パチンコパチスロは適法な賭博です！『マンガで分かる法律シリーズ：#01』(監修：木曽崇)

ピノコ木曽崇(監修) 違法？グレー？ギャンブル？マンガで分かる！パチンコパチスロと法律 (監修：木曽崇) ゆる調~パチンコパチスロゆるゆる調査隊~

※監修：国際カジノ研究所所長木曽崇氏
※同氏Twitter：https://twitter.com/takashikiso

編集長の衝撃ポイントまとめ

『木曽さんの法律解説をマンガで色んな人に伝えたい』

これがこの企画のスタートです。まぁ深堀りしていくと無知な自分を晒してしまうので、大変恥ずかしいのですが、同じ業界に属する方も意外とそんな感じだったりしません？知らぬは一時の恥。

厳密に言うと、とある方のつぶやきが私の中でのスタート地点です。

パチンコは、換金出来る違法なギャンブルです。
潰れて、クビになって会社都合退職で失業保険貰ったほうがおいしいです。

パチンコ屋が潰れて責任を取る必要があるという考え方がわからないです。
暴力団が潰れるときに、暴力団員の仕事が無くなることの責任を誰かが取る必要あるんですか？ https://t.co/WCAPL3ZKRG
— ひろゆき, Hiroyuki Nishimura (@hiroyuki_ni) April 24, 2020

こーんのやろうめ！暴力団とはどういうこった！そう思った方も多いかと思います。いやぁ驚きましたね。テレビ番組等でコメンテーターとして活躍されるような方が、こんなことを公然と言うなんて。暴論だ、バカなこと言うな、と瞬時に思いましたが、こういうのはきちんと理論武装していかないと火に油になりがち。

さて、ではどうやって武装していこう、となると、どうやら突破口は『違法』ですよね。感覚として考えただけでも、違法ではないことは分かります。そもそもパチンコパチスロは許可営業ですからね。違法なわけがない。ただ気になるのが、三店方式って確かにグレー感が強いよな、遊技というのもなんだか……つか、そもそも刑法だとか風営法だとか勉強が足りていない……。

うむむ、と呻っていると、Twitter上に颯爽と『木曽崇』さんが現れました。

まぁ快刀乱麻。リプライでもあれやこれやと来ますが、見事に返される木曽さんに惚れざるをえません。まぁ木曽さんについてはまた改めて。そのやりとりの中で私が衝撃を受けたのが、

『ぱちんこは適法な賭博です』

この言葉。大袈裟ではなく、慄きました。この御方は何ということを仰るのでしょうか、と。『ぱちんこは遊技です！』と反応しかけて止めた自分を、今となっては褒めたいです。

だってですよ、私もこの業界で約20年、パチンコパチスロを遊技というのは、なんというか不文律というか暗黙の了解なんですよ。ギャンブルじゃないんだよ、と。パチ7のライター・漫画家にもそう伝えていました。そこに踏み込むと、やぶ蛇どころでなく、とんでもない怪物が出てきてしまうような、そんなイメージです。

……でもですね、そもそも『遊技』ってなんだって話なんですよ。

安心して遊ぶためには、最低限の法律的な知識も持っておいた方がいい。これは業界側の人間ではなくて、ユーザーさんにも知ってほしい。パチンコパチスロってグレーなの？と思いながら打ち続けるのは、働き続けるのはきっとしんどくなる。そう思い、ピノコさんそして木曽さんに連絡をしたわけです。

すみません……ダラダラと書いてしまいました。というわけで、木曽さんの『ぱちんこと法律』に関する解説マンガを全5回でお届けする予定です。

【マンガで分かる『ぱちんこと法律』シリーズ予定】
#01：パチンコは適法な賭博です
#02：そもそも風営法って何？
#03：え？江戸時代から？刑法と風営法の歴史
#04：三店方式ってなんで許されているの？
#05：パチンコ店が受ける罰と公営ギャンブル化の可能性