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パチ7自由帳月間賞
2018.07.02
【伊藤ひずみのお題帳】2018年6月分『パチ7公式の漫画キャラ』結果発表!
はい!どうも!伊藤ひずみです! 前回に引き続きたくさんの投稿ありがとうございました!
今回のお題は「パチ7公式漫画のイラスト」。自分で出しておいてアレですが、おもしろかったですね、このお題。様々な切り口の公式キャラを見ることができて、毎日、存分に楽しませていただきました。
ということで今回も、まずは気になった作品をピックアップさせていただきます!
私は挑戦する人が大好きです。失敗したっていいじゃないですか。挑戦することに意味がある。何か新しいことに挑戦している方々がいたら、積極的にご紹介していきます。
■キラ武士さん [伊藤ひずみのイラストお題]
■*Luna*さん ヤスくん♪
今回も「普段絵を描かない勢」が、がんばってくださいました!お二人とも前回も参加してくださいましたね。うれしい限りです。だったら「いつまで絵を描かない勢なの?」というツッコミも入りそうですが、それについてはあくまで私のイメージです(笑) なので逆に「絵を描く勢」という認識になるくらいまで、たくさん描いていただけるとうれしいです。
■ロージーさん こら、待てー!!!
そして私の中で「絵を描かない勢」から脱却したのがこの方。1年ほど前に4コマ講座に参加してくださったのですが、そのときは「絵を描いたことない」と仰っていたと思います。当時は編集長と絵のヘタレさを競っていたはずなのに、たった1年でうまくなりすぎです! 今回新しい挑戦はしていないかもしれませんが、思わず紹介させていただきました。
■藤原ジェットさん カモやん(リアル
制作方法は詳しくわかりませんが、2枚の写真を合成したのかな?「これもイラストなの?」「どこまでがイラストなの?」と疑問に思う方もいるかと思いますが、私のお題帳ではこういうものもありにしたいと思います。おおまかな線引きとしては以下のようにさせていただきます。
何がよくて何がダメかの具体的なラインは完全に私のさじ加減になってしまうのですが、何か思いついたら試しに投稿してみてください。ダメだったらダメって言います(笑)
ただし写真を使う際はご自分の撮った写真かフリー素材を。また許可を取っていない方が映り込んでいないかを十分にご注意ください。
■らびっとパンツァーさん まろっこさんとくず神様の何でもない日
ほのぼのかわいい作品です。紙に描いたものを撮影、そのときにフィルタをかけているのだと思われます。仮にデジタルで絵を描く環境が整っていなかっとしても、工夫次第ではこんな素敵な作品ができるということを教えていただきました。武尊さんも同じように撮影後に工夫してらっしゃいますよね。この「アナログで描いて撮影後に加工する」という工程は、何かおもしろいことができるのではと可能性を感じています。
最終候補作品発表の前に、この方はパチ7の関係者枠なんでしょうけど、おもしろいのでご紹介↓
古典的少女漫画風パチ7キャラです(笑)絵がうまい人が、その絵のうまさを使ってふざけると最高におもしろいですよね!おもしろい発想、シュールなセンス、それを表現しきる確かな画力。絵は画力だけじゃないけど、画力を上げるとイメージを形にしやすいってことを実感させてくれます。
ということで最終候補作品をご紹介していきましょう!
※あくまで私目線ですので、おもしろかった数などはあまり考慮しておりません。あらかじめご了承ください。
今回もたくさんご応募くださいました。その中の1枚です。映画ポスター風といった感じですかね?かっこいいです!キャッチコピーの内容は全然かっこよくないんですけどね。確かに全員養分だ(笑)
スタンプ風の画像というコンセプト。切り口がいいですね。お題帳でも「スタンプ風画像」で募集したいなと思うくらい、いいコンセプトだと思います!公式スタンプがあったら是非使いたいですよね!
まおさんを描いてくださいました。1枚絵だけど情報量がすごいです!この1枚でまおさんのキャラクターを表現しきっている。背景もしっかり描きこまれた力作です。そしてかわいい(大事) かわいいです(大事なことだから2回言いました)
武尊さん2枚目の最終候補作品。パチ7の乙女ゲーがあったらというコンセプト。発想がおもしろいですね。思わず「やってみたい」と思ってしまいました。パチ7×映画、パチ7×ゲーム……というように関連がなさそうなものを組み合わせる能力は武尊さんの持ち味の一つかもしれませんね。
えいほんさんを描いてくださいました。かわいいです!もちこ/mckさんのイラスト好き。もう1枚も最終候補に残すか最後まで悩みました。1枚絵としてのまとまりもいいですよね。もう1枚もそうですが、ほんわか、明るい雰囲気、元気になれる、素敵な作風です。
カタギリさんを描いてくださいました。どんな絵なのかは、見ればわかります。一目でわかりすぎて特に言うことがないです(笑) 村谷みあさんの「ねこ美さんのすぐ体育座りするとこ好きです(笑) 」というコメントが私の中ではヒット。
各キャラの衣装を変えたら……という作品。こちらも切り口がいいですね!公式でもこういうコラボ画像が見てみたいなと思いました。個人的には、まおさんの衣装を着たえいほんさんが好き。
以上が最終候補作品となります。だいたい投稿数全体の1/3を目安に選ばせていただいております。なので泣く泣く僅差で外させていただいた作品もたくさんあります。紹介できなかった作品も素敵なものばかりなのでぜひご覧になってみてください。
大賞のねこ美さんには5000円分のパチ7オリジナルクオカードを差し上げます!
【評価ポイント】
単純に「いい絵だ!」と思ったのが大賞に選んだ最大の理由です。「湯呑にしたい」というコメントにも納得。そして、もう一つのポイントは絵から感じる印象が明確なことですね。タイトルに「哀愁の」と入っていますが、それがなくても、また原作を知らなかったとしても、この絵を見た人は「哀愁、漂ってるなぁ」と思うはずです。表現しようとしたことが的確に心に響くという点を評価させていただきました。
では、ねこ美さんの絵のように、テーマが見ている人にダイレクトに伝わる理由はなんなのでしょうか。それを次の「余計なお世話」で少し掘り下げてみようと思います。
ということで今回は個別の作品ではなく「イラストで表現したいことを効果的に伝えるためにはどうすればいいか」というお話をさせていただきたいと思います。
※相変わらず長いです!覚悟して読んでいただけると(笑)
実は今回、大賞を選ぶにあたって、2作品で最後まで悩みました。そのもう一つがこの作品です。
最終候補として挙げたときにも触れましたが、人間まおさんのキャラクターがよく表現されたすばらしい作品ですよね。ねこ美さんと村谷みあさんの作品は、共にすばらしいのですが、そのすばらしさは少し方向性が違います。
では何が違うのかというと… それは「情報量」
「ん?情報量?」と思った方もいるかもしれません。どういうことか見ていきましょう。
■イラストにおける情報量の多寡
原則的に絵は情報量を増やせば増やすほど表現できることが増えます。例えば「A子ちゃんはかわいい」というテーマを絵にするとします。このとき、真っ先に描くのは顔でしょう。
これは大多数の人が、ある人間がかわいいかどうかを判断するのは顔だからです。ですから、これだけでも、「この子かわいいでしょ?」と伝えることは十分にできます。では、これに身体を付け加えてあげたらどうなるでしょうか。
これで小柄な子でブカブカなシャツを着ていることがわかりました。いいですよね!大きめのシャツ!!!つまり自分が思う「かわいい」を顔以外でも表現できたわけですね。
さらに「ポーズ」、「背景」と情報を増やしていくこともできます。
顔だけのときは「顔がかわいい」ということしか表現できませんでしたが、背景まで描くことによって「小柄でかわいい」「セクシャルな魅力」も表現できたと言えるのではないでしょうか。
もちろん同じキャラでも、セーラー服を着せればこの子が中高生であることも示せますし、私服ならファッションの好み見せることもできます。大食いをさせることで小柄だけど豪快なキャラをアピールする……なんてことも可能です。身体や背景など、情報量を上げることで、顔だけではできなかった、より複雑な表現が可能になるわけです。
しかし、ただ情報量を増やせばいいというわけではないのがイラストの難しいところ。それによって生じる問題もあります。
■情報量が増えると生じる問題
それは「言いたいことが、ぼやける可能性がある」ということ。先に挙げた背景ありの絵は、部屋の様子など、様々な情報を見ている人に与えます。それは裏を返せばメインのキャラクター以外のところに意識が逸れている、とも言えるのです。 また背景ありの絵には「エロさ」を感じる方もいるかもしれません。しかし当初のテーマは「A子ちゃんはかわいい」だったはず。つまり複雑なことを表現できる反面、当初の目的以外の要素が加わってしまったのです。
このようにメインキャラにもっと意識を集中させたい、当初の目的だけをシンプルに伝えたいというのであれば、いっそのこと背景なしにした方が正解の場合もあるのです。アイドルのグラビアなどは、背景をぼかすように撮影することで、人物だけに注目が集まるようにしている場合も多いですよね。
今回の応募作品の中ではこの絵がいい例でしょう。
バックに模様はありますが基本的にはキャラだけの構図。キャラを見せることに特化したグラビア的な絵です。このように「背景」を描かない積極的な理由も存在するわけです。
■2つのイラストの違い
では先に挙げたねこ美さんと村谷みあさんの絵を比較してみましょう。両方とも背景がありますが、ねこ美さんの方が情報量は少なめなようです。村谷みあさんともちこ/mckさんの中間くらいと言ったところでしょうか。
この二つの違いは「絵を描こう」と決めたときの戦略の違いが現れているとも言えます。 意識していたかどうかはわかりませんが、村谷みあさんは「まおさんが好き」ということを「容姿、行動、部屋の様子」など、様々な要素を見せることにより、多方面から説明しています。
それに対して、ねこ美さんの作品は「カタギリさんが好き」ということを、この人物の職業や性格などの細かい情報はともかく、その「哀愁漂っていることころがいい」という1点に絞ってシンプルに伝えようとしているわけです。
このように「情報量をどのくらいにするか」は絵の方向性に大きな影響を及ぼすものなのです。これは「どちらががいい」というわけではありません。方向性の問題であり一長一短です。その証拠に2作品とも、とても素晴らしいイラストです。ただ今回は、シンプル故の1点突破のパワーが若干勝っていたと判断し、ねこ美さんを大賞にさせていただきました。
■おわりに
ということで「余計なお世話」いかがだったでしょうか。今回のお話は、何も別に初めから「このくらいの情報量にしてやろう」と考えて描けと言っているわけではありません。ただ描いてみて「何か違うな」と感じたときに、情報量を見直すことで解決の糸口になるのではないかと思い、お話させていただきました。
ただし情報量を上げるということは画力が必要になるということでもあります。身体を描いたり、背景を描いたりするということですからね。絵の良さは画力では決まりません。しかし絵が上手ければ表現の幅が広がります。顔しか描いていない方はたまには身体を、背景を描かない方はたまには背景を描いてみるのもいいかもしれません。
今回も長くなってしまいましたが、6月の結果発表は以上となります。ご協力いただいた先生方、ご応募くださった皆様、この記事を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。 次回もよろしくお願いいたします。
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- 伊藤ひずみ
- 代表作:伊藤ひずみのお題帳
漫画家。『のぞまこ。』『パッチくん』『若葉レバーオン!』『ロックンリール』など。パチンコで初めて触った台はCR海物語、スロットは初代北斗の拳。ぽっちゃりだったころのマリンちゃんの方がエロかったと思う今日この頃。
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大賞おめでとうございます!いやむしろ話のネタに使ってしまって申し訳ありません(笑)ぜひまたご参加ください!
ご応募ありがとうございました!自分で描くときは情報量を上げていく方向性が好きなので、村谷さんの今回のイラストは大好物でした(^^)ぜひまたご参加ください!
こちらこそご応募ありがとうございました!2つともとても素敵な絵でした!!柄の使い方は参考にさせていただきます(^^)ぜひまたご参加ください(^^)
ご応募ありがとうございました!ぜひ気軽の投稿してください(^^)
ご応募ありがとうございました!(^^)
こらこそステキなイラストありがとうございました!
本当たしかったですね(^^)
受賞できると思ってなかったので驚きました〜(T_T)うれしいです!
本当に毎回思いますが、パチンコ情報サイトなの・・・?というくらい「余計なお世話」コーナーが参考になります。
今月も楽しいお題をありがとうございました!
いろんな方の絵を見れて楽しかったです!!
大賞は納得のカタギリさん!(笑)
こう見せよう、と意識したわけではなかったですが、情報量という解説なるほどですー!
またこーいうお題楽しみにしてます(*≧∀≦*)
普段、キャラ重視で背景は柄や色が多めなので背景もたまには描いてみたいと思います^^
イラストお題、とても楽しかったです。次回もまた参加させてください。