アナザーたっちゃんのお時間

はいどうも。
よろしくお願いします。


たっちゃんシリーズ…いかがでしたか？

ちなみに今たっちゃんは禁パチ中だそうです。


そんな事言っても彼は牙狼大好きなので絶対奥さんにバレないように新台打ちに行ってる筈です。

更に奥さんもバレないように打ちに行ってる筈です。


尚、家をお探しの方は僕にご相談ください。
たっちゃん不動産屋さんなので紹介いたします（笑）

あの話には後日談があります。







会社に来る前の日に親父がアパートに来ました。

その日俺は夜勤だったので親父が1人で俺のアパートに泊まる事になりました。

そして次の日の午前中に親父が会社に来てあのやりとり。



一緒にアパートに戻ると俺の布団が無い…。




俺「俺の布団は？」

父「馬鹿野郎！」


え？


なんでいきなり？


まさか今頃になって説教か？


父「おめーの布団で寝たら体中痒いわ！！」













知らねぇよ…。




父「大体なんであんなにせんべい布団なんだ！干してないだろ！痒い！痒いぞ！」





干す場所が無いんだよ…

父「あとホコリ！ちゃんと換気してんのか？薄暗いし！」

いや…換気してるけど…古いんだし仕方ない所だよ…そこは…。

父「人間の住む場所ではないな」


住んでるんだよ！！

今現在人間が住んでるんだよ！！

あなたの血族が住んでますよ！！！



俺「せんべい布団どこにやったのさ？」

父「外」

俺「え？」


物干し竿無いよな…


父「塀に干した」




うわあああぁ！


馬鹿じゃん！


汚ねーじゃん！


思いっきり塀に干してるし！！

一階だからって何その昭和な干し方！！

何故そんな人のもの大胆に干せるのさ！！


父「あとカバー汚いから捨てたから」



馬鹿じゃん！馬鹿じゃん！！


なんでそんな事するのさ！！


そのアクティブさが嫌いなんだよ！！

父「コードも邪魔だから抜いといた」

パソコンのコード！！

電源ちゃんと落として無いのに抜きやがった！

邪魔ってなんだよ！


父「あとその辺のもの袋に入れてまとめといたから」

これゴミ袋だよね！？

一歩間違えればゴミ出す気だったよね！？

人の思い出を可燃ゴミの日だったら出す気だったろ！？

勝手に断捨離するの辞めて！！

父「話は変わるが」


いや変えんなよ！！


父「あそこの駅前のパチンコ屋に昨日行ってきた」

親父はパチンコ大好きである。

特に旅打ちが大好きである。


俺「あぁ…出てなかったべ？」

父「出てねーな」

俺「回らねーしさ」

父「確かにな」


名前は忘れたが駅前に寂れたパチンコ屋があった。
当時は等価当たり前なのに3.4位？だった気がする。
そして回らない。やる気は特にない。

俺「で？いくら突っ込んだの？」

父「1万」

俺「何打ったの？」

父「慶次」

確か当時は焔だったと思う。

俺「1万負けたのかぁ…まぁ慶次ならまだ1万で済んだから良かったじゃん」

父「…万」

俺「？」

父「3万」

俺「3万負けたの？」

父「3万勝った」





なにこの人。


イラっとする伝え方してくるんですけど…。

父「換金率悪いな…他にねーのか？パチンコ屋」

俺「隣の駅だな」

父「なら仕方ねーな…寝るんだろ？」

俺「まぁ…」

父「17時に帰ってくるから」

俺「え？」

父「稼いでくる」

俺「…」




















ついさっきの俺の感動返せよヒゲ！


父「いやぁあっち(地元)だと知り合いばっかりで気にするようだけどこっちは気にしなくてノビノビ打てていいな！」


あなたさっき俺の為に頭下げてくれた人だよね？

別人のようだけど…。

この親あっての俺だよ…。

今思えば婆ちゃんからギャンブラーの血が流れてるんだもんな…。




ヒキも俺にくれればよかったのに…。


父「じゃ！17時に！」


ポツンと残された。


カバーの無い布団に寝る。






数時間後

父「起きろ！！」

網戸を開けて親父が帰ってきた。


玄関の鍵開けてた意味ねーだろ！


俺「そこ入り口じゃねーから！」

父「昨日より出なかったな」


無視だよ！寝起きの息子にいきなりパチンコの話かよ！

俺「…で？結果は？」

父「2万勝ち」



2日で5万稼いでるし…。

父「昨日と同じ慶次打ったんだが、隣の若い兄ちゃんが話し掛けてきてな」

スーツにスキンヘッドで口ひげ生やした強面の人にその兄ちゃんもよく話し掛けてきたな…。凄いと思うよ…。

父「いやぁ昨日も出してましたよねー？って」

2日間で顔バレしてんのかよ（笑）

父「パチンコ教えてやったよ」


知らない兄ちゃんに教える前に俺に教えろよ！！

いやその前にあなたのってオカルトだからな！


もう面倒になって話半分に聞いて風呂に入った。



その後、従兄弟の人と飲みに行き親父はまた我が家に泊まっていった。

俺の布団に堂々と親父が寝て家主はフローリングで寝た。


次の日親父は帰っていった。

起きて早々痒いだのなんだのまた文句を言っていた。

痒い以前に息子はフローリングで寝たせいで体バキバキです。

5万勝ったんだし宿代でいくらか置いていってもいいよね？






そんな期待は見事に裏切られた。

松屋の朝定食を俺に奢って帰っていった。

多分その3日間で彼が1番感動したのがこれ。

「この定食がこんな値段で食べられるのか！」

松屋のコストパフォーマンスに感動していた。

ちなみに実際は怖くて暴言なんぞ吐けません。

そして最近

「4パチで勝つより2パチで多く遊べて勝つ方がいい気がしてきた」

ご静観ありがとうございました。

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