猶予の間になんとか店員に来て欲しい。
そんなタイミングで数少ない店員がおーいお茶ダッシュで運んでたらどう思うかって話です。本来店員ってのは機械対応を始めとした業務をするべき存在なのに、過剰サービスによって本分を全うできない事がある。それで補填がどうのこうのなったら、面倒なんてレベルじゃないんで。
パーソナルという素敵な文化もありますけど、その結果余った人員を接客サービスに向けているのがズレていると感じますね。僕は接客向上は逃げだと思っています。
第一、本当に一流の接客なんて出来てませんから。所詮パチ屋レベルであって、一流を名乗るのが恥ずかしいレベルです。接客のみで客を呼びたいならもっとレベルを上げなきゃいけない。だけどそのレベルをお客さんは...」
ーーー求めてない。ですね。クッソ回らない台で当たり前の様に負けた後、「接客が良かったから全然良かったわぁ~明日も来よっ☆」って思える人間はどこかが壊れていますよ。
B氏「そうなんですよ。全然そこは求められてない。結局人呼ぶには出玉なんですよ。
コレは全ての事に言えることなんですけど、保守的な部分が多すぎる。接客に関しても、そこの人件費を落として出玉に還元してみるってのをやらないでしょ?」
ーーーやらないですねえ…
ところで、低貸しこそ依存症の根源であるという意見もありますがどうお考えでしょうか?
B氏「僕はその理論に大賛成ですね。15年間衰退していくのを見ていた上で、大きなターニングポイントになったのがまず等価化。そして機種のスペックが甘すぎるということ。ちょっとひねればボーダー13とかいう時代の訪れ。
そしてもう一つ、最大の要因なのが、5スロと1パチです。
自分が初めて5スロを打ったのが12~3年前で2006~2007年の辺りで…」
ーーーエヴァまごとかの辺りですね
B氏「そうそう。その頃は滅多に低貸しが無かったです。ホントに千円札入れたら200枚出るんだ!ってのが驚きでした。
で、低貸しの元々の存在意義って稼働の底上げなんですよ。動かないぐらいなら低貸しの方がマシって存在。
なので、昔は低貸しの方が勝てたんですよ。釘も設定も良かった。7~8年前なんてガリぞうさんが1パチで日当稼ぐ漫画を書いてましたから。
ーーーあぁ~。つまり、店側も低貸しなんて出玉アピールとしか考えて無くて赤字前提の場所だったんですね。
B氏「そうなんですよ。一部の店舗はそれが成功したんですけどね。いつの間にか低貸しの存在意義というかポジションが変わってきて...
そもそも、「4倍遊べる!」ってキャッチコピーが間違ってるというか、終わってるんですよ!四円の方が4倍勝てると思わせなきゃ一生客は増えないんです。遊べるって事は堂々と負ける前提じゃん!実際負けさせなきゃ経営は出来ないけれど!
自分が低貸し打つときはよっぽど暇なときですよ、後は討鬼伝とか意味不明な台を敢えて打つ時ぐらい。」
ーーーまあ討鬼伝は2スロが順当感ありますね。アレ、平打ちだと勝ち目ありませんから。
B氏「で、ちょいパチってあったじゃないですか。本来低貸しの民を4円に戻す為の試みだったんですけど上手く行かなかった。それがなんでかって言うと、まだ低貸しが残ってるからなんです。現状じゃどんなスペックを出したって人は戻りません。
後は民度の問題ですよね。僕なんかは育ちが良いので分かるんですが(真顔)、金額をじゃぶじゃぶ使う人の金銭意識が本当に狂っているのかって話です。
それが出来ている時点である程度金をタメられている=真っ当な意識を持っている人間なんです。借金してまで打ってる人は除きますよ?
だけど、1パチは悪い意味でギャンブルしてないから、一見金銭感覚がまともに見えてとんでもない勝負をしている事に皆気づかないんですよ。僕は一回低貸しを廃止するしか無いと思っています。」
ーーー低貸しが業界の利潤規模を大きく下げた事によってしわ寄せが行くのが調整ですもんね。単純に還元が悪くなるしクソ釘クソ設定で本当の面白さを体感できるわけもなし。まあ僕は低貸し割と打ってるんですけど。それも負ける前提で。
B氏「それが危ないんですよ。1パチだからってのを言い訳に250発で13~15回でもなんとなく打っちゃう人種多いじゃないですか。千円50回ぐらいの。」
ーーー僕かな?
B氏「言っとくけど、4円の18とかのほうが負けませんからね。回転単価は。脳内でトータル確率がすぐ出せる海物語3Rを例に出すと…」
ーーー海3Rなら出せるんですか。
B氏「7.16!」
ーーーうわっ早い。
B氏「で、海3Rが低貸し250球13回...千円49回前後だったとして、一回転辺りの期待値はマイナス5.8円になります。で、4円28球交換の店で全然見つかる千円18回程度の台は回転単価マイナス4.2円になるんですよ。」
ーーー4倍遊べる筈なのに負け額が逆転してる...!
B氏「そう。実は低貸しって、気軽に、適当に打ってると真面目に4円打つより全然負けられるんですよ。しっかり店に利益が出る調整になってるんです。今は。
依存症対策として笑顔で低貸しをオススメするなんて舐めた話もありますけど、こっちからしたらちゃんチャラおかしいわって話。」
ーーー○○○○かな?
B氏「別に名指ししたわけじゃ...いや、そこのことでもあるか。
勿論、引き弱で手ひどく負けた時の額は4円の方が大きいですよ?そこは間違っちゃいません。でも。その逆に引き強で勝つ事も有るわけで、トータルとしてはそこそこの釘した4円の方がマシになっているんです。そんなもんなんですよ。低貸しなんて。」
ーーーうーん、こうして計算して現実魅せられるとビビりますね...まさに負ける前提で低貸し打ってる依存症まっしぐらの僕ですけど、コレ聞くとちょっと意識変わるなあ...
でも、今更根付ききった低貸し文化をなくす事なんか非現実的だと思うんですよ。まだ非等価化の方が可能性高く無い?っておもうんですが...
B氏「いや、低貸し無くすほうがまだ可能性ありますよ。地域差やら組合やらのしがらみはありませんし。
いっそのこと、依存症対策にはカジノみたいに入場料を取ったりするのも有りかもしれません。ある程度金額に余裕を持っている人間じゃないと入れないようにするとか。客数は減るだろうけど、そもそも客数減らしたいんだろうしお上的には都合の良い政策だと思うんだけどな。」
ーーー依存症の定義も人それぞれですもんね。月収100万の人が毎月5万円負けていたとして、中々依存症扱いはされないと思う。
B氏「お国が本当に依存症対策をしたいのであれば、もっともっとヌルい遊技機にするしかないんですよ。いっそのこと1/319さえ廃止させて1/199以下にするとか。その流れで1/399を廃止した訳ですけど、ご存知の通り1/319でもクソ荒いですから。
もっともっと緩い台ばかりにした上で、釘問題を厳密に管理するとか...
そういうマイルドな方向に行かすべき筈なんですが、そんな状況でパチンコの羽根物や普通機、パチスロのノーマルタイプを作りにくくした今回の規制は意味不明もいいところですよ。
僕が警察庁の生活安全課の課長だったとしたら、各ホールに普通機の設置を義務付けたりしますけどね。」
ーーーというか生活安全課が管轄してたんですね。警察への文句は簡単に出てくるけど細かいところは知らなかったなぁ…
B氏「で、また低交換の話に戻りますけど、この前Twitterで某並ばせ屋が言ってたんですよ。低交換は換金ギャップを恐れて低設定の見切りを早く付けられがちで結果的に稼働が伸びないと。下の稼働が伸びないと結局高設定が使えないので、低交換のメリットがなくなってしまう。」
ーーー正論。正論だけど某付けた意味あります?
B氏「ただ、コレってパチスロの人の意見なんですよね。パチンコの場合は持ち玉比率が上がりますし、お金の減りが体感で変わってくるレベルで調整に差をつけられる。結局回るほうが楽しいに決まってるんだから、回らせる事が出来るルールにすりゃいいんですよ。今僕が言ってる店だと23~24だと勝負できないラインなんですが、それがゴロゴロありますからね。」
ーーー正直、話聞いててめっちゃ楽しそうですもんねえ。
B氏「今日も色んな25回級を捨てましたよ。足りないので(笑)
後は、当然の事ですが前の店でやってた時と比べて負け方がマイルドになってます。この間1600ハマったけど5万円ちょっとしか使って無かったし。」
ーーーうーん、でも低交換で5万も使ったら取り返すのが厳しくないですか...?
B氏「いや、そもそも等価だと同じハマりで9万とか使っちゃってますからね。取り返すのが困難なのは同じですよ。」
ーーー確かに…!それに、一回持ち玉作った後も釘は逃げませんもんね。一回で取り戻そうとしてしまう思考から直して行かないとなあ。
B氏「そう、そうなんですよ。まず思考から叩き直さなきゃいけない。ユーザーも長く続く現状に慣れきっていますけど、本来パチンコってのは回るのが普通なんですよ。25とか、30とか、それぐらい回るのが普通であるべきだし、そうじゃなければ面白くないんです。今の価値観を壊さない限り、現状は変わらないし遊技人口は増えないです。」
ーーーレートが高かろうと、千円で10回とかだと次の千円を入れようという気にはならないですもんね…
初めてのパチンコでそんな仕打ちを受けたとして、面白いとは感じられないと思いますし。
B氏「なんというか、5号機の歴史と同じ事がパチンコでも起きたんですよね。
5号機初期で思いっきり高ベースにしていたのが、気がつくと爆裂AT機ばかりになっていた。当然、瞬間的な出玉は大きく上がりましたけど…しわ寄せが通常だったり、ベースだったりに来てしまった。
今日パチンコの話ばっかりでしたけど、昔はスロットメインだったんですが、それを辞めた理由がAT機の台頭でしたから。」
ーーーアレ?Bさん転生大好きじゃなかったでしたっけ。
B氏「超好きですよ!好きすぎて生活の危険を感じたので、AT機を封印しました(笑)
で、そんなパチスロと同じ事をやってたのがローボーダー激荒MAXVST時代。パチスロと違ってベースは変わってませんけど、ローボーダー化って事は回せなくなってるんですから、実質的に金を食う速度は上がってたんですよ。20も回せば日当が出るのが当たり前な時代が続いたせいで、大して回らない、面白くないパチンコってのが常識になってしまった。
しかも、AT機と同じでハイリスクハイリターンな作りをしていたから持ち玉比率も非常に低いという。この流れをせき止めたMAX規制とヘソ4個規制は、寧ろ歓迎するべきだったんです。
でも、現実には…言わずもがな不評でしたね。相応の調整にしないホールも悪いし、荒い台ばかりを求めるユーザーも悪い。
ただ…メーカーにもムリをするなと言いたい。瞬間的な出玉に拘りすぎて歪な設計になっている台が多すぎる。」
ーーー北斗7なんかカタログスペックで見るとかなり甘めな作りしてますけど、打ってて体感出来るもんじゃないですもんね、正直。
B氏「今はそれが顕著になってきてますし。最近だと地獄少女のきくりなんか歪さの塊じゃないですか。」
ーーーあー、ありゃ確かに歪でしたねえ。小当りラッシュの増え方一点の為に全てを犠牲にしてる。
B氏「今日初打ちで増えすぎてビックリしたもんよ。喰霊の感覚で舐めきってたから漏らしそうになった。」
ーーー尿…ところで、歪と言えば6号機こそ歪な状況だと思いますが、その辺りはどうお考えでしょうか。
B氏「今の所は殆ど打ってないですね。まあ5号機もノーマルとディスクアップぐらいしか打っちゃいないんですが。
5号機と同じで数年立った頃には別物になってるでしょうから、その時改めて考えればいいかな、と。」
ーーーいやぁ、お言葉ですが結構厳しいですよ。6号機で出来る事って殆ど出尽くしてる感が。
B氏「あ、そうなんですか?まあそのうち5号機みたいに規制緩和あるかもですし…どっちにしても、ノーマルが優遇されない限り大して打たないでしょうし。」
ーーーそういえば5号機も規制緩和されてましたもんね。子役優先が認められてなかった世界だと高純増作るにはエアマスター式しかなかったし。そしたら既にパチスロ終了してたかもなぁ。
B氏「あれ?もしかして今エアマスターの事バカにしました?僕の中でのパチスロ生涯最高傑作であるエアマスターを馬鹿にしました?」
---だって、定期的に32Gの無抽選区間が来るような台じゃないですか。うっすくうっすくフリーズだけは抽選してるリゼロの200Gをも上回る本当の無抽選区間が来ちゃうような台じゃないですか。
B氏「いや、いやいやいや。寧ろあの無抽選区間が良いんでしょうが。あそこで青ブロックを堂々と取得するからエアマスターは甘いんじゃないですか。」
---え?エアマスターが甘い?
B氏「甘いよ!勿論甘いよ!平成一甘い!分かってないようだからエアマスターの魅力についてじっくり教えたるわ!!!」
---勘弁してください。エアマスターの話に業界の未来はねえよ!
B氏「いいやダメだ!IGTの熱き魂を残さねばならん!まずですね、エアマスターの魅力といえばなんといってもその独自の抽選システムで、僕は隣のおばちゃんに-------
ここで、僕の記憶は途切れています。
B氏のエアマスターに対する情熱は凄まじく、当初のテーマは何処かに消え去り、IGTの話しか出来ませんでした。4時間話したうちおおよそ4割がIGTでした。さすがの猿飛。夢幻の如く。
…というのは流石に嘘です。実際にはIGT話は30分程度でした。十分長い。
実際の所、4時間ばかり話したんですけど…後半は二人して酒が入っていたこともあり、ここに書けないような話ばっかりだったのです。と言うことで泣く泣くカット。
そんな感じで尻下りに終わってしまった僕のインタビューですが、中々有意義な話が出来たように思います。
勿論、B氏の個人的な思考で業界全体が変わることはありませんが...こんなにもパチンコが好きな男が業界にいると考えると、なんだか業界の未来も明るく感じられてくるのです。完全に気のせいだけど。
そして、今回の話を頭の隅っこに入れておくと...今後も色々な事が起こるであろう、業界の行く末ウォッチが少し面白くなるかもしれません。(結局末扱い)
ですが…「面白いし、ここにしか置いてないから…」という理由で、低貸し非等価千円48回のファフナー2を打ちながらコレを書いている僕は、どんなに厳しい状況になろうとも、最後までこの業界に付き合っていこうと思っています。なんせ、趣味ですから。
おわり
10
raraさんの
共有する
このコラムへのコメント(2 件)
んー。これは4回くらいにテーマ別で分けて(自由帳でなく売り文なら2回か3回)、raraさんがどう思ったかで締める形も良かったかな。
敢えて7.6枚とか、もっとツッコミどころだったと思います。ユーザーの意識も変えられるかもしれないので。