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L D4DJ Pachi-Slot Mixの設定推測まとめ【角屋考察】

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目次読みたいところまで飛べます

1 設定推測ポイントまとめ
2 CZは種類が大事
3 燐舞曲モードは高設定優遇か!?
4 終了画面出現率
5 AT直撃は高設定要素
6 高設定は天井モード優遇!?
7 AT性能は低設定優遇!?
8 頼りになる玉ちゃんトロフィー
9 まとめ&感想

先行導入ってあるじゃないですか。全国よりも一足先にメーカー直営店に導入されるやつ。

たいていパチンコ・パチスロメーカーの多い名古屋の直営店でやっていて、よその打ち手からすると少し憧れというか。羨ましいというか。

いやーね。アレめっちゃ甘い印象があるのよ。パチンコでもパチスロでもさ、いわゆるテストなワケだしメーカー直営店なら宣伝の意味合いも含んでいる。これもうボナステでしょっていうのが、県外からのイメージ。

わたくしも一応パチスロライターという肩書があるので、たまに行かせてもらうんですよね、先行導入。

で、今回も行ったんですよ。名古屋に「L D4DJ Pachi-Slot Mix（以下、D4DJ）」を打ちに。フィールドテストという名の先行導入に。

結果からいうと
初日→設定4以上確定
2日目→設定6確定
3日目→設定6確定

はいこれボーナスステージ確定。

先行導入という名のボナステの恩恵にあずかり高設定を打ち倒せたので、今回はD4DJの設定6挙動を探っていきましょう。

現行機最強の勝率を誇るマイルドな114.9%の実戦からわかったことは!?

D4DJの設定推測ポイント

今回は最初に重要なことを書いておきます。まだ打っていない人はそれを確認してもらって打つときに詳細を見てもらえるとわかりやすいかと思います。すでに打ち込んでいるよって人は熟読してってください。

設定6の推測で重要なポイント
・D4DJチャンスプレミアムの出現率
・CZにおけるD4DJチャンスの割合
・CZ確率
・初当り確率とハマりにくさ
・玉ちゃんトロフィー

設定4,5の推測で重要なポイント
・D4DJチャンスプレミアムの出現率
・CZにおけるD4DJチャンスの割合
・CZ確率
・AT直撃の出現率
・AT終了画面
・玉ちゃんトロフィー

では、設定6の実戦値から設定推測要素の考察をしていきたいと思います。

CZは種類が大事

CZ確率は設定差こそあるものの低設定でも軽いのが本機の良いところ。そして、設定推測で最も重要なのはそのCZの種類。高設定ほど上位CZであるD4DJチャンスが多くなります。

設定6のCZの振り分け実戦値【サンプル:103件】
CZ	割合
ディグディライトチャンス	25.2% (26件)
ダイレクトドライブチャンス	42.7% (44件)
D4DJチャンス	23.3% (24件)
D4DJチャンスプレミアム	8.7% (9件)

ダイレクトドライブチャンスが最も多く、上位CZであるD4DJチャンスはディグディライトチャンスと同じくらいの割合に落ち着きました。

D4DJチャンスの成功率は下位の2つと比べかなり高く、初当りに与える影響も大きい。低設定のサンプルはありませんが、高設定ほど上位CZであるD4DJチャンスの出現率が上がるのは間違いなさそう。

D4DJチャンスは成功率が高く、1回の重みがデカい

さらに強い高設定要素となるのがD4DJチャンスプレミアム。今回のデータでは9件出現しております。設定6を2日打って1日目は2回、2日目は6回という結果でした。

で、コレかなり設定差が大きいと思われます。設定4(推定)を5000Gほど打った際は出現なし、周りを見回してもかなり出にくいのに設定6だとしっかりと出る。1回だけなら心もとないけど、2回以上なら前のめりで高設定に期待したくなる要素。早い段階で出現すると一番テンション上がるやつですね。

プレミアムはかなり強い高設定要素

ちなみにメニュー画面からCZの履歴を確認可能。D4DJチャンスとD4DJチャンスプレミアムが一緒になっているけど、ある程度回っていれば参考にはなるはず。

設定推測で一番大きい要素はCZの種類。

燐舞曲(ロンド)モードは高設定優遇か!?

では、ここからは気になる要素を挙げていきます。

まず1つはCZ確率に影響を与えている燐舞曲モードの存在。これは出玉率アップモードであるD4モードの1つで、DDC(CZ連)モードへの移行が優遇されます。

燐舞曲モードは有利区間移行時やCZ失敗・AT終了の一部で移行し、滞在中はCZ確率が大幅にアップ。DDCモードはレア役なしでCZに当選するので、規定ゲーム数以外かつレア役なしでCZが当選すれば移行の可能性あり。

レア役なしのCZ当選が連続したり、連続ではなくても妙に多いなぁと感じれば燐舞曲モードに移行している可能性大。

おそらくこの存在がCZの確率にかなり大きな影響をもたらしています。逆にいえば、ここに移行できなければ高設定でもCZがあまり取れないこともある。

燐舞曲集合画面は燐舞曲モード確定

完全には見極めにくいものの、AT終了画面が上記の燐舞曲集合画面なら燐舞曲モードが確定。キャラ単体でも燐舞曲モードの示唆になっています。

高設定でなくても出玉率はかなりアップしているので立ち回りにおいても重要なのでしっかりチェックしておきましょう。他にもDDC連モードの示唆演出はあって、CZ失敗時のステージやバウンドストップがその類。

▶モード示唆演出の詳細はコチラから

ちなみにCZ失敗時にプッシュを押すとユニット名のボイスが発生。これはおそらくD4モードの示唆をしていて、燐舞曲なら滞在に期待、D4DJなら燐舞曲モードまたはM4モードの滞在が濃厚だと予想しています。

今回の実戦で確実にM4モードだといえるシーンはなし

現状、AT性能がアップするM4モードは設定差があるかは不明。おそらくこっちは設定差がない、または低設定の方が移行しやすいのではないかと。

それとCZの種類に設定差があると先述しましたが、燐舞曲モード滞在中はCZの種類も優遇されるのではないかと思っています。D4DJチャンスプレミアムがでる時って、なぜかCZが軽い時やAT終了直後の浅い回転数が多い。燐舞曲モードに滞在している時間が長いからCZ確率が良くなり、CZの種類も上位が選ばれやすくなるというカラクリだとしっくりくる。

まだ調査段階ですが、頭の片隅にでも入れておいてください。

AT終了画面は設定推測に使いづらい？

設定6を2日間打ち切って思ったのは終了画面あんまり意味なくね? ってこと。

2日間の実戦値はこちら

設定6のAT終了画面の振り分け実戦値【サンプル：49件】
終了画面	件数	割合
ハッピーアラウンド (偶数示唆)	14件	28.6%
フォトンメイデン (奇数示唆)	27件	55.1%
ピーキーピーキー (高設定示唆弱)	1件	2.0%
リリカルリリィ (高設定示唆強)	3件	6.1%
マーメイド (M4モード示唆)	1件	2.0%
燐舞曲 (燐舞曲モード示唆)	2件	4.1%
マーメイド集合 (M4モードor W-MIXモード+天国確定)	0件	─
燐舞曲集合 (燐舞曲モードor W-MIXモード+天国確定)	1件	2.0%
マーメイド＆燐舞曲 (W-MIXモード+天国確定)	0件	─
全員集合 (設定6+天国確定)	0件	─

▶各終了画面の詳細はコチラから

ハッピーアラウンドとフォトンメイデンはそれぞれ偶数示唆と奇数示唆なのですが、これが数値としては全く逆の結果に。さらに高設定示唆も決して多いとはいえない。

フォトンメイデンは奇数示唆だが設定6の実戦値では逆の結果に

設定4以上が確定している台も半日打っていて、それは高設定示唆弱2件(13.3%)と高設定示唆強3件(20.0%)の合わせて5件でした。全15件中5件で高設定示唆が出ているのに対して、設定6は明らかに少ない。

この数値だけだと設定6を推測する上では高設定示唆はあまり意味をなさないと言わざるを得ない。

・高設定示唆は強弱ともに設定4,5要素
・設定6に関しては偶数奇数示唆も全く使えないのでは?

そんな疑問を投げかけたくなる実戦値。

設定6の高設定示唆は推定設定4よりも出現率が低かった

暴論のように見えるけど実戦値からはそう解釈するしかないというのが本音。または高設定示唆そのものがかなり出現率が低く、高設定示唆強はでるだけでかなり高設定要素というセンもある。それなら設定6であまり引けなかったのも納得。いや、でも偶数奇数も逆なんだよな（笑）。

全てをひっくるめるとAT終了画面は設定6推測には使えないけど、設定4,5の推測要素であると個人的には見ています。

設定6を2日間打った感想としては、終了画面を見なくともCZの種類や初当りから設定6はわかる。だから、現状は設定6狙いなら終了画面は気にしなくても判断できるというコト。

AT直撃は高設定要素？

AT直撃は高設定要素ではあるものの、設定6が別格というものではなく高設定が優遇されている印象。プラスなのは間違いないですね。

直撃で注意が必要なのは、ゲーム数天井のようにも見える点。おそらく直撃の抽選はディスクからのみで、CZと同じように前兆を経由したと思ったらAT告知という流れを汲む。似たような流れでもモード別の天井付近で当選したら天井と解釈した方が丸い。

直撃はCZ前兆と同じ流れでATが告知される

実戦では、一度だけCZ突入ゲームで銀シャッターが閉まってAT告知という出来事があった。これもたぶん直撃と解釈してもいいんじゃないかと思っています。

銀シャッター

AT直撃は3日間のうち設定6の2日間で1回、設定4(推定)の半日で1回。そこまでポンポン出るワケでもないし、別に設定6だからたくさん出たってワケでもないので高設定要素として解釈。

ちなみにCZ中に天井ゲーム数を踏んだらそのゲームで銀シャッターが閉まって告知されます。

天井モードは高設定優遇ではありそうだが……

本機には天井モードが4つあります。実戦上、設定変更時はモードB以上確定。浅めから狙えるので覚えておいて損はないでしょう。そして、おそらく高設定ほど良い天井モードが選ばれそう。

天井モード概要
モード	天井ゲーム数
モードA	777G
モードB	555G
モードC	444G
天国	111G

自分は(推定)設定4以上を5000G、設定6確定を終日2日間打って、一度も555Gを超えませんでした。そもそも初当りが軽い機種なので555Gまで到達すること自体が少ないのですが、高設定を3日間打って555G超えはなしというのは注目せざるを得ない事実。

ただ、だからといってモード優遇なのかといわれると素直に頷くこともできないんですよね。高設定ほどCZ確率が高く、上位CZが選ばれやすくなり初当りが軽くなるので、たまたまモードAの時にハマリを回避しただけだった可能性も十分あります。

設定6だからといって目立って天国で当選するような挙動も見られませんでした。打感的にはモード選択率そのものは設定差こそあるもののそこまで大きな差ではなく、ハマってしまう頻度が低設定の方が多いため555G超えが発生してしまうように見えました。

とはいえ、3日間打って一度も超えないというのは事実としてあまりにも強過ぎるので555G超えは設定的にマイナス要素として問題はないでしょう。履歴を見て555超えが複数だとかなりマイナスって考えてよさそう。

AT性能は低設定優遇か!?

AT開始時のオープニングパートではいわゆるATレベルを示唆しています。ほぼハッピーアラウンドで稀にフォトンメイデンやピーキーピーキーが出るようですが、名古屋3日間の実戦ではハッピーアラウンドのみでした。他の台ではピーキーピーキーを確認したんですけどね。

このATレベルがM4モードとは別なのかが謎だから推測の域を出ないのですが、高設定ほど高いATレベルは選ばれにくいのではないかと思っています。

オープニングパートはATレベル示唆

オープニングパートでハッピーアラウンドしか出現しなかったことに加えて、実戦ではスーパーBIGの枚数がほぼ150～200枚以内で最高257枚という結果でした。スーパーBIGの幅が150～1000枚まであると考えるとやはり弱い。

3日間の実戦でスーパーBIG300枚超えはなし

名古屋で先行導入の様子を見ている限りだと頑張っても一撃1500枚程度。有利区間切れのグルービードリームを絡めてようやく2000枚超えっていう印象でした。

しかしいざ全国で稼働が開始すると、思った以上に一撃で出ている台がある。もちろんマイルドな機種ではあるのだけど、それを加味しても作るグラフが名古屋の先行導入とは少し違う。名古屋では3日間高設定を打てたし、周りの台でも高設定確定をかなり多く確認できた。先行導入でかなり高設定が使われていたのは間違いない。

今後の一撃報告次第では、高設定は伸びにくく低設定は伸びやすいというのも十分あり得る話なのではないか。

AT開始時の示唆がハッピーアラウンド以外だったりスーパーBIGで獲得枚数が多くなるという事象は低設定の方が発生しやすくても納得はできる。スマスロの仕様上、吸い込みが多かったり、同一有利区間で出せる枚数が多いほどAT性能を高くできる可能性も残るので断言はできません。

ただ、3日間の名古屋実戦と、全国に導入された後のグラフを見比べるとそういう印象を受けました。

頼りになる玉ちゃんトロフィー

玉ちゃんトロフィーはゲーム数を消化するほど設定に準拠したトロフィーが出やすくなる仕様になっているはずです。

さらに今作はトロフィーカスタムがあるという話も聞きました。この辺はホールとの駆け引き。おそらく、カスタムしなくても終日打てば現実的にでるくらいの確率だと思います。Lにゃんこ大戦争もそうだったので。

終日打てばカスタムなしでも出てくれそう

設定6に比べて設定4,5の判別は難しい印象。そういう意味でも玉ちゃんトロフィーは頼りになる。高設定の安定感が魅力なので、ホールにはカスタムも使ってほしいところ。

114.9%の設定6を狙いたい

以上、高設定を打ってのD4DJの考察でした。あくまでも高設定ばっか打っての感想で、低設定を打てばより解像度が上がりそうです。

設定6要素として一番頼りになるのはCZの種類、そして玉ちゃんトロフィーですね。設定4,5と設定6は挙動として一段違う感覚。設定6はとにかく初当りが軽い。自分は設定6で2000枚飲まれを経験したのですが、それでもなおそう思える。やはり現行機種の中ではトップクラスで安定感はあるかなと。

名古屋での実戦の模様はX(旧Twitter)でポストしていて、グラフやぱちログも載せています。そちらもぜひ参考にしてみてください。
▶角屋角成のXアカウント

ちなみに2000枚飲まれは
444 AT(天井)
375 AT
422 AT
555 AT(天井)

という展開で、さらにATも一切伸ばせずというキツさ。この間はCZ16回で成功が2回。しかもD4DJチャンスを4スカという己を恨む展開。飲まれながらもCZさえ当てていれば、ATさえ叩ければ……と納得できる挙動だったのはたしか。

パーティータイムさえ叩ければ玉は出る

激荒な機種が苦手な自分としては流行ってほしい。できればホールで設定6を狙いたい。

正直なとこ台としてはある程度打たないとわかりにくくて、手放しに流行るよとは言い難い。5号機中期くらいの台って自分なりのアツいシーンを見つけるのが面白かったりしたでしょ。その感覚に近いかな。

初打ちは「これ無理ゲーじゃん」って思うのだけど、噛むほどに味わいが出てきて納得感も増えてくる。最近だったら「パチスロこの素晴らしい世界に祝福を」や「パチスロWUG!」に近い。