壁を越えた日

もう何年前だったか、
･･･なんて振り返らずとも写メの情報から分かるもんだから便利な時代になったもので。

秘宝伝～太陽を求める者達～という台がありま･･･まだ稼働してる店もあるし「ありました」じゃなくて「あります」が正確かしら。
スペックなんかはググってくださいませ。

この台が導入されて（2012年の11月･･･え、そんな前なんコレ）から
おおよそ半年ちょっと過ぎた2013年の6月半ば。
（スロを始めたのがだいたい初代北斗が隆盛を極めた頃だったので･･･えー、何年だろう）
ともかくスロットを始めてン年、この秘宝伝（略）で人生初、万枚の壁を乗り越える事ができました。

もう何を引いてどう出したかはうろ覚えでいいとこ「一撃ではなく大きな波が二回来た」というのを覚えている程度ですが
そんな記憶の中で今でもハッキリ覚えているのは、大箱に入ったメダルをスタッフさんが何度もジェットに流してカウンターが9999枚に達した時、
流す手を止めたそのスタッフさんがメダルを1枚取り、ワタクシの顔を見て笑顔でカウンターに投入し、
表示が「10000」になった瞬間、

｢やりましたね｣

とさらにいい笑顔で声をかけてくれた事。
ワタクシ感極まって涙ながら･･･いやちょっと話盛った。
でも実際ちょっと涙ぐみそうになりながらも

「ええ、やりました」

と返したのをよく覚えています。

そのホール、今ではパーソナル式になったのでスタッフさんにとって作業は大分楽になったと思うのですが、
もう色々な意味でこういう光景はなくなるのかな、と思うとほんのちょっとだけ寂しくもなるのです。

壁を越えたあの日、一つの壁は越えたものの新たに最高出玉数の壁ができたあの日、
あれからさらに５年近く経ちますが、未だにこの壁はワタクシの前に立ちはだかっているのです。

12121枚。次の壁は高い。

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