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面白い・・・狂気の沙汰ほど面白い・・・!
面白い・・・狂気の沙汰ほど面白い・・・!
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あぶらさん
俺たち仲良し養分スロッカス。 - 投稿日:2017/05/22 23:55
夏のような暑さが俺の体を蝕む。
暑い。
とにかく暑い。
何でこんな日に俺は仕事をしているのだろうか。
家族のため?
会社のため?
自分のため?
必死に仕事をする理由を考える。
なんでもっとスカッと生きねぇのかな・・・・・・
こんな仕事さっさと終わらせて涼しいホールへ向かいたい。
一通りの仕事を終えて日報を書く。
出勤しているのは俺一人。
静かな事務所に時計の針が進む音が響く。
よし、ホールへ向かおう。
事前に連絡をしていたかっつんはすでに昼には打ち始めていた。
一方の後輩は10万を持って朝から別のホールで打っている。
神と戦う彼からの連絡が途絶えたのは昼頃。
かっつんの元へ向かうか。
ホールへ向かう途中の高揚感は未だ慣れない。
まるで子供の頃に、コロコロコミックを買いに行くときの俺を思い出す。
あの頃の俺はただただ純粋に500円玉を握り締めていた。
今の俺はただただ純粋に1万円札を握り締めていた。
大人になるってことはこういうことなんだ。
ホールに着くとかっつんは少しだけ負けているという状況。
さて、並んで何を打とうか。
候補を決め、いろいろ打ちまわった。
どれもしっくりこない。
スタドラ、忍暁、どれもピンとこない。
自分の感性を研ぎ澄ましホールを彷徨う。
まるで空腹の猛獣のような。
そしてある台に喰らいつく。
オレはこのアカギで「後の勝利」を買う・・・・・・
座った途端、俺の全身に稲妻が走ったような感覚がした。
まるで、この台が待っていたような。
俺を全身包み込むような。
言葉では表せない。
仕事の気だるさがすべてどこかにいってしまったよう。
体が軽く、浮くような感覚に。
気がつけば俺はメダルを入れてリールを回す作業に没頭していた。
お前、大丈夫かよ。
かっつんが声を掛けたのも気づかないくらいに俺はこの台に魅了されていた。
横を見るとかっつんはモグモグ風林火山を打っていた。
モグモグとアカギ。
将軍を討ち取るモグラと鷲頭を討ち取るアカギ。
面白い・・・狂気の沙汰ほど面白い・・・!
程なくして異変が訪れる。
いや、異変というか違和感というか。
異物を飲み込んだような感覚。
腹の底から這い上がってくるこの感覚。
それはすぐに台の叫び声共に姿を現した。
きたぜ。ぬるりと・・・・・・
ストックは9個。
平均は10個のこと。
クククク…なるほど2流だ。
このとき俺はまだ、違和感を感じていた。
いや。
違和感というよりデジャブに近い感覚。
確かこの感覚。
かっつんと並びで打っていたときだったような。
思い出せない。
ただひとつ言えることは間違いなくよくない状況だったような。
しばらくしてこの感覚は鮮明に思い出すことができた。
そうだ、まどマギ2でフリーズを引いたときの感覚だ。
以前かっつんと並びで打っていて引いたフリーズ。
大量獲得に胸躍らせた。
蓋を開ければ800枚で終わったという事実。
不安に駆られながらARTを消化する。
背筋が寒い。
まるで死神が鎌を構えているような。
いつでもお前を殺せるんだよと語りかけている気がする。
そして俺は死んだ。(800枚獲得で終了。)
手を離そう・・・・
生まれ落ち・・・・気がついたら・・・・
手にしていた・・・このアカギという台・・・・・
意識・・・・
手を離そう・・・もうそれからも・・・・!
今生の最後の別れは
他人に告げることでなく・・・告げられることでもなく・・・
俺が・・・俺自身に伝える・・・・最後の言葉・・・!
そうだ・・そう・・・!
フリーズ(1/65536)で800枚という事実・・・!
多分・・・俺は死んだ・・・・・・!
俺はもう・・俺自身ですらなくていいんだ・・・・・!
離れる・・・!
俺は・・俺から・・・!
風っ・・・!
なんだ・・・?この風は・・・
しかし・・・・
なんていい風なんだ・・・!
散ってゆく・・・・
アカギもまどマギ2と一緒だ・・・・・・!
あ・・・・・・
消える・・・・
消えるな・・・・!
そうか・・・これが死か・・・
よし・・・行けっ・・・!
放たれろっ・・・・・・!
飛散しろっ
俺・・・!
2
あぶらさんの
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このコラムへのコメント(4 件)
因みに後日とその後日の勝利も買えず。
今日でスロット卒業です!
豪腕スロッターになり方を教えてほしいです…
後の3巡を買ったのは浦部戦だったかなー?
勝利のコラムお待ちしとります!
豪腕スロッターになりたいっすね、ほんと。