【番外編】神々のエグイ!?関係を解説！

パチ7編集部ゴッド特集

※編注
ギリシャ神話には諸説存在しており、今回掲載している内容はパチ７編集部が独自に調査した内容となります。

愛憎ひしめく複雑な神々の関係

ギリシャ神話に登場する神々は複雑な関係性とキャラクターを持っているようです。
実はハーデスとゼウスは兄弟であったり、ハーデスには生真面目な部分があったり、ゼウスは超絶プレイボーイだったりとそれぞれの意外なキャラクターと関係性が存在しています。
では愛憎ひしめく神々たちのキャラクターと関係性を少しずつですがご紹介させていただきます！

「ゼウス」と「ハーデス」

実は仲の良い兄弟!?

ゼウス（弟）とハーデス（兄）は兄弟であることをご存知の方は多いと思います。もうひとり有名な兄弟で「ポセイドン」がいますね。
ここで意外なことはゼウスとハーデスは対立関係に無い、ということ。
ハーデスは生まれた瞬間、不吉な子であると断定され、オヤジに飲み込まれてしまいます。壮絶な過去ですね。。。
それを救い出したのが弟のゼウス。救い出されたハーデスはゼウス、ポセイドンの兄弟とともに、神々の敵である「ティターン族」との戦いに臨み、見事勝利します。
勝利した3兄弟はそれぞれ支配する世界を決定。「ゼウス＝天空」、「ポセイドン＝海」、「ハーデス＝冥界」という振り分けになりました。

というわけで死者の世界である冥界の主というだけで、別にハーデスは悪役でもありませんし、ゼウスと敵対しているわけでもないということらしいです。

映画などで、「ハーデスはゼウスによって冥界に追い込まれ、逆襲する」というストーリーがあったりしますが、神話ではそういった話は存在しないようです。ただし世界中でこのストーリーは愛され、使われているということのようです。

ハーデスは純愛体質!?

ハーデスの妻がペルセポネであり、実はペルセポネはゼウスの娘なんですね。
前述した通り、ハーデスって神に逆らう暴れん坊というイメージですが、これまた意外なことにどっちかと言うと引っ込み思案なタイプだったようです。

ある日、忠犬ケルベロスと冥界から地上を眺めていたら、ひとりの美しい女性が目に入ってきます。この女性がペルセポネ。強引なタイプではないハーデスは、弟であり、ペルセポネの父である「ゼウス」に相談します。

ハ「お前の娘、すっげーかわいいんだけど、どうすればいいかな？」
ゼ「なんだよアニキ、女なんか多少強引にいけばOKOK。さらっちゃえ！」
ハ「マジ？じゃ頑張る！でも母親の了承は得なくても大丈夫？」
ゼ「あ～大丈夫。俺から言っとくよ」
※全てイメージ。

という感じでゼウスに唆されてペルセポネを攫って、お嫁さんにしちゃったんですね。
その後すったもんだがあったようですが、ハーデスはペルセポネをとても大事にし、正妻としての地位を確保されたペルセポネも居心地の良さを感じ、仲良し夫婦になったようです。

ちなみに娘を攫われた母親「デメテル」は激怒しちゃったようです。なぜならゼウスがちゃんと話してなかったから、かつどうやらゼウスがハーデスを唆したらしいということを知ったから。…そりゃ怒るわ(笑)
このようにゼウスは結構適当で、ハーデスは生真面目ってキャラクターだったらしい。。。ちなみにデメテルはゼウスのお姉さんです(笑)

ゼウスは超絶プレイボーイ!?

ゼウスはプレイボーイとしてブイブイ言わせていた模様。関係を持った代表的な妻、愛人だけでも上図の通り。
我々の感覚で言うと、驚くべきは正妻ヘラとデメテルは実の妹であり、姉であるということ。（ヘラも姉という説も）　　

…おいおいゼウスさんよぉ。

また彼の浮気癖が相当なモノだったらしく、貞淑で嫉妬深いヘラは度を越した制裁をゼウスに加えていたようです。浮気相手を熊にしてしまったり、出産できないように邪魔したり。。。

そんなゼウスですが、全知全能の天空神、神々と人々の父として崇められていたんですね。ゼウスと言えど、男には変わりがないってことです(笑)

もしかしてゼウスを崇めるよりも、「いや～、分かるよ。ゼウスさん。男だもんね」くらいのスタンスの方が良いことありそうですね。