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【バーサスリヴァイズ】改新ポイント考察│リール配列と1枚役から開発陣の狙いを読んでみた！

はせD はせD パチスロ演出信頼度・法則まとめ

みなさんバーサスリヴァイズ楽しんでますか？どうも！はせDです。

5号機で大人気だったあのバーサスが6号機になってパワーアップして帰って来ました！Aプロジェクトは「その時代の規制で楽しい機種を作る」をモットーにしています。6号機でバーサスを作る上でリール配列や1枚役・特殊リプレイの構成などの色々な点が変更されました！

今回は変更されたリール配列や1枚役・特殊リプレイから、今作バーサスリヴァイズの狙いなどを考察していきます！

※実戦上の結果からのはせD考察となります。

リール配列の変更

ご覧の通り、5号機バーサスより、かなりリール配列が変わっています。主に、

全リール：ブランク図柄が無くなった
左リール：三連Xの下にスイカが配置、三男（三連Xの一番下）も黄色くなった
右リール：XとBARの距離が離れた、BARが1個になった、BAR周りの小役の配置が変わった

という点があります。

どうしてこのような配列にしたのでしょうか？ 5号機バーサスであったことも交えて考えていきます。

左リール：三連Xの下のスイカ

三連Xの下にスイカが配置されました。5号機バーサスではこの位置にはスイカが無かったので、単V上のチェリーを枠内に押した瞬間にスイカを取りこぼしちゃうポイントでした。

5号機バーサスでの単独V（単V）上段狙い

予告音が鳴ったら単Vを上段に狙う…この打ち方が5号機バーサスという台において私個人の中で一番面白い打ち方だと思っています。しかし、この打ち方の唯一と言っていいデメリットが単V上段より1コマも遅く押せないというところがあるので、確かな目押し力を要するのです。

リヴァイズにて、スイカを1リールでこぼしてしまうバッドポイントにスイカを配置されたおかげで、この単独X（単X）上段狙いのハードルが下がったと言えます。単X上段狙いのハードルを下げる…これが開発の一番の狙いだと思っていますが、ここにスイカを配置することで、単Xのチェリー落としというリヴァイズにしかない遊び方も出来るようになりました。出目・楽しみ方の幅も広がる良い改善だと思います。

三男も黄色くなった理由

三男が黄色くなったのも理由があります。というか三男が黄色くないと、この配列ではある狙い方がすごくつまらなくなります。

まず、なぜ三連Xの上と下が黄色くなっているのか。黄X頭の1枚役があるからです。元々は黄色だったのは長男（三連Xの一番上）だけでしたが、長男だけだと…

黄Xが長男だけだと、黄X頭の1枚役成立時に三連Xが4コマスベって来ることになります。これでは三連Xの価値が下がる上に、三連X以外の停止形をとった際のボーナス期待度がガクッと下がります。

ですが、三男を黄色くすることで、無理に長男を引き込まずに三男を引き込むだけでよくなります。なので三連Xの価値も維持しつつ、三連X以外の停止形でのボーナス期待度も維持できるので必要な変更点だったともいえるでしょう。また、予告音ナシ時に三連X狙いをしていると…

この停止形をとった際、長男だけが黄色いと1枚役を引き込んでないので1リールでボーナス期待度がかなり下がります。

5号機バーサスでの三連V狙いでは、ボーナス成立ゲームのほとんどが長男を枠内に引き込む制御だったので、長男を引き込まない停止形が本当に弱かったのです（当たればBB確定でしたが…）。

しかし、三男を黄色くすることで長男を無理に引き込まなくていいので、ハズレでも止まる停止形からのボーナスにもかなり期待できるようになりました。ここは非常にいい変更点だと思いますよ！

右リール：BAR付近

右リールのBARが1個になったり、XとBARの間隔が広がったり、BARの上の…

ベル・リプというベルとスイカ（BAR）がくっついていない、サンダーVにありそうな配列をしています。なぜこのような配列にしたのでしょうか？

BAR上段からのベル揃いを考える

バーサスの基本の打ち方は左リールBARを上段付近に狙うことだと思うので、ここを狙った時のことを考えてみましょう。BAR上段狙いの際、左リールBARを枠上に押した時はベルもスイカもBAR上段から揃います。

ベルの確率が出ていないので、新ハナビの風鈴の確率を参考にしますが、新ハナビの風鈴AB合算確率が1/7.7～1/7.3となっています。リヴァイズも内部的にはベルはABの2フラグあります。そこまでベルAB合算確率も変わらないでしょうから、7・8ゲームに1回は…

ベルとスイカがダブルテンパイするんです。演出によっては平行スイカの可能性を否定する瞬間があるとはいえ、あまりにもめんどくさすぎます。

しかし、右リールにBAR付近を押した際は…

ベルのみテンパイするので、中リールのスイカの目押しが不要！　これにより、目押しの負担を減らしてくれるので、BAR上段からベルが揃うのが億劫ではなくなります。6号機では避けることの出来ない小役確率の高さで、5号機の制御を維持する…上手い工夫だと思いますよ。

枠上BAR（単X）からのハサミ打ちでの下段リプレイ揃い

ハサミ打ちで左リールの枠上BAR（単X）からは下段にリプレイは揃いませんでした（順押しでは揃います）。左リール枠上BARのみ下段にリプレイが揃う可能性があり、揃った場合はボーナス重複確定のリプレイ（内部的には特殊リプレイ）なのですが、ハサミ打ちで下段にリプレイを揃えられない理由があるのです。

ハサミ打ちで下段にリプレイがテンパイするということは、中段にスイカがテンパイします。なので、中リールにスイカを狙うのが普通なのですが、もし中リールの21番のベル付近を押してしまうと…

リプレイとベルが同時入賞するとんでもない目になってしまいます。中リールはここ以外を狙えば下段にリプレイが揃うのは特に問題ないのですが、こういう2役が同時入賞する可能性がある目は止められないので、下段にリプレイをテンパイする制御をとることが出来ないというわけです。なので、斜めにしかリプレイがテンパイすることが出来ないんですね。

しかし、リヴァイズではハサミ打ちでのベルとリプレイが平行ダブルテンパイしない位置があります。

これなら、2役が同時入賞する可能性がないので、下段にリプレイを揃えることが出来ます。なので、この下段リプレイ揃いのみボーナス重複確定にはならないので注意しましょう！

BARの数とX付近のお話

右リールのBARは1個になり、Xの5コマ上に配置されました。実はこれ非常にいい配置なんです！　なぜなら、5号機バーサスではBARが右リールのVの2コマ上と6コマ下にあります。なので、ハサミ打ちした際…

この2つの小役ハズレ目のボーナス期待度がかなり低かったんです。なぜならRB成立時、右リールのV付近はBARテンパイを引き込みやすい位置だからです。逆に、小役がハズレればBBの可能性が高くなる目でしたが、小役が揃うよりはリーチ目が止まって欲しいじゃないですか。

リヴァイズでも右リールに同じ箇所が止まれば、同じ小役ハズレ目です。そして…

ハサミ打ちでこのリーチ目が止まって、RBが出てきました。このリーチ目からRBが平気で出てくるということは、この斜めスイカハズレ目のボーナス期待度が上がったというわけです。

逆にボーナス期待度が上がった反面、BB期待度は下がりました。しかし、それでもいいんです。6号機ノーマルはボーナスの種類よりも当たることが正義です。普通に斜めにスイカが揃って12枚貰うよりは、RBでもいいからボーナスが欲しいんです。絶対12枚より約100枚の方がいいですから。

バーサスは斜めスイカが揃いやすい台なので、斜めスイカハズレ目がハナビよりはアツくはないですが、リール配列変わったおかげで前作よりこの斜めスイカハズレ目のアツさは倍増してます。私はこの斜めスイカハズレ目のボーナス期待度UPがリール配列変更で一番嬉しいポイントでしたね。

お次は右リールのX付近。5号機バーサスはBAR・リプ・Vの通称バリブの目が結構印象的な台でしたが、リヴァイズはXの上がスイカになりました。ちょっと寂しい部分はありますが、この変更で…

左リールBAR上段からの右リール枠下Xが2リール確定目になりました。なぜこの目が2リール確定目になったのでしょうか。実は4号機の初代バーサスというのはクランキーシリーズに大きな影響を受けている台だったんです。リール配列も中リールはベルをこぼす配列でして、これもクランキーコンドルの中リールでベルをこぼす配列を継承しております。また、Vのトリプルテンパイ音、こちらはクランキーコンドルの鳥揃いファンファーレとなっています。

そして、クランキーシリーズのリーチ目には「スイカのズレ目」という代表的なリーチ目があります。シリーズ2作目のクランキーコンテストでは左リール鳥上段からの右リール中段スイカ停止で2リール確定なのですが、この時に右リールの枠下に青7がいればBB確定となる悶絶する瞬間があるんです。

リヴァイズでこのリーチ目を見た時に「絶対クランキーを意識してるだろ！」と思いましたよ。クランキーシリーズと同じ狙い目、似たような配列ということで、このリーチ目を採用したのでしょう。また、クランキーを参考にしているのであればこのリーチ目はBB確定にして欲しいところですね！

役構成

1枚役

左リールの黄Xは3番と5番、右リールのチェリーは12番（BARの上）。

特殊リプレイ

▲左リールのベルは8番（BARの下）

以上が、1枚役・特リプの組み合わせになります。なぜこの組み合わせにしたのか、またどう活躍しているのかなどをお話したいと思います。

1枚役の考察

スイカ・スイカ・赤7

おなじみのスイカ頭の1枚役です。前作は中リールはブランクでしたが、今作は中リールがスイカになっています。そもそもなぜスイカ頭の1枚役があるのか…そこから話していきましょう。

4号機バーサスのお話

時は4号機時代の初代バーサスまでさかのぼります。初代バーサスは左リールに赤7の2コマ下にあるBARを上段に狙うのが主流でした。この赤7とBARの間にはチェリーがあるので、BB成立時に赤7を枠内に引き込むには赤7が下段まで引き込む位置、つまりBARを上段に押して4コマスベらさないと引き込んでくれなかったんです。

しかし、この当時のアルゼ（現：ユニバーサル）機種のボーナス成立ゲームの左リール第1停止時の制御テーブルは1つしかなく、さらに左リールはハズレと同じ停止形をとるというのが主流でした。

なので、BB成立ゲームにBARを上段にビタ押しても赤7が下段まで4コマ引き込める位置なのに引き込まずに、BAR上段ビタ停止からリーチ目が止まってBBが出てくる…そんな台でした。この制御は弟分のハナビにもしっかり受け継がれていきます。

5号機バーサスのお話

そして、前作の5号機バーサスのお話です。5号機バーサスではBARの4コマ上に赤7があるので、BARを上段にビタ押せば赤7は上段までギリギリ4コマスベってこれます。時代は5号機、成立した役は引き込める位置にあれば嫌でも全力で引き込まなければなりません。初代バーサスのBBなのにBB図柄を引き込んでこない制御を再現したくても、理由がなければ赤7がスベって来ちゃうので再現できません。…そう理由がなければね。

5号機バーサスは小役優先制御です。小役とボーナスが同時成立したならば、成立したボーナスフラグよりも小役を優先的に引き込みます。赤7上段まで4コマスベった先にない図柄、「スイカ」頭の1枚役を同時成立させることで、例えその1枚役をこぼしたとしてもBARが上段に張りつけるのです（1枚役をこぼすとリーチ目が停止）。

初代バーサスは変則押しするタイミングはなかったと思います。予告音時に変則押しするのは5号機で開拓されたものですからね。なので、4号機のリメイクとして作られた5号機バーサスは赤7BB成立ゲームで、BARを上段に押して4コマスベって赤7上段から赤7が生入りしないように赤7BBとは必ず「スイカ・ブランク・赤7（頭文字から通称：スブナ）」か、特殊リプレイが同時成立していました。

6号機バーサスリヴァイズになって

6号機になって配列も変わり、左リールに狙う箇所が多くなりました。したがって、赤7BBとスブナ…今作は組み合わせが変わり、「スイカ・スイカ・赤7（頭文字をとってススナ）」の1枚役が必ず赤7BBと同時成立していることがデメリットになるケースが出てきます。例えば…

ハサミ打ちでの中段赤7テンパイ。この目なんですが、5号機バーサスではベルがハズレてリーチ目が止まっても赤7BBは否定されたんです。なぜなら、赤7BBと必ず同時成立しているスブナを否定するからです。一応…

中リールの中段にベルが止まる形。この目は特殊リプレイになるので、この場合に限り赤7BBの可能性が残るんです。

中段赤7テンパイの形は、赤7BBの可能性があるのは特殊リプレイのみなので、中リールに赤7を狙っても絶対に揃わないんです。揃わないので、中リールに赤7を狙う楽しみがないんですよ。5号機バーサスでは赤7がテンパっているのに赤7BBの可能性が低くなる…そんなシチュエーションに遭遇することが多々ありました。6号機になってこの課題にどう立ち向かったのか…Aプロ開発陣の答えはこうでした。

禁断のフラグ：単独赤7BB

先ほどの背景があるからこそ単独成立する赤7BBのフラグがなかった5号機バーサスでしたが、6号機バーサスリヴァイズになってついに単独赤7BBのフラグが設けられた模様です。

こちらの画像、綺麗なダブテンハズレじゃないですか。実はこれ左リールが4コマスベってまして、特リプではなく、リーチ目として止まってます。つまり単独成立する赤7BBが存在するということです。

しかし、このフラグも考えものなのですよ。なぜなら、バーサスという台には予告音というものがあります。サンダーVから受け継がれる演出ですから、予告音というものはハズレといかに戦いながらリーチ目を目指すか、これを楽しむものだと私は思っています。なので、急にリーチ目が止まるのがメインなハナビと違って、見たいリーチ目を狙いに行く瞬間があるバーサス。あまりに狙いすぎると、赤7BBを否定する瞬間やボーナス期待度が下がる瞬間があります。例えば…

予告音がなってBARを上段にビタ押すのが、割と好きだったりするのです。予告音＋消灯なしでビタ止まってくれれば1リール斜めスイカorボーナスの激アツの瞬間を拝めるからです。しかし、ここがビタ止まった時点で単独赤7BBを否定します。赤7BBの残された道はススナの1枚役が入賞することのみ。

BARが上段にビタ止まったので、残りのリールもスイカを狙わなければなりません。中リールに赤7を狙ってみましょう。

スイカテンパイを蹴っ飛ばされちゃいました。この時点でススナの1枚役も引き込んでないので、赤7BBを否定しちゃうんです。残るはXBBorRBなので、ボーナス期待度が下がっちゃいますね。前作のバーサスはスブナだったため、順押しでスイカ狙いをするとスブナを否定しないので、最後まで赤7BBの可能性は残ったんです。

こうなることも大いにあるのに、なぜ順押しでスイカがテンパイするような1枚役を作ったのかと思ったのですが、ここで前作のバーサスを思い出してみましょう。順押しでのこの狙い方では、中リールのスイカがスベりテンパイしてのスイカハズレ目が赤7BBが強く、スイカがテンパらずに当たると赤7BB以外のボーナスって感じだったんです。

こう比べてみると、制御はそんなに変わってないものです。1枚役を気にしても制御はそんなに変わっておらず、単独赤7BBの存在により制御の幅が増えた…そんな風に感じました。

ススナと同時成立しているのは赤7BBのみなのでススナが取れる＝赤7BB確定です。また、単独赤7BBの制御があってよかったと感じるのは予告音がない時、つまり赤7を下段に狙っている時や、急に赤7が上段に4コマスベって小役がハズレた時などですから単独赤7BB成立時は予告音を伴わないかもしれません。

黄X・X・赤7、黄X・赤7・チェリー

この1枚役があるのも初代バーサスのボーナス成立ゲームの制御テーブルを再現するために設けられています。初代バーサスもリヴァイズと一緒で長男の4コマ上にBARがあります。ボーナス成立ゲームでは左リールはハズレと同じ停止形をとるので、BARを引き込める位置ですが、RBが成立していてもBARは引き込んでこない制御でした。

したがって、長男（黄X）頭の1枚役があるのですが、1枚役は2種類ないといけないんです。なぜなら1枚役を狙える瞬間、そう予告音があるからです。予告音とはボーナスのチャンス演出、1枚役を狙って1枚役を引き込まなかった時点でボーナス期待度がかなり下がります。狙った1枚役が片方だけならさほど期待度が下がらないので、2種類ないといけないんです。

5号機バーサスの黄V頭の1枚役は2種類あって、2種類とも中リールは赤7を含んでいます。なので、長男下段から順押しで赤7を狙って…

1枚役テンパイを蹴っ飛ばされた時点でボーナス期待度がかなり下がります。残るボーナスフラグが単独VBBのみになっちゃいますからね。

リヴァイズではハサミ打ちだと両方の1枚役をフォロー出来ます（右リールの赤7の下のチェリーを枠内でOK）。しかし、狙ったとしてもボーナス期待度が下がる止まり方（1枚役がテンパイしないなど）は右リールを止めた時点ではしなくなりました。楽しみ方の幅が広がったといえるでしょう。

特殊リプレイの考察

バーサスといえば特リプの芸術性が高いと個人的には思っております。リヴァイズになって新たに追加されたX・リプ・リプと配列が変わって面白い変化を見せている黄X頭の特リプについてお話していきます。

X・リプ・リプ

新ハナビでもあったあの「ドン・リプ・リプ」と同じです。リヴァイズでは三連X狙いもしますから、新ハナビよりも色んな形で出会うことになります。そんな中でも、感動した特リプの出会いがあったのでご紹介しましょう。

それは大好きな目を狙っている時に起きた

私、サンダーVでもそうなのですが、バーサスで好きな目に…

V図柄（リヴァイズではX）の大Vの形が大好きなのですが、私はこれを順押しで中リールをビタ止めて出すのが好きなのです。Vの大Vを描いてVが出て来る…この流れが好きすぎて何度も狙いたくなるのですが、バーサスではスイカの存在があるので、順押しで狙うには少し厄介でございます。狙うためには左リールのXを枠上に押すこと。でないとスイカの可能性を消せません。しかし、これを狙っていると、ある目が度々止まります。

この中リール枠下X停止の中段ベルテンパイ。ボーナス成立前だったら、ボーナス2殺目です。これが止まる度に悲しくなってたんですが、リヴァイズではまだチャンスがあります！

なんと！ここから上段に特リプが揃う可能性があります。新ハナビでは単ドンからの特リプは右下がりにしか揃わなかったのですが、リヴァイズでは単Xから上段に特リプが揃う可能性があります。この特リプの揃い方は凄い進歩だと思います。だってあの2殺目でしかなかった中段ベルテンパイが大逆転でBB確定目に化ける可能性を秘めた目になってしまったのですから。もちろん押し方によっては新ハナビ同様、右下がりに特リプが揃うパターンもありますよ！

黄X頭の特リプ

この特リプが面白い形で揃ったりするのが三男上段です。

三男上段からは無演出で特リプが来るとマジでスルーしかけます。リーチ目の法則に当てはまっていれば気付けなくもないですが、無知識だと訳が分からなくなるポイントです。

三男上段は色んな役が入賞する可能性があるため、なんてことない目に意外な法則があったりします。しかし、よく考えてみれば「そりゃそうじゃん！」ってなるポイントがあります。

順押し右上がりベルテンパイ

実はこの目、特リプの2確目なのです。ベルは揃いそうで、揃えられない理由があるんです。例えば、順押しでベルが右上がりにテンパって右リールの枠上にBARを押したとしましょう。

右リールがビタ止まった際は…

右上がりにベル頭の特リプが入賞しちゃいます。1コマスベると…

右上がりにベル頭の特リプ、右下がりにベルの代用役が揃っちゃいます。2コマスベると…

右下がりに黄X頭の特リプが入賞しちゃいます。3コマスベると…

右上がりにベル揃い、右下がりに黄X頭の特リプが入賞しちゃいます。4コマスベると…

右上がりにベル頭の特リプが入賞しちゃいます。

以上、三男上段からの順押し右上がりベルテンパイでBAR付近を狙うとリーチ目どころか、まともにベルも揃えられない配列をしちゃっております。ゆえに、順押し右上がりベルテンパイは特リプでしか止めれないというわけです。三連図柄の下のベルから右上がりにベルがテンパってハズレる様はサンダーVを彷彿とさせてくれるのでカッコいいですね！

ハサミ打ちでの小役ハズレ目

特リプとベル代用役の兼ね合いで、小役ハズレ目になる形があります。

3つともベルと特リプがダブテンしてます。この場合、斜めにベルを揃えようとすると特リプの入賞形が邪魔するため、ベルは下段にしか揃えられません。

この時、中リールにBARを枠上に押した際に止められる目が…

下段にベルを揃えるか、BARを上段に止めるかの2択になってしまいます。三男上段からの中リールBAR上段停止は2リール確定目になるので、結果的に小役ハズレ目になるというわけです。右リールのBAR下段に関しては、中リールの下段にベルが止まれば下段ラインに特リプが入賞、BAR上段停止は2リール確定目ですから、ハサミ打ちで右リール下段にBARが止まった時点で2リール確定目となるわけです。

この他にも、当たる時は特リプしかないであろう目などもあると思います。自分だけのアツいパターンを見つけてみましょう！

おまけ：ベル代用役の進化

5号機バーサスでも変則押しした際に中段に揃っていたベル代用役ですが、リヴァイズでは左リールから押していてもベル代用役が揃うことがあります。

ここを押すと、4コマスベった先（枠上BAR）までベルがないですが、せっかくスベった先でも特リプの兼ね合いによりベルが揃えられません。なので…

長男中段から、変則押し時と同様にベル代用役が揃います。順押しだと上段にリプレイがテンパイするので5号機バーサスを打ち込んでいる人からするとドキッとする目（リプレイは斜めにしか揃わないため、リプレイが上段にテンパイした時点で5号機バーサスでは2リール確定目だった）なのです。

これだけ見ると、5号機バーサスファンには優しくない仕様です。しかし、このベル代用役の真骨頂はバーサスチャレンジ（ボーナス成立後の制御）にあります！

例えば、バーサスチャレンジで「白/黄」の選択で…

長男が下段に止まった際、ここから出て来るボーナスはXBBのみなのでボーナス期待度がすごく下がるうえに、ハサミで右リールの下段にXを狙って…

Xテンパイを蹴られたら2殺…と思いきや、ここからなんと…

ボーナス成立後のベルの一部で長男下段からベル代用役が揃うことがあります。リーチ目を狙いにいきつつもテンパイを蹴っ飛ばされても2殺目にならない、とんでもないことをしてきたと思います。右リールの押し位置によっては右上がりにベル代用役が入賞することもある模様。このような、ベル代用役の変則揃いは赤7BB濃厚です。