【第8回】お題～わが街の良いトコロ～鈴虫君編

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【クズと虫。とは】
元クズ田中氏と鈴虫君氏が同じテーマをそれぞれの視点で語るという連載企画。第8回は「わが街の良いトコロ」です。パチンコパチスロ関係ないですね(笑)

「わが街の良いトコロ」鈴虫君編

自分が育ったのは北海道の釧路市。北海道の道東、地図でいうと右下に位置し、全国の天気予報では札幌だけではバランス的に物足りないから、押し出されるような形で申し訳なさそうに表示されている。

それでもピンとこない人のために釧路の特徴を挙げると、まずは広大な湿原が有名で、毎年、微妙な人数の観光客が訪れている。地元民からすればただの広い沼地で、見に行くことはまずない。まぁ、観光スポットなんてそんなものだ。

やはり、釧路が誇れるのは海産物だろう。昔は炭鉱の町として栄えていたが、時代の流れから消滅し、今は漁業町としてもイメージが強く、中でも市場の人気は根強い。好きな魚介類を好きな量だけ乗せて食べる「勝手丼」と呼ばれる丼は観光客に好評のようだ。もちろん、地元民は行かない。

新鮮な魚が揃う市場があるのになぜ行かないのか、その答えは簡単。スーパーに並ぶ魚が普通に美味いからである。港町のスーパーに卸される魚がマズいはずもなく、かといって値段が張るわけでもない。今にして思えば、食に関してはずいぶんと贅沢をしてきた。カニやイクラなど、一般的に豪華食材と呼ばれる品が当たり前のように食卓に並んでいたのだから。ちなみに、自分はカニもイクラもウニも嫌いである。

グルメや観光スポットは自分が説明しなくても、ガイドブックなどで知っている可能性もあるし、釧路という場所にしても桃鉄ファンなら冬の赤マスをくぐり抜けてフェリーでたどり着く所だとわかってもらえているはず。

湿原なんて正直、1分も見れば飽きるし、スティーブン・キングが原作の映画、その舞台になりそうな霧に覆われた湿地帯は見ていて気分が重くなる。そこで紹介したいのが、幣舞橋という橋から見える夕日である。いやいや、観光スポットじゃないですかと、そんなもんガイドブックに載ってますやんと、夕日なんて地元でも見れるし、日本には夕日の絶景ポイントがいくつもあるばいと、そう言いたくなるのはわかる。

しかし、ナメちゃいけない。マニラ、バリ、釧路、この3つの地名の共通点をご存じだろうか。残念ながらギャンブル好きの人間が集まるスリートップではない。答えは「世界三大夕日」で、日本を飛び越えワールドクラスとして君臨しているのだ。北海道の小さな田舎町が世界のリゾート地と肩を並べていることを私は誇りに思うし、もっと前面に押し出すべきだと思っている。

この夕日を好きな人と一緒に見たら、その恋がうまくいくとか、ありきたりなことでいい。いや、願掛けのようなものではなく純粋にあの夕日を見たら…胸になにかくるものがあるだろう。ちなみに、自分はじっくりと夕日を見たことは一度もない。

最後に世の男性諸氏のために、誤解を恐れず勇気を振り絞ってひとつ有益な情報をさずけたい。サイトにアップされる段階で、編集長の判断によってこの部分だけ削除されている可能性もあるが、もしアップされていたら、この発言の責任はすべてパチ7が請け負うものとさせていただく。

単刀直入に言う。釧路の女子はヤリマンが多い…ような気がする。どちらかというと少し軽めな、よく言えば解放感にあふれた元気な女性が多く、いろんな意味ですべてがゆるい。あくまで個人的な感想で、責任はすべてパチ7が負うから苦情は受け付けないが、釧路に出張、もしくは旅行を楽しむ際は前がかりの戦略が功を奏するかもしれない。ちなみに、自分は一度もその恩恵を受けたことがない。

そうそう、最後にパチンコ屋について触れておくと、市内では約20ものホールが元気に営業している。全国を旅打ちしている人に何人か話を聞いたかぎりでは、釧路のホールは優良店が多いと聞くので、もし、釧路に旅打ちに来る際は、パチンコ、パチスロで勝って、おいしいものを食べて、空き時間に夕日を見て、酒を飲んで女性を口説いてと、すべての欲を満たしてほしい。ちなみに、自分は釧路に住んでいたとき、パチスロで負けていた。

ここまで書いてきて、勘の鋭い方なら気づいたと思うが、自分は釧路についてなにも知らない。観光スポットなんてロクに見たこともないし、魚介類は口に合わない。ヤリマンの女にモテたこともなければパチスロでも負けていた。もしかして釧路という町が合わないんじゃないかと思い始めてきたので、はたして本当はどうなのか。食い物はうまいのか、夕日は本当にきれいなのか、女はビッチばかりなのか、それをみなさんの体で確かめてきてほしい。