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【コラム】ちょっとした昔話
【コラム】ちょっとした昔話
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ebotanさん
- 投稿日:2016/12/20 00:56
左を押してください
中を押してください
右を押してください
その後、神が降臨され我々迷える子羊に幸福を与え給えるわけですが、現実はだいたい儚く散りゆくものです。
左中右を押して幸福を与えられた回数よりも暗証番号を押して売り上げを与えた回数の方が多いというのが普通の引きなのではないかと考えてしまう昨今です。
まぁこんな前振りとは1マイクロも関係ないのですが、学生時代のちょっとしたどうでもいいエピソードを思いましたので書いていきたいと思います。
20xx年 養分の日(祝)
あの日の朝から昼あたりまでの事はよく覚えていません。
覚えているのは朝バイト代8万円入ってた口座残高が0円、財布には500円玉1枚しか入ってなかった事です。
給料日初日に全財産500円という果てしないほどの絶望感を噛み締めながら、とりあえず友人に金を借りようとパチンココーナーへ向かいました。
金の切れ目はなんとやらと言いますが、ここまで来きたら絶望感やら切る縁を噛み砕きクズでも残飯にでもなってやろうと思ったのです。
しかしそんな頼みの綱である友人はエヴァ2を打っていましたが、画面は通常で背後に箱はなし。
クズ『負けてる?』
友達『やばい、今月もう金使えない』
クズ『そうか、うん』
友達『どうした?』
残飯『いや、うん、500円しかなくてさ、うん、親に、うん』
まずは残飯まで成り下がった私ですが、流石にこの状況で『お金貸しちくり』なんて言えません。
友人の遊戯風景を眺めながら人生について考えた結果、友達の隣で500円125発で勝負することにしました。
安く短い人生だと思います。
おもむろに友人の隣へ着席します。
友達『打つの?正気か?』
残念ながらバカに正気は最初からありません。
狂気の沙汰ほど面白いとはよく言ったものどすが、狂気の馬鹿は"面白い"の意味が違います。
運命の初球入賞、そして鳴り響く警報
残飯『!?』
友達『あぁ…これはミッションだね』
残飯『だね』
\ミッションモード突入/
とりあえず打つのを止めます。
まぁ、ミッション中は当たらないというジンクスがあっただけなんですが。
\エヴァ 活動限界です!/
打ち方再開ザンパン・フォーです。
しかし入った初球でまた警報
残金『えぇ…』
友達『いやこれ使徒予告じゃない?』
残飯『はいは…え?』
まさかの熱い方です。
というかなんでマヤちゃん出てくる前にわかるのかが当時理解できませんでした。
\ パターン青! /
友達『プレミア来いっ!』
残飯『来いっ!』
\ 使徒です! /
残飯『…』
友達『いや、ダブルラインなら全然あるから…』
\ リーチ!/
2||3
3||2
友達『熱い熱い熱い』
残飯『きたきたきたきたきた』
友達『背景背景背景背景背景背景』
残飯『背景背景は、あれ?』
2 3
-_-
3 2
友達『シンクロだね』
残飯『当たったね』
友達『しかも手前だね』
残飯『仕方ないね』
そして昇格もなく時短へ…
クズ『まぁ、当たっただけいいか…』
友達『500円で隣当てられた俺の気持ちも考えてね?』
クズ『ごめん』
確変昇格はありませんでしたが、クズ昇格はありました。
このまま時短を平和で順調に消化して帰りのラーメン代を稼いで終わりかと思っていた残り40回転頃に事件は起きます。
クズ『あ、金枠!金枠!』
友達『死ねっ!でもロング行けっ!』
\ あんたバカァ!?/
\ …ほんとにバカね /
クズ『よし!よし!』
クズ『シングル!!』
友達『あるあるあるあるある』
クズ『いけるいけるいけるいける』
友達『ストーリーストーリーストーリー』
さぁ 行くよ
リアルに目が点になりました。
残金500円からの逆転劇の始まりを感じる中、究極の祝福を前に実は少し泣いてたんですけどね。ほんとに。
まぁ、逆転劇はなかったので結果から見ればただのアホなんですが。
その後、数回連荘して残金500円よりかだいぶマシにはなりましたが普通に負けました。
オチなんかありません。
酒を飲んでふと思い出した若かりし単細胞時代を書いてみた次第です。
来年は財布の中身薄めで頑張ります。
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ebotanさんの
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