【考察】スマスロ転スラにおける「転生目」は5種類存在し、その正体はリノのトマトだった？

はせD はせD 【回胴の探り手シリーズ】はせDの沼スロ

みなさん、こんにちは！　はせDです。

スマスロは荒い！という価値観を覆す遊びやすい機種、それが『スマスロ転生したらスライムだった件』（以下：スマスロ転スラ）です。夕方から「1回ATやりてぇなぁ…」でちょい打ちが出来る、個人的にはスマスロ界の『このすば』のような「軽い初当りATが楽しめる機種」の立ち位置になってくれる機種だと思っております。

さて、普段はノーマルタイプの話ばかりする私が、今回何故AT機であるスマスロ転スラを題材にしたか、まずはそこを説明したいと思います。

簡単に言えば、
「擬似遊技でもリプレイでもない、レア役確率がガチで変動するゲーム性を持つ！」という特性が気になっちゃったからです。

5号機以降のパチスロは通常時に小役の抽選確率を変えられませんので、レア役確率を変動させることは基本的にできないはずです。しかしそれを実現できちゃっているわけで、、ということで今回はこのレア役確率変動システムをはせD式に考察してみます。

結論から言っちゃうと、"あの機種"のシステムを応用していると思われます。あの機種を作った山佐さんだからこそ作れたシステムだと思います。この記事を読めば「山佐の開発陣は~~変態だわ～~~スゲェなぁ…」って、きっと思うはず！

スマスロ転生したらスライムだった件の基本情報はこちら

「転生目」が鍵を握るシステム！

▲転生目入賞時に発生する演出

このレア役確率変動システムのカギを握っているのが「転生目」というもの。通常時に転生目を引くことで転生状態となり、内部的に特定のレア役が高確率になる転生状態が含まれます。

まずは、この転生目というフラグについて、同じ役割を持っているフラグを別の台で分かりやすく例えてみますと……

転生目＝リノシリーズのトマト揃い！

はい、というわけで、
転生目とはリノシリーズのトマト揃いと同様にMBだという考察でございます。MBは2枚掛け2枚払い出しを2ゲーム行なう出玉の増えないボーナスですね。

余談--------
転生目MB中はフリー打ちすると2枚の払い出しですが、右リールの枠上〜上段にBARを2コマ目押しをすることで、3枚の払い出しになります。1枚得する打ち方なので是非やってみてください(転生目MBは2枚以上の払い出しで終了するので、3枚役入賞時点でボーナスが終了します)。

ベル・ベル・BARが小V字に停止すれば3枚の払い出し！

--------余談終わり

本題に戻ります。
ではここからはこの転生目がどのようにレア役出現率を変えているのかを深掘っていきたいと思います。

前述のようにリノシリーズ同様にMB内部成立状態にすることでレア役の出現率を変えるというのが私の考察です。しかし気になるのが複数の特定レア役の高確率になる転生状態があるという点。状態によってチェリーだけの出現率が上がったり、スイカだけが上がったりするわけですね。

パチスロを作る上の大前提として「リール制御は1フラグにつき1制御」というルールがあります。フラグAという役があったとして、ある時はチェリーが停止したり、またある時はスイカが揃ったりすることはできません。MB内部成立状態にするだけでは特定のレア役高確率状態は実現できないということです。

そんななか転生目を見ていくと数パターンあることに気づきました。

上の画像はいずれも転生目で、左右リールは同じ箇所でリールを停止したものです。左右リールをご覧頂くと停止形が違うのが分かると思います。そうです、転生MBには種類があるのだと思われます。

そうすると先程の「リール制御は1フラグにつき1制御」という壁も打開できそうですね。内部成立する転生MBの種類に応じて内部状態を変えてしまえば、それぞれの高確率状態を作り出すことができるはずです。

ちなみに私が実戦で見つけられたのは5種類ほど。奇しくも転生状態の数と同じです。

次に各転生状態中のレア役がどのように成立しているかを考察します。

ここでは3つの状態を例に説明します。

どの状態でも基本的に成立しているフラグは同じで、内部成立している転生目MBの種類によって引き込む小役を変えているのだと思います。リノという革命的なシステムを開発した山佐さんだからこそ作れたシステムじゃないでしょうか。

ちなみにこの転生目MBですが、いつ内部成立したかは分かるようになっています。

転生目を引くとその後にMBを消化(2枚がけ2ゲーム)しますが、液晶の演出はその後しばらく転生チャンスとなっていると思います。この転生チャンスが続いている間はまだ内部転生目MBが成立していない状態で、転生チャンスが終了した時が成立の合図です。

転生チャンスが終了すると、通常のゲームに復帰するわけですが、この終了時に転生目MBが成立することで転生目MBを隠し持って通常のゲームを進行することになります。分かりづらいという方は、リノシリーズの通常時みたいな感じで進行しているとイメージして貰えれば大丈夫です。

転生目MBを消化して、新たな転生目MBが成立するので、ここでレア役の成立確率が変えているという考察でした。

転生ボーナスの抽選タイミング

転生ボーナスは出玉のトリガーになることが多く、これを引っ張ってこれるかどうかが勝敗の決定打になることもありますよね？そんな大事な転生ボーナス、抽選タイミングを理解しているとレバーONにチカラが入って楽しめるので説明します！

転生ボーナスはリアルボーナスで、リノシリーズでいうところの連チャン状態(MBが潜ってない状態)で出現するボーナスと一緒です。本機では、転生目MBを消化し、新たな転生目MBが成立する(転生チャンスが終了する)までの数ゲーム間が転生ボーナス成立のチャンスになるわけです。

転生目MBの2枚掛け2ゲームを消化した後、MAXBETボタンを押して3枚掛けになった時のレバーONから勝負は始まります。後悔のないレバー操作を楽しみましょう！

スマスロ転スラのシステムはリノシリーズの応用だった！？

転生目をMBにし、そのMBを複数用意することで内部状態を変化させ、レア役の制御を変えてレア役確率を変動させるシステム。というのが今回の私の考察でした。リノシリーズを生み出した山佐さんだから思いつける事だと思いますし、あらためて歴史を積み上げていく大切さを感じますね。まさに温故知新の技術かと。

他のメーカーさんでも取り入れればゲーム性の幅が広がりそうで、面白そうな機種がたくさん出て来てくれるような気がしますが、やはりこれは山佐さんの専売特許なのかなぁ…？

まぁ全部考察ですけど(笑)

（C）伏瀬・川上泰樹／講談社（C）川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
（C）YAMASA （C）YAMASA NEXT