【2024年8月新台】3000円でワンチャンスが訪れるスマスロ『L D4DJ Pachi-Slot Mix』とは？

角屋角成(かどやすみなり) ゆる調~パチンコパチスロゆるゆる調査隊~

今回打ってきたのは京楽さんからリリースされるスマスロ『L D4DJ Pachi-Slot Mix』。

D4DJは「DJ」をテーマにしてゲームアプリやアニメ・ライブなど幅広く展開している。今回はメディアミックスの一環としてパチスロにも登場というワケだ。

世はガールズバンド戦国時代。音楽コンテンツの波はこの業界にも押し寄せているのだろう。

今回はそんなL D4DJ Pachi-Slot Mixのスペックについて語らせてほしい。

1 こんなスペックが欲しかった！
2 変化するAT性能
3 高設定域の魅力

こんなスペックが欲しかった！

D4DJの筐体

まずはスペックから

・AT初当り確率：1/270.5(設定1)～1/191.3(設定6)
・50枚あたりの消化G数：約34G

通常時はCZからの当選がメインでスマスロ北斗の拳やスマスロモンキーターンVと同じ直ATとなっている。規定ゲーム数ではないので、打ち始めてサクッと当たることもしばしば。

設定6の軽さも目立つが、設定1でも1/270でATが当たるのは、スマスロの中ではかなり軽い部類になる。

ATへのメインルートとなるCZは約1/50で成立するチャンス役(ディスク)がメイン契機で、成立すれば約30%でCZに繋がる(CZ出現率は約1/100)。くわえて3種類あるCZの成功期待度は約40〜70%のため、3000円でワンチャンスが訪れる、遊びやすい作りになっている。

CZは3種類！

まずは財布の中身を確認して、次に残り時間を確認。息を整えてカメラに会釈。それでは万枚、お願いいたします。覚悟を持ってレバーを叩く……。

ちょっとパチスロさん、いつからそんな遊びになったの？という打ち手も少なくないはずだ。そういう意味ではここ2年のトレンドとは逆方向というか、少し懐かしさも残るようなパチスロを思い出させてくれる台かもしれない。

変化するAT性能

ATは純増約1.3枚のD4 FES.と純増約4.3枚の疑似ボーナスを絡めて増やす。

基本は1セット30Gなのだが、これがまた面白い仕組みになっている。

全6ユニットが登場！

選択されるユニットによってAT性能が変化するのだ。継続しやすいユニットや継続時の報酬が優遇されているユニット、技術介入があるユニットなどの6種類で構成されている。

これらが1セット毎にランダムで選択され、ユニットの特性を活かしボーナスを絡めながら5連を目指す。そして、5連目はフィナーレとなり4連目までのユニットが参加する。すなわち5連目は複数のAT性能がコラボレーションするというワケだ。

この仕組みがかなりイイ。それぞれのユニットの特性を覚えるにつれてドンドン面白くなっていくんだよね。きたる5連目のフィナーレライブを想像しながら継続を願う。

しかもなんというか、このAT、しっかりパチスロしてるのよ。

下パネルなどの台周りの使い方がうまくて細かい違和感演出も多い。すんげー音をフロアに響かせて観衆の注目を集めるのも悪くないけど、頬を緩めながら一人恍惚するのもパチスロの良さでしょ。

高設定域の魅力

スマスロといえば荒い。完全にこのイメージがついて離れない状況が続く。しかし、少しずつだが変化が見え多様性も帯びてきた。

荒い機種の設定6でタコ勝ちを狙うのも面白いが、やはり爆発力が高いとなると設定6でも自ずと勝率は低くなる。設定6が確定してもそこからが勝負。これがスマスロスタンダード。

ただそんな傾向に辟易して、正直高設定狙いをする機会は減ってきた。そんな打ち手に朗報がある。

D4DJの高設定。ツモったらちゃんと勝てます!!

設定6のPAYOUTは最高峰の114.9%。さらに勝率もトップクラス。もうね、高設定入る日は最優先でいきたいレベル。設定5でも十分狙いたいと思えるスペックなので、高設定狙い勢は重宝しそうな予感。まぁそれはホール次第か……。

ここで現在のスマスロメイン機種をPAYOUTの高さと高設定域の安定感で表にしてみた。

スマスロのスペックの特徴と分布

※導入直後のストVと星矢は予想
※角屋角成の独断と偏見です！

(表の補足)

【縦軸】高設定域(主に設定6)の出玉率
上は現行機最高の114.9%で真ん中が112%くらい、下で109%。設定5の性能も気持ち加味している。

【横軸】高設定域(主に設定6)の勝率
左にいくほど設定6の勝率が低くアームや展開に影響されやすい。右にいくほど勝率が高く安定感がある。さらに設定推測のリスクやツモったときの投資なども加味している。

※コイン単価とは？
機械の出玉性能を表すひとつの指標で、メダル1枚あたりのホールの売上の値。この数値が大きいほど出玉の波が荒いことを示している。明確に線引きされているわけではないが、3.5円を超えると荒波マシンと言われ始める気がする。

いまのスマスロのトレンドは高射幸で勝率が低め。万枚を夢見られる代わりに高設定でのタコ負けもままあるよ。

ただこれでは打ち手の財布が持たない。世の中は選ばれし者だけではないのだ。華やかな実戦の影には多くの屍が転がっている。

スマスロには荒さを求めたいという打ち手も多いと思うが、別にスマスロが荒くなければならないというルールはない。今後はスマスロ="荒い"というレッテルも徐々に剥がれていくだろう。スマスロ＝メダルレスなだけで、いまは変化の途中。そして、その一つが『L D4DJ Pachi-Slot Mix』というワケだ。