モーニングの思い出(パチスロ編②)

パチスロのBIGボーナスを仕込むモーニングは徐々に無くなっていきました。ノーマルAタイプが主流だったところにCT機や大量獲得機、マルチラインなども加わります。そして斬新なゲーム性を引っ提げて登場したのが獣王などのAT機。さらに裏モノの連チャンを合法的に再現したストック機です。これらの機種にも新モーニングと呼べるものが存在しました。

と、その前にモーニングこぼれ話を。
自分がモーニングを取りに行っていたホールは駅前でしたが車の駐車場もなく、朝の並びも10人程度でした。設置機種はクランキーコンドルが20台、ニューパルサーとダイバーズが各10台です。
モーニング台数はコンドルに4-5台、パルサーとだで3台ほどでした。カニ歩き黙認です。
開店5分ぐらい前に店内に入れてくれ、客は数台置きに座ります。少なくとも目の前の台と左右を打つためです。客同士の暗黙の了解でした。
しかし過疎店のため時にはモーニング台数よりお客の方が少ないこともよくありました。そんな時は店員が無理矢理にモーニング台にお客を座らせていました。


続いてグランドオープンでの思い出です。ある取引先は大きな入れ替えやグランドオープンでは沖スロのみ、全台モーニングをやっていました。18時オープンですが、100台ほどの沖スロが全台、光った状態でお出迎えです。ある店舗のグランドオープン時では時間的な制限もあり、BIGでもREGでもいいから光らせろとの指示。自分が納品したのは「ゴング-30(NET)」です。シオサイやハナハナと違って知らない人のほうが多いでしょう。ゴングはドラキュラ7Aの沖スロ版でBIGのみの7ライン機です。もちろん、モーニングも全台がBIGになります。
営業が終わるとデータ集計をして稼働や割数の話になります。自分に渡されるデータを見て先方の社長が「12.7割か、いいんじゃないか」と。等価交換のホールなので10割でチャラです。しかし私は社長に言いました。「あの・・社長、127割です」と。社長が考えていた10倍、出ていたのです。



時を戻そう。AT機でのモーニングといえぱ、設定変更後の高確率狙いでした。大半のAT機はBIG後の高確率中に純ハズレや抽選役を引き、大連チャンに期待するという流れでした。このBIGが1/400前後という機種が多く、最初に高い壁があったのでした。
また、アラジンAは設定変更後にアラジンチャンス高確率スタートの可能性があり、イベント時には高設定とモーニング狙いで賑わいました。


続いてストック機のモーニングです。ゲーム数解除のストック機で採用されていたシステムですが、ボーナス終了後に次回の解除ゲーム数が決まります。設定変更後も同様の処理が行われるため人気でした。ただし、設定変更でストックが全部消えてしまう機種もあったり、内部確率でストックが貯まりにくい機種は注意が必要でした。

ここで一つ、疑問点が浮かんだ方もいるかと思います。「モーニングといっても、絶対に早い当たりになるわけじゃないよね？」と。はい、正解です。かつてのモーニングは店側が既に当たっている台を用意していました。ストック機のモーニングは早い当たりが期待できるかもしれない程度です。設定変更した台の全てが早く当たるかもしれないし、最深天井まで連れていかれる可能性もあるのです。

よくネタでありますよね。「設定や内部状態が見える眼鏡が無いかな～」と。あるんですよね、丸見えになるものが。これについては、後日。


雑なまとめになりますが、過去のモーニングはカニ歩きなどフットワーク重視。AT機やストック機のモーニングは知識重視になっていったのかなと思います。

～続くかも？～

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