成長しない男

シルバーウイークもなんだかんだで最終日





明日こそ…明日こそ…






朝から羽根モノ回す！



種銭がない時は羽根モノに限る。








と思っていたものの



なぜか北斗に座り種銭が崩壊しました。


もじゃ王です。皆様いかがお過ごしでしょうか。










今日は


たびたび出している元カノの話をしようと思います。



















これは社会人になって一人暮らしを始め







日々新人として忙殺されながらも



掃除、自炊など、一人暮らしの生活が板についてきた頃の話。










初ボーナスとなるまとまったお金を手にした私。







当時はまだ勤務地で仕事関係以外の友達も出来ず、





かといって夜の街に1人で繰り出すなんて、キャバクラ狂いのオッサンがやることだと思っていたので、マチに呑みに出る事もなく






そのお金の使い道というとパチンコくらいしかなかった。










そして、休日、朝イチから寝癖+スウェット上下という、完全にパチンコ屋をリビングか何かと間違えたような格好で並び




知り合いが全くいない土地での暮らしを謳歌していた。









そして並んだ末に座った台が海物語。













この海物語、








魚群ではなぜか当たらず、ノーマルリーチで当たる





確変は引けるが、連チャンしない









投資がかさむ事もないが、勝つ事もない。





というまさに私の中での鬼門となる機種だった。











しかし、皆様もないだろうか




金に余裕があり





何も考えずに1日レバーを握っていたい日が。







その日が正にそうで






ボサボサの髪で、ダボダボのスウェットのバカみたいな顔をしながらレバーを回すもじゃ王の姿がそこにはあった。















まったく欲がなかったのが功を奏したのか




なんと鬼門の海物語で初の大勝。









もういくら勝ったかまでは覚えてないが




財布の中の諭吉が10人以上に増えた光景が記憶に残っている。













金もある。時間もある。



そんな時どうするか。






そう、地元から腐れ縁の旧友を呼びつけるのだ。






その旧友とは





大学時代、いや、高校時代からの仲で





高校時代は同じチーマーというものに属し、







大学に入ってからはそれこそ朝から翌日の朝まで共に遊び倒していた奴だった。










前書いたコラムにも登場したが、



朝イチから500円握りしめて羽根モノダッシュしていたのがコイツである。







まぁ、私が言うのもあれなんだが




いわゆるクズであり






一時は、遊びが過ぎて、某爆◯イ掲示板にて





◯◯(地元)の種馬、ロー◯ン△△店の汚物等々、一つの板がそいつの話題で炎上しっぱなしになるくらいの奴だった。










と話がそれたが、

そんなやつを隣の県まで自腹高速で呼ぶにはどうするか。
























「デリヘル奢る」








この言葉に限る。








大勝ちした時はたびたび呼びつけて遊んでいた(逆もしかりだが)のだが




よほど気合いが入っていたのか








その日は、電話した時は寝ていたのに





隣県の私のアパートについたのは一時間後。







最速記録更新だと、2人であひゃあひゃ喜んでいた。











そして、とうとう決戦の時、





インターネットでデリヘル嬢を探す。





戦いの序章はここから始まっているのだ。




2人で良さげなデリヘル会社を探す。







そして協議の末、私が住んでいた県では老舗のデリヘルにすることにした。











そして電話をし、ラブホの1室で待つ




この時間のドキドキ感がたまらない。








デリヘルはこの時間が1番の幸せと言ってもいい





部屋の呼び鈴が鳴るまでのひととき。









ドアを開けるまでの期待感。









おっと、風呂は嬢が来る前に沸かしておこう。





なんだかんだしてると、部屋の呼び鈴が鳴った。









ドキドキしながら、ドアを開ける。







と、色白で、アニメ声の広末涼子がそこにいた。












当たりだ！


デリヘル史上、最大の当たりだ！




そう思いながらも、あくまでクールに振る舞う。










部屋に招き入れ、ひとしきり行為を終える。











今日は当たりだったな、これ以上の女の子は旧友のとこにはいってないだろう。


今日はこの話を肴に酒を飲もう。








そして、最後にその女の子を送り出した。




と、その時突然その嬢が




「今度一緒にカラオケ行こうよ！」



と言いだした。
















ん？









こんなことあるのか？？












同時に、1度美人局にあっている私のアラートがギャンギャンに警告音を鳴らしている。








…そういえば、おかしい。



よく考えるとおかしい。







プレイ中、あんなことやこんなことまで出来たし、むしろ向こうも積極的だった…
最終的にはほにゃららなことまで…










































またか！？美人局め！










おれはもうその罠にはかからねぇぜ！































……いや、しかし、もしこれが罠ではなかった場合




60分2万円近くするプレイを独り占めできる可能性も…














つうか普通に暮らしてても、断然かわいいレベルの女の子だ。
ここで判断するのは、尚早ではないか。









しかも、もし成功すれば…







もし成功すれば…
















ヒモ男子ラッシュ確定じゃないか！！






どうする、おれ！？

















「行こう行こう。じゃあアドレス教えてもらえる？？」



















昔、あれだけ痛い目に遭いながらも、成長していない男がそこにいた。






否、最後の防衛線は張った。








自分からこのアドレスに連絡しなければいいだけだ。








あとは、旧友と相談してどうするか決めよう…



ちなみに、その旧友も1度美人局にあっている。
ほんとに、腐れ縁というか腐敗した縁の友だ。













デリヘル嬢のアドレスを受け取り、ラブホの支払いを済ませ、私は外に出た。













〜〜〜〜〜〜つづく〜〜〜〜〜〜














1度で書ききろうと思いましたが、スマホではやはり無理でした…

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