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悲しき運命と道のり ~最終回~
悲しき運命と道のり ~最終回~
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ぷらむさん
某星(プラネット星国)で記事を書いているとかいないとか。 一応「ライター」と名乗れる身分ではあるが自信が無いので正体は星の中。 ゲームセンター界にも詳しい何でも屋。 - 投稿日:2017/08/04 02:39
ユニバカ→オオネさん閉店までの疲れが今になって来たのか。
昨日丸一日寝ていたぷらむでございます。
さて、まずは注意事項です。
結構今回のネタはダークなので、メンタル弱い方のご観閲はお勧めしません。
そしてノンフィクションのお話ですが、無理に信じろとは言いません。
フィクションかノンフィクションかはご自身でご判断下さい。
では、参りましょう。
…早朝にかかってきた電話、知らない「男」の声だった。
男「ワタクシ、アパートの管理人をさせて頂いてる〇〇という者です」
あぁ、遂に来てしまったか…。
~約一か月前~
女「よぉー、ぷらむー、稼ぎどないよーぉ」
私「…久々に会ったと思ったらほろ酔いとかどういうことだ…」
女「あたしゃあんな職場やめらよー」
私「水商売やめたんか」
女「おうよー、稼げば稼ぐ程妬まれるとかやってらんねーよ!」
私「女同士の確執ってやつか…まぁその点はウチの世界も一緒だがな」
やはり水商売の世界もドロドロとしたものがあるらしい。
稼ぎを出せば上にはニコニコされるが、同僚には嫉妬の目で見られる。
露骨に出すと他の常連から睨まれるウチの世界と全く一緒である。
結構陰湿な嫌がらせもあったらしい。
本当にドラマや漫画そのものの様な世界だった。
正直、ワタクシもお店で常連とトラブルになった事はある。
何故か殴られた被害者側なのに出禁にされた事もある(苦笑)
ただ、そういう意味では、まだ陰湿にされるより殴られてた方がマシな気もした。
メンタルもやられ、精神系の病院も受診したそうな。
女「で、おめーはいつまでパチスロ打ってるんだよー」
私「ちょっと今後は微妙かな…5号機っていう改正が今度来るんだわ」
女「良くわかんねーけど、もうお前何年もその世界にいるんだしテッペンとれよー」
私「お前の言ってる事の方が良くわかんねーよ…」
…そういや、前もそんな事言ってたっけな。
まぁ酔っ払いの戯言なんでしょうけど、確かに何年もこの世界にいるなー…。
テッペン言うても色々な形があるけど…何の事を言ってるのやら。
女「要は、お前もその業界に入ってみろやって事ぉー(キリッ」
私「あー、はいはい、機会に恵まれたらねぇー(棒)」
女「おうよー、ちゃんとがんばるよーに!」
私「はいはい…」
…そんな他愛もない会話もした事はありましたっけ。
そして、現在。
男「貴方との通話履歴が沢山ありましたので、お電話させて頂きました」
私「…家賃滞納でもしましたかね」
男「非常に申し上げにくいのですが………実は…」
管理人の方はあっさりと彼女の死を告げた。
何が起こり、どうなり、「今の」彼女の状況等、淡々と。
具体的には割愛するが、事故死の様だった。
「今の」彼女は実家に送られ、数日後には葬儀をする。
実家の電話番号を知っているなら連絡を取ってみてくれ、との事だった。
…この後の数日間の事は正直覚えていない。
ただ、1つだけ覚えている事がある。
そんな時でもワタクシはホールに通っていた。
打つ事によって気を紛らわせていたんでしょうな。
そして気が付いていたら、コッチの世界に寄りつつあった。
ゲーセンのバイトから、実機中古店のバイト、など。
そして。
ゲームセンターオオネには、もう行かないでおこう、と思った。
行かないでおこう、というより、行けるはずがない。
思い出とは時に残酷な物に変貌する事もあるのだ。
色々な機種と巡り合わせてくれたお店だが…色々あり過ぎた。
だが。
運命とはこんなにも残酷なのか、と思い知らされた。
オオネさんの閉店日が告知された時だ。
ただの月末、ただの偶然と思いたいが。
彼女の命日でした。
今、ワタクシはとあるサイトでライターをやらせて頂いてます。
ギャラを頂いていますので、一応はアマかプロかで言えばプロになります。
そりゃ本当のプロは佐々木師匠の様な方を言うのだと思いますが。
ライターと言う意味では無名中の無名ですが。
別に良いんです。
有名なんかになれなくても。
約束は果たせましたからね。
因みに、オオネさんの最後の日、閉店まで居ましたが。
オオネさんの専務さんとお話が出来たので、少しお話をさせて頂きました。
そして、最後のお客として店を後にさせて頂きました。
最後のBGMはアステカのCT中音でした。
さてはて、内容は大分湿っぽいので申し訳ありませんでしたが。
中の人は至って元気で御座います。
むしろ本職の原稿をこれから書き上げる位ですので。
では最後に。
「いつまでも、有ると思うな、相方とスロゲーセン」
7
ぷらむさんの
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このコラムへのコメント(8 件)
あ、だとワタクシじゃないですね。
前々回は確かほぼ外で喫煙する諸先輩に「このラインから出ないの!」
って指導する役でしたし。
多分来年も参加しますが、またドブ臭い仕事を率先して受けてると思います。
多分ワタクシの文章の根幹にはこの事件が少なからずあると思います。
「愛」から「哀」に代わり、そして「愛」に戻った感じですかね。
それでも優先順位考えろ、っつー話ですけどね(苦笑)
いつぞや師匠と飲んでた時に「お互いどっちかというと動画映えしない顔だよね…」って言ってましたね。
なんでやはりワタクシは地味ぃーに地味ぃーに、我が道を進めればと思います。
あまりのぼせない程度に(苦笑)
例の話は…まぁ多分ジローさん以外にも師匠に会ってみたい方はいらっしゃると思うので。
ワタクシなんぞは近隣の県に来た時に呼んで頂ければいつでも行きますよ。
本当、コイツの頭の中は脳味噌が回転ではなく、リール回ってますので。
スロットエイドは、自分の勘違いかも。ちなみに前々回の話です。
個人的にはこういうネタは反則かな…と思ったのですが。
流石にまさか命日と閉店日が同日だとは思いもしませんでしたわ、はい。
本業でもこういうネタは書いた事が無いので…良い意味でも悪い意味でも。
自分での区切りがついた、気がします、気が。
…はて、もしかして、AIDに本物のぷらむさんいらっしゃるんですかね…?
あ、いや、惚けてるとかじゃなくて、AIDでは本業の名前で活動してますので。
前回は地下でポスター売る係してました、はい。
何かに駆り立てられるように
私もオオネには深い思い入れがあります。だからきっと同じような『何か』があの場所にあるのだろうと
この文章でやっと理解できました
スロットに深い愛を持って書かれるライターとしてのあなたの文章。私は大好きです。
無名だとか、有名だとか
私にとってどうでもいいかな
私の尊敬するパチスロライターなのは間違いありませんから
云いたい事は山ほどあります
例の話。少人数で構わないので早く実現しましょう
なんなら2人でもいいんですよ?(笑)
プラムさんも、そういう感じかと思ってたら、その結末として、あまりにも悲惨。
覚えてないと思いますが、自分は、スロットエイドで、南国育ち出しまくって、何度もプラムさんを呼んだんですが、その時は、そんな素性を知る由もなく。今回、感慨深く読ませていただきました。
確か当時は上野の殿堂さんや巣鴨のRISEさんも無く、
この手のお店の先駆け的存在だった気がしますね。
ワタクシには思い出しかなかった、故に行けませんでしたがね。
家からオオネまで一時間足らずです。
なんで今まで来なかったのか後悔しました
それでも最後に来れて良かったとも思いました。
ありがとうサヨウナラ