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【設置尽きるまで私は戦う。#2】あと1年！ 5号機『物語』シリーズを設置期限まで楽しめ！

岡井モノ：ライター兼パチ7編集部員(別館) オカイ☆サロン

どうもみなさん御機嫌よう、岡井です。年末年始と言えばそう、パチスロですね?

長期にわたって人気を博したあまたの5号機が稼働終了した2019年。2020年は本格的に6号機への移行が進みそうです。巷ではあの人気作の続編が6号機で出る、という話題もしばしば聞かれるようになり、パチスロファンも期待と不安でいっぱいなのではないでしょうか。

ホール設置期間を考えると5号機を満足に遊べるのもあと1年ですが、今回は設置期限まで1年以上ある機種をご紹介させていただきます。旬な機種とは言い難いかもしれませんが、今まで触れる機会が無かった方も、これを機会に打ち込んで新たな魅力を発見していただきたいと思います。

ちなみにご紹介内容は岡井視点での機種雑感がメインであり、攻略要素はごく簡単なものだけです。最低限損はしたくないという人に向けた解説なので、がっつり攻略情報を知りたいぜという人は機種紹介ページまでお願いします。

これを読んであの名機とのお別れ日を決めるもよし、新たな発見をしていただくもよし。15年以上も続いたパチスロ5号機ライフの最終ページを彩ることができれば幸いです。

（東京都の検定通過日を参考）
（東京都以外の場合、期日がずれる場合もあり）
（全て認定を取得した場合の最大日数で計算）

偽物語　設置期限2021年1月31日

似て非なるゲーム性を持つ本機の本気。今こそ再評価すべき本物の偽物。

■損をしないための打ち方
・通常時は赤7を上段付近に押し、スイカまで滑った時は怪異図柄を目安にフォロー
・ART中ナビ非発生時は小役を狙う
・BIGorART間999Gで天井、前兆経由の後にART発動
・滞在ステージが兆し(夕方)以上の時は解呪ノ儀高確率に期待
・演出が騒がしい時は前兆の可能性があるので様子見推奨

■設定推測するなら
・ボーナス中のカットイン非発生時に右中リールフリー打ち、中段ベルテンパイ時に左リールに白7ビタ押し成功時に出現するイラストに設定差アリ
・イラストは暦等が出現すると高設定の期待がもてる
・解呪ノ儀、ART確率には設定差アリ
・特に解呪ノ儀は1/200を切っているなら高設定の判断材料になる
・チェリー、スイカは高設定ほど出現率が高い
・リセット後は状態移行する場合も

化物だった前作、偽物だった今作。

もう倍倍チャンスのみではない、それが偽物語

前作から各種演出を踏襲しながらも、新たにボーナスを搭載したA+ART機として登場した本機ですが、前作ファンがそのまま移行したかと言われるとどうもそうではないようです。最も多く聞かれたのが「増えない」「勝てない」という声でした。AT一本でガンガン増やすことに慣れたパチスロファンの目には、本機の仕様は古臭く映ってしまったのかもしれません。

この時期のヒット5号機の多くがそうであったように、前作自身がライバルとなってしまった結果、前作をホールに残して退場してしまうケースが多かったように思います。

確かに本機は1/10000といったフラグを引いて爆裂させる、流行りの仕様ではありませんでした。しかし1/100を何度も引いて伸ばす台だと思います。具体的にはボーナスかART、どちらかをがんばることで現状を維持し、それらがかみ合った時に出玉を伸ばせるイメージです。ボーナスとART、次々に登場するヒロインが織りなす流れは、前作とはひと味違うハッピータイムとなるでしょう。

怪異図柄を狙うパチスロならではのシステムと演出の親和感はパワーアップしていますし、複数のRTを行き来する複雑な仕様や多彩な演出も味わい深く打ちごたえ満点。撤去まであと1年と少し、どうかこれから時間をかけて打ち込んでいただきたい機種です。A偽派の方もたまにはどうぞ。

麻雀物語3　役満乱舞の究極大戦　設置期限2021年1月31日

純増2.9枚で有利区間無し、最後の爆裂高純増AT機!?

■損をしないための打ち方
・通常時は左リールBAR上段狙い、ナビ発生時は従えばOK
・AT間1500Gで天井AT当選、800G以降に入ったなら打ち切るべき
・AT後にチャンスゾーンが潜伏している場合があるので注意
・400G、800G、1200Gで規定ゲーム数チャンスゾーン振り分けあり
・夕方や夜のステージは高確率状態を示唆
・通常時のパトランラン出現時にサイコロ役物に触れると色でポイントを確認できる、緑以上なら追ってみるのも良い

■設定推測するなら
・高設定はAT初当たりが軽い、200G以内での当選が多いようなら高設定に期待
・高設定ほど天国移行率が高い、ただし天国ループ率は高設定であっても高くはない
・高設定ほど麻雀チャレンジが出現率が高い、1/300前後の数値なら期待
・麻雀チャレンジEXTRAの突入率は設定6が最も高い(6.2%～18%)

色んな意味で“揺れた”新基準機。薄さと濃さの緩急がスゴイぜ。

本作ではシステム的にも重要な役割を持つパトランラン、揺れます

規制によって消滅するかに思われた高純増AT機ですが、通常時のベースを上げて対応したのが本機『麻雀物語3』。当時いわゆる新基準機と呼ばれたその仕様は、通常時が千円あたり47.4Gという高ベースながら、AT初当たり確率は設定1で1/530.2とヘビー級。ご存じない方も、あのゴッドシリーズよりも初当たりが重く設定されていると言えば、どんな機種かは想像がつくかもしれません。

通常時は疑似遊技を交えたレア役コンボシステムが延々と続き、なんとか間を持たせようとするかと思えば、いざATの麻雀GPに突入すると、差枚管理方式と高純増のコンボであっという間に駆け抜けたりもできます。アメリカンとエスプレッソを交互に出されるようなその展開に目を白黒させることうけあい。

しかしそこは有利区間無しの純増2.9枚。豊富な特化ゾーンや復活システムにたどり着けば、出玉の邪魔をする者はだれもいません。搭載された演出も女性キャラクターの体の一部分が冗談みたいに揺れまくる素晴らしいものばかりなので、非常に満足度が高いのもポイントです、ええ。

ゆっくり遊びながらも一撃性は欲しい、そんなあなたにオススメしたい機種です。

パチスロ大海物語4 with すーぱーそに子　設置期限2021年1月31日

こんなの絶対かわいいよ!!　5号機最後の癒しはパチンコ出身!?

■損をしないための打ち方
・通常時は左リール枠内に2連BAR狙い、中右は適当打ちでOK
・ボーナス中は順押し適当打ち、ただしREG中のみ左リール赤7付近を避ける
・液晶図柄でのリーチ目(216 そに5 41子等)アリ、すぐに告知されるので暗記せずとも問題は無いが

■設定推測するなら
・ボーナス確率に設定差があり、特にREGの差が大きい
・BIG中の右下がりベルは高設定ほど出現しやすい(1/4.9~1/5.7)
・BIG中の小V字ベルは偶数設定ほど出現しやすい(1/28.8~1/40)
・低設定ほど昇格リプレイ確率が高く、すーぱーそに子タイム当選率が高い
・通常時に中段チェリーが複数回出現したなら高設定の期待大
・ボーナス終了画面にそに子サインがあれば設定2以上、それが金色なら設定5、虹色なら設定6濃厚

かわいい × かわいい = ものすごくかわいい

そに子、俺だ!!

パチンコのイメージが強い海物語シリーズですが、実はパチスロ版も数多く登場しています。メインキャラクターのマリンちゃんも、もはやぱちんこ界のハロー◯ティと言っても過言ではない多数のコラボ展開をみせており、中でも本機は人気キャラクターのすーぱーそに子とのコラボ作です。かわいい。

他のコラボ作と比較してもそに子の存在がかなり大きく、筐体だけを見るならむしろ海物語要素の方が少ないのではとすら思えます。多くの演出もメインはそに子です。かわいい。

パチスロとしてはノーマルタイプにオマケ的なRT機能がついているというものですが、ボーナス当選とRT突入時の両方で繰り広げられる告知が打ち手を飽きさせず、可愛らしいすーぱーそに子とマリンちゃん達を存分に堪能できることでしょう。かわいい。

メリハリのあるAT機も良いですが、リプ連で連続して押し寄せるそに子を眺めるのも良いものですよ。

偽物語で私は戦う。

今回戦う機種はこちら、偽物語です。

ライターってこういうときにその機種の思い出とか、原作の素晴らしさをやたらと興奮しながら語ったりするものですが、そのへんは特に面白いエピソードがないので無視します。友人に誘われて全然知らないのに映画版を観に行ったくらいでしょうか。知らなくても面白かったです。

いざ打ち出すと当然のように初当たりまで700Gかかりました、最近こういうのばかりなんですけど。この企画が終わる頃にはどえらい負債を抱えてそうで怖いです。この前ダメもとでマスクの鬼畜編集長に実戦費くださいと言ってみたんですが。

パチ7編集部
「あん?　岡井がもっと売れてPV数増えたら考えるよ」

と半笑いで言われましたからね、設置尽きるまでよりも編集長と戦った方がいいまでありますよこれは。

ボーナス1回での獲得枚数は150枚、この時点で普通に負けてます。負けたけどかわいい演出がたくさんみれたので満足、などと言えるほど私は大人ではありません、勝ちたいのです。イイ女には金がかかる、みたいな主張をするやつは折りたたんでサンドに放り込むことも辞さない覚悟です。

今世紀最高にかわいいボーナス

「毎秒かわいい」と岡井の中で話題のボーナス画面が目の前で展開されます。それにしてもかわいい、かわいさの暴力、白金ディスコほんとすこ。一応ボーナス中の楽曲は選ぶことができますが、私は白金ディスコ一択です。毎回この曲をリピートしまくるからか、無関係のはずの吉幾三氏が脳内に紛れ込む現象が起こります、ハァーヨイショ。

いかん、今日は勝ちに来たんだ、このままだとあまりのかわいさに絶命しかねないとボーナス消化に努めます。おなじみの怪異絵柄を狙え演出も発生しますが、数回止めたところで空気です。むしろこの機種は通常時の解呪ノ儀でART突入を狙う機種なので、とにかくまずそこにたどりつくことが大切です。それができない今の私にとっては延々メダルを減らしながらかわいいボーナスを眺めるだけの機種、かわいさだけが心の支えです。

私の願いもむなしく、主人公の阿良々木君は女性をとっかえひっかえしながら、ひたすら散歩を繰り返します。あれか、私がオッサンだから厳しくしてるのか。クリスマスシーズンにパチスロしているオッサンの心をもてあそんでるのか。

「鬼畜なお兄やんけ──」　ホントだよ!!

鬼畜お兄こと阿良々木君が繰り出す「中ハマり単発ボーナスループ」によって私の精神状態は危険な領域に突入、アーヨイショーじゃないよまったく。俺ら天井さ行ぐだ、やかましいわ。

もういっそA-SLOTの方と間違ってた、ということでこれまでの負債を無かったことにしてくれないだろうか。さっきから怪異図柄が止まっても何も起こらないし、まさかチャンスまで偽物とは恐れ入った、そういう意味では相当な原作再現だ。

散々悪態ついていると、ここで変化が。

「やったぜお兄ちゃん!!」

ようやくART突入です。しかし油断は禁物、本機のARTはチャレンジゾーン中にチャンス役を成立させることで倖時間に突入させゲーム数を伸ばす『天下布武』の覚醒や『鉄拳3rd』の鉄拳ラッシュのような方式、単に突入させるだけでは100枚すら獲得できずに終了してしまいます。

出玉を伸ばすにはボーナス、ARTを伸ばすには倍倍チャンスが必要と狙いどころはハッキリしているのですが、わかればできるような話ではありません。怪異図柄を止める度に、阿良々木君が鳥◯間コンテスト翼無し部門みたいな珍競技に参加する演出が流れますが、ことごとく失敗続きです。前作での体たらくといい、阿良々木君はそろそろ自転車に乗るのをあきらめた方がいいと思います。

さぁ、今回の実戦パートはARTが90枚獲得で終わったというオチにしよう。そんな弱気な考えでARTを消化していきます。鬼畜お兄にすっかり精神をやられています。

本日のクライマックス

ホァイ!!　倍倍チャンス!! 　もう当選契機がなんだったかも覚えてませんが、ともかく特化ゾーンです。さらに全ての役で上乗せ抽選される上位チャンスゾーン「詐欺師ノ戯レ」にも突入。OK、今夜はどうやら私の夜のようだ、シャンパンを用意してくれたまえ。

ここで獲得できる上乗せは全てチャレンジゾーンのゲーム数(語)に振り分けられます。チャレンジゾーンでの倖時間突入確率は1/10、倖時間の基本ゲーム数は20Gなので、ここでの上乗せは見かけの数字の3倍の期待度があると言ってもいいでしょう。50語でもそこそこ大きく、まして100語超えでも出そうものならシャンパンをドンペリにしても良さそうです。

「さすがお兄ちゃん(笑)」　やけに煽り性能の高い妹ども

……OK、シャンパンはキャンセルだ。帰ってファンタでも飲もう。

一応説明すると、詐欺師ノ戯レは全てリプ引いて上乗せゼロでした、7倍ってのは1×7で7語上乗せしたってことです。妹どもが「さすが兄ちゃん」みたいなことを言ってきますが全部煽りにしか聞こえません。

ART中にボーナス1回引いてます

なんと一撃241枚もの獲得に成功しました、どうみても大量獲得機です。本当にありがとうございました。

と皮肉を言ってみても仕方がないので引き続き回していきます。……いえ、本当はわかっているんです、実は241枚の獲得というのはそんなに悪い結果ではありません。機種紹介部分でも触れましたが、本機はARTで薄いフラグを引いて一撃ウン千枚という機種ではありません。ちょこちょこARTに入れてまぁまぁボーナスを引くことで増やすというのが正道。それを理解して楽しんでこそ真のニセモニストというものです。

さぁ、そうとわかればちょっとどうかと思うくらい白金ディスコをハァードッコイしてやりましょう。今度こそ鬼畜なお兄も私の気持ちに応えてくれるはず、ちょこちょこARTに入れてまぁまぁボーナスですよ。

ボーナスとか化物語解呪ノ儀とか詐欺師ノ戯レとか

ホントにちょこちょこARTに入ってまぁまぁボーナス引けました。

最大一撃獲得枚数は641枚でしたが、それが何度も繰り返されたことで大量獲得に繋がります。OK、シャンパンのキャンセルをキャンセルだ。真のニセモニストである私に台も応えてくれました。心なしかいつもより筐体横のステンドグラス風パネルの輝きも増しているようにも感じます。

はい、今回の結果はコチラ。

私のメダルは帰ってきた、お兄ちゃん、やさしいお兄ちゃん

偽物語　戦いの軌跡

対戦相手:偽物語

投資:1100枚
回収:2059枚
収支:+959枚
この前日に偽物語で負けたけど無かったことにした枚数:▲1400枚

パチ7編集部
【岡井からの一言】
前日にも偽物語を打っていたんですが、その時はARTに一度も入らずハマりまくってボーナス2回で終了しました。もう偽物なんて打たないと思っていましたが、無かったことにして翌日に臨んだためこの機種の良さを再発見できた気がします。もう偽物なんて打たないなんて、言わないよ絶対。

あと1年ほどで終わる、パチスロ5号機物語

今回ご紹介した3機種に共通するのは「物語」。

・偽物だけど、独自の良さがある物語
・新機軸を生み出した、揺れまくる物語
・安定してとにかくかわいい物語

わかりやすく機種名に物語が入っている機種をご紹介していますが、もちろんそれ以外の5号機とあなたとはそれぞれの物語があるでしょう。今回ご紹介した機種も、あと1年ちょっとの期間しか打てませんが、まだ1年あると考えることもできます。どうか後悔のないように最後の物語をつくってください。

設置尽きるまで私は戦います。

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岡井モノ：ライター兼パチ7編集部員(別館): 代表作：オカイ☆サロン

学生時代友人に連れられ、はじめて『ジャグラー』を打って負けたその日、悔しくてなぜか『サバンナパーク』のゲームを買った異端の猛禽。パチ７自由帳において「何か変なヤツがいるな」と思われていたが、何か変なヤツのまま編集部に捕獲されたトリックプレイヤー。日本全国を旅する渡り鳥としての経験を活かしたコラムを、旅情たっぷりに綴るかと思わせながら特にそういうコラムを書いたりはしない。今日も今日とて奇策縦横。