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光触媒コーティングって結局どうなの?

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光触媒コーティングって結局どうなの?

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南戸(なんと)さん
ドが付くほどの初心者です。スロットをたまに打ちますが基本的に金欠です
投稿日:2020/12/27 16:53

※当記事はCOVID-19(新型コロナウイルス)に関する内容を含んでいます。
COVID-19に対する最新の情報は内閣各房ホームページをご参照ください。
https://corona.go.jp/


お久しぶりです、南戸と申します。
新型コロナウイルスが流行してから初めての年末年始がもうすぐ訪れます。
パチスロ店だけではなく、色々な店舗が日々対策を行っておりますが、中には「本当にこれ効いているのか?」と思うようなものもあります。
最近よく見かけるのが「光触媒コーディング」と呼ばれるものです。最近色んな店舗のTwitterアカウントで名前を見る機会が増えています。それらに関して当記事では触れていきたいと思います。

感染症の知識や予防方法の正しい理解が、自らの健康はもちろん、家族や周辺の人々を守ることに繋がります。
当記事が、改めて知識を見直すきっかけになれば幸いです。
※ご意見、追加情報等あればコメント欄でご指摘いただけると幸いです。


Q.そもそも光触媒とは何?
A.光触媒は、二酸化チタンを主成分としたコーティング剤です。(※1)

光触媒というと聞き馴染みのない言葉ですが、植物の光合成が光触媒反応の代表例なので実は馴染みがあったりします。
空気中にある二酸化炭素と水が、太陽の光を浴びて、酸素を作る働きと、根本的な動きは変わっていません。

{Photo01}


最近よく言われている光触媒コーディングは、付着した汚れや菌に紫外線が当たることにより、水や二酸化炭素に変化させるものです。(※2)

{Photo02}




Q.光触媒コーディングって効いてるの?
A.効いてはいるが、気になる点もあり。

論より証拠みたいなところがあるので、以下研究結果を羅列します。

・光触媒材料に光照射をさせ、一定時間経過後に回収、検査をしたところ、1時間で2.5桁のウイルス量の減少(99.7%の減少)、 2時間で検出限界以下である99.99%以上のウイルス量が減少したとの研究結果。(※3)
・光触媒に光を120分照射することによって、液体中の新型コロナウイルスの感染性は検出限界以下となったとの研究結果。(※4)
・光触媒加工されたプラスチック板が30分の接触で検出限界以下の数値になったとの研究結果。(※5)

この結果で思う事が一つあります。「遅くない……?」
現状、パチンコ・パチスロ産業21世紀会が制定した基準にある店内消毒の徹底(1時間を目安として定期的に消毒すること)と効果は変わりありません。
※代替消毒方法の有用性は、「新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価」参照。厚生労働省のページからリンクがあるものです。
https://www.nite.go.jp/data/000111315.pdf

パチンコ・パチスロ産業21世紀会に関しては佐々木さんの連載「パチスロ攻略ライターの思考ルーチン」にわかりやすく掲載されているのでそちらをご参照ください。
https://pachiseven.jp/articles/detail/11335

個人的に安心性に優劣をつけるとすれば
台の遊戯後除菌>光触媒コーディング=定期的な店内消毒という感じで、光触媒コーディングが優れているという訳ではなく、店内消毒の一種だと考えています。
台の遊戯後消毒の例:
グリンピース新宿本店にて確認
https://twitter.com/nantoguru/status/1299342584762888194


Q.光触媒コーディングって無害なんですよね?
A.諸説あり。

光触媒コーディングは二酸化チタンを主成分にしていると説明しましたが、その二酸化チタンの有毒性(主に発がん性)に対して、現在色々な検証が行われています。
そもそも二酸化チタンとは、着色料として使われており、チューイングガム(※6)や化粧品などに使われており、結構馴染みのあるものです。
しかし今年2月、EUは酸化チタンを発がん分類区分2(吸入)として分類する規制を公布しました。(※7)
それに伴い日本でも現在議論が進められているところです。今のところは「がん原性の指針を策定し公表に至るまでの試験結果ではない」とのことです(※8)が、引き続き検証が行われている様子です。(※9)

光触媒コーティングの安全性に関しては、
・「酸化チタンはチューインガムなどの食品や化粧品のファンデーション、サンスクリーン剤(日焼け止め)などに使われている安全な物質」(※10)
・「これまでのところ、日常の使用下で人の健康、環境に対し悪影響を及ぼしたのとの報告は聞いておりません。」(※11)
等、主成分としているものと、配合しているものを同列で語る根拠に乏しい状態であり、引き続きの情報収集が必要です。現段階で安全だと言い切ることは難しいのではと思います。
(不安を煽る意味合いはなく、根拠が不十分と言うだけです。福島第一原発事故のように、不用意に不安を煽る意図はございません。)

最近では、酸化チタンではなくチタンアパタイト(※12)や酸化タングステン(※13)を使った光触媒の実用化も進んでおり、今後に期待といった状態です。


別角度、規格視点からも安全性について検証したいと思います。最近よく見る安全性の理由として挙げられているものが、そもそもどういう意味なのか羅列させて頂きます。
・「国土交通省NETIS登録」(※14)
公共工事等で活用する新技術をまとめたデータベースのことで国土交通省が運用しています。
基本的に書類ベースになります。
・「PIAJマーク」(※15)
光触媒工業会の安全性の自主規格。JIS試験方法による性能評価において、一定の性能基準を満たしたものに与えられる。
認定商品は下記から検索が可能。
https://www.piaj.gr.jp/piaj_product/list.html
・「抗菌SIAAマーク」(※16)
抗菌製品技術協議会の安全性の自主規格。PIAJよりもより細かな安全性に注意した印象。
抗菌性は国際標準ISO22196(※17)に準じて行われた試験の結果にもとづいて判定。

つまりNETISは技術を認定するものであり、安全性や性能を保障するものではありません。検査の詳細も現状不透明なので、安全の根拠には及ばないと思います。
他2つに関しては明確な基準値がある分、実用性は保証出来るかと言う印象です。


Q.光触媒コーティングって結局どうなの?
A.店内消毒の一種です!!

結局光触媒コーティングをしているから良いお店、していないから悪いお店というわけではなく、対策の種類の1つであり、それ以上それ以下でもないと思ってます。
そもそも前提として、光触媒コーティングはモノに付着したウイルス対策であり、空気中のウイルス対策ではありません。
咳エチケット、マスク着用、手洗い・手指の消毒の徹底や、お店に行く前の体温測定徹底、人が密集しないように間隔を空ける等の対応は必要です。
「良いお年を」と言い合うためにも、感染防止対策の徹底を宜しくお願いします。


以下引用元
※1:株式会社バイオミミック「光触媒とは」
http://www.biomimic-c.com/service/biomimic_coat/photocatalyst/
※2:株式会社富士通研究所「光触媒ってなんだろう」
https://www.fujitsu.com/jp/group/labs/resources/tech/techguide/list/catalyst/p02.html
※3:医療法人徳洲会 古河総合病院「光触媒、コロナ不活化」
https://www.kogahosp.jp/photocatalyst/
※4:「光触媒技術による「新型コロナウイルス」の感染力抑制効果」
https://www.kaltec.co.jp/pdf/covid_20201015.pdf
※5:奈良県立医科大学「MBT新型コロナ感染対策の研究結果について」
http://www.naramed-u.ac.jp/university/kenkyu-sangakukan/oshirase/mbtsars-cov-2.html
※6:チューイングガム使用例
https://www.lotte.co.jp/products/catalogue/gum/29/detail01.html
※7:日本酸化チタン工業会「欧州での酸化チタン発がん区分けに関する進捗」
http://www.sankatitan.org/r22.2.19tdma.pdf
※8:日本酸化チタン工業会「厚生労働省リスク評価検討会(有害性評価小検討会)の結論について」
http://www.sankatitan.org/2020.12.17yugaiseihyoka.pdf
※9:厚生労働省「令和2年度第2回化学物質のリスク評価検討会(有害性評価小検討会)議事録」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14374.html
※10:株式会社バイオミミック「光触媒とは」
http://www.biomimic-c.com/service/biomimic_coat/photocatalyst/
※11:光触媒工業会「光触媒のQ&A」
https://www.piaj.gr.jp/roller/contents/entry/200805192#answer12
※12:富士通研究所「チタンアパタイトと、酸化チタンとの比較」
https://www.fujitsu.com/jp/group/labs/resources/tech/techguide/list/catalyst/p06.html
※13:東芝「ルネキャット メカニズム」
https://www.toshiba-tmat.co.jp/res/renecat/about/mechanism_j.htm
※14:国土交通省「新技術活用 ~公共工事等における新技術活用システム~」
https://www.mlit.go.jp/tec/gijutu/katuyo.html
※15:光触媒工業会「光触媒性能判定基準」
https://www.piaj.gr.jp/roller/contents/entry/20090121
※16:抗菌製品技術協議会「SIAAマークとは」
https://www.kohkin.net/mark.html
※17:wikipedia「ISO 22196」
https://ja.wikipedia.org/wiki/ISO_22196

11

南戸(なんと)さんの

※本記事はユーザー投稿コンテンツです。

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このコラムへのコメント(2 件)

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遊び人
投稿日:2020/12/30
南戸(なんと)さん
ご返答ありがとうございます。
ソース付きとはお手数をお掛けして申し訳ございません&ありがとうございました。
返答からもひしひしと伝わる遊び人のアホの子具合(涙)

①本当にパフォーマンスなんですよね。
まあ経営資源を使ってボランティアでは意味が無いですから、仕方がないとしか言えません、ユーザー側はあの店は絶対に大丈夫とか思わず、個人で出来る自衛・対策は各自で心がける必要があると思ってます。

②さらっと常在菌と正して頂いてありがとうございます。
マイナーな所だと、皮膚の常在菌が体内で繁殖したら心内膜炎の原因にもなりますね(怖)
バランスの上で成り立っているモノを崩すのは本当に怖いので、殺菌・消毒も適度に付き合うのが正解ですよね。

菌関連はもやしもん(アニメ・ドラマ化済み)が非常に面白かったのでオススメですね。

はたらく細胞の今週号ってコロナなんですね。
知りませんでした。
はたらく細胞は後で見ようと思ってたら、いつの間にか多くの種類が刊行され、無印の次は。。。と思い読めてませんでした。
細胞より順番を教えてくださいと思ったのは自分だけじゃ無いはず(笑)
もう一度チャレンジしてみたいと思います。

丁寧なご返答いただきありがとうございました。
遊び人はアホの子なので、温かい目(生ぬるい目はやめて)で見ていただければ幸いです。
失礼いたしました。
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遊び人
投稿日:2020/12/30
はじめまして。
凄く良く調べられているなぁというのが第一の感想です。(小並感)
実は昔、仕事で少しだけ絡んでいた事がありましたので、あくまで自分の個人的な偏見と感想ですが。。
ひょっとしたら気分を悪くされるかもですが、実は自分この技術には結構懐疑的な方です。
まず期間、そもそも人間自体が雑菌の塊なのに、どれ位の間効果が持続するのかが分からない事。
そもそも雑菌と人間は共生関係にあるのに、雑菌が活性化しない(住めない)場所が本当に人間にとって良い環境なのか?(無菌室のような場所で暮らしていたら、抵抗力も衰えそうですし)
鉄ならまだしも、チタンて炭化した金属というイメージがあるので、微量であっても極力接種したくないなぁというのがあり、どうしても懐疑的になってしまいます。
あと、上げ足取りになるかもですが「光触媒は安全です」や、「無害です」は見るんですが、「コーティングされた場所は安全・無害です」は見た事がありません。
雑菌はどうしても汚い・不潔みたいなイメージを持たれがちですが、無くてはならないモノですし、自分はお酒やチーズ等の発酵した食品が大好きなので、菌の恩恵を受けている以上、敵視もしたくないなぁと思ってます。
まあ自分が関わっていたのは、既に遥か昔(本当に出始めの頃)の事なので、最新の情報が無い、無知から来る恐怖なのかもしれませんけど。。。

全国チェーン系列の大手さんでもやり始めたので、効果があって安全なの一番なんですけどね。
自分は、外出後の手洗い・うがいに外出時はマスクの着用、人前での会話は極力さける、体調が悪い時は家でゆっくりする。
上記を守ってストレスをなるべく抱え込まずに無く過ごせれば、抵抗力も自然と強くなるので「病気にならない」より、「病気に負けない方」が重要だと考えています。
お店に守ってもらうというより、自力で何とか出来たほうがパチ好きっぽいですしね(笑)
良く調べられていて、面白いコラムなのに、感想がなくて勿体ないなぁと感じましたので、1コメGETしてみました。
それでは良いお年を。

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