パチンコ・パチスロAWARD2015　MIP受賞記念インタビュー『CRフィーバークィーン』

パチ7編集部パチンコ・パチスロAWARD2015

昨年末に発表された「パチンコ・パチスロAWARD2015」で、我々パチ7編集部がパチンコMIP（もっとも印象に残った機種）に選ばせていただいたのがSANKYOの『CRフィーバークィーン』。MAXタイプや高継続のV確変機が台頭した激動の2015年の中で、質実剛健な演出と癒しのスペックで我々の心をグッと掴んだ、当機の開発秘話やこだわりを、開発担当の方に伺いました！

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――MIP受賞のご感想をお聞かせ下さい。

開発担当：永くお客様に支持された結果、今回の受賞になったと思います。今流行りのパチンコとは作り方が全く違っていたので、現在も遊技しているファンの皆さんに支持して頂けるか心配でしたが、想像以上に支持して頂きました。今後の機種開発において一石を投じることが出来た機械になったと思います。

トロフィーを渡す編集部・右キモ

――当機の開発にあたってのこだわりは？

開発担当：パチンコ本来の面白さを追求し、シンプルで分かりやすいゲーム性に拘って開発しました。Ｑｕｅｅｎのゲーム性を最大限生かし、出来る限り余分な演出を追加しないことを意識しました。

――開発で苦労した点はありますか？

開発担当：シンプルで分かり易いゲーム性な為、開発段階においてその良さを伝える手段に苦労しました。逆の考えも当然あり、現在の形になるまでに試行錯誤を繰り返しながらの開発でした。

「リーチになればアツい！」というパチンコの醍醐味を、あらためて気づかされた人も多いだろう。

――別スペック（甘デジタイプ以外）でリリースしようという考えはありましたか？

開発担当：初代Ｑｕｅｅｎの保留玉のゲーム性を再現することが１つの目的だったので、１／９９のスペック以外は検討しておりませんでした。

――初代を知らない若いユーザーに支持されるなど、ファン層が幅広いですが、当初のターゲット層は？

開発担当：十年、二十年以上前から遊技されている本来のパチンコを愛しているファンをターゲットにしました。また休眠ファンも目覚めてくれればとも考えておりました。結果的には若い層まで支持され、１つの考え方として本機のような単純明快な機械を市場が求めていたのではないでしょうか。

――初代の開発スタッフで当機の開発に携わった方はいますか？

開発担当：当時の盤面をデザインした方が今回のデザインも担当しています。

――当機に関するトリビア（秘密）があれば教えて下さい。

開発担当：「Ｋｉｎｇ」の図柄を良く見ると何かが見えます。

服の柄をじっくり見るとアルファベットが…!?

――最後にファンの方へメッセージをお願いします！

開発担当：パチンコ本来の面白さを追求し、お客様に支持される機械を市場に投入したいと常に考えております。「また打ちたい！」と思ってもらえる機械を今後も作っていきます。

導入から1年以上経つ今でも、多くのホールでファンに愛されている「CRフィーバークィーン」。これも、周りの機種に流されることなく、パチンコ本来の面白さを追求した、開発の地道な努力があってこそだと思います。ちなみに先日、フィーバークィーンシリーズと並ぶドラムパチンコの名機・フィーバーキングシリーズの最新作『CRグレート・ザ・キング（ジェイビー）』が登場したばかり。「CRフィーバークィーン」ゆずりのシンプルでわかりやすいゲーム性と、多彩なドラムアクションが魅力の機種となっているので、気になる人は打ってみてはいかがでしょうか？

この度は、インタビューに答えていただき、ありがとうございました！