希望の先にあるのは暗闇への入り口だった

「あの日の僕らはそこに立っていて

　何にも言わずにこっちを見ている」

出勤途中に携帯ショップから流れてくるメロディーを覚えてしまう。

一番初めに勤めたパチンコ屋で

「社員になってもっと大きくなりたい」

「今の準社員では給料的にも厳しい」

チーフや社員、他のバイトメンバーも

やめないで欲しい、社員になれるよう掛け合ってみる。


そう言われたが

私の決意は固かった。




そして今、新しいパチンコ屋へ

「社員」として出勤している。


愛知県が本社にあるパチンコ屋なので

通常のスロットのほかに

・ビックシオ３０

・南国物語

・ハナハナ３０

香ばしいラインナップ。

しかもＢモノ（裏モノ）であることは

すでに主任から聞いている。



出勤して１週間も経たずに

副主任が２人とも辞めていった。

役職は主任と

副主任の下に位置する班長の２人だけとなった。

歯車はここから狂いはじめる。




仕事をはじめて２週間も経っていない頃

事務所にいる主任に突然呼ばれる。

「君、もっとしっかり仕事してくれよ」

そう言われ、怒られる。

周りのメンバーともすぐに打ち解け、

仕事もそつなくこなしている。

何故怒られるのだろうか。

次の瞬間、信じられない言葉が出てきた。

「君はもう班長なんだから、周りを動かしてくれないと」

入って２週間の人間が役職に昇格である。

もうこの時点で何かがおかしい。

仕事の最後に、バイトメンバーと終礼を行う。

私はこのときに、正直に話した。

「今日から班長に昇格しました。しかしまだ入って２週間です。

　１年以上いるメンバーもいる中でどう指示を出すのかもわかりません。

　なので、おかしな所、アドバイスは全部聞きます。

　時間はかかりますが、うまくこなしていきますんで叱咤激励してください」

その日から辞める日まで、小言のなくなる日はなかったが、

周りのバイトメンバーとの仲はさらに深いものとなった。




ここでならやっていける。

そう確信していた矢先に

思いがけない事件が起こる。



それは

「パチンコ屋」というダークな世界を象徴する

出来事となるのであった。







珍しく書き方を変え、小説風にしてみました（人´∀`*）

文章力がないもんで、言葉に詰まる（笑）

次回からはまたパチ屋の裏事情とかを

だらだら(*´･ω･`*)と更新する、いつものあきうめに戻ります。

追記

携帯だと改行が上手く行かず、

読みづらくてすいませんm(._.)m

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