【新機種リリース情報】原点回帰のBATTLE BONUSと新要素で、6.1号機時代の救世主となるか【『北斗の拳　宿命』】

ぐらん新機種特集＆展示会レポート

どうも、オールドルーキーぐらんです。

噂の段階で話題になっていた、6.1号機の始まりが目前に迫っています。その中でもやはり、サミーのキラーコンテンツ、北斗シリーズの最新作である『パチスロ北斗の拳　宿命』には注目せざるを得ませんね！

こちらのサミー公式HP(リンク)にてPVや基本情報も公開され始めました。まだまだ不明点は多いですが、これまでにわかっていることをまとめてみましょう。

公式情報からひも解く『北斗の拳　宿命』

公式HPとPVで確認できる情報をいくつかピックアップしてみます。

■100%直AT
・「まずはCZを目指す」のではなく、当たりが即AT。

■純増約2.8枚のストレートAT
・減算区間のないATとなっているようです。

■完全押し順タイプ
・これはおそらく、少し以前と変わっているものの、6.1号機で再採用されたペナルティ関連に影響する部分かなと思います。

■ベース(1000円あたりに回せるゲーム数)35.8G
・詳しい説明は割愛しますが、上記ペナルティ関連に付随して低ベース化を実現。これが6.1号機が期待される一番大きなものではないでしょうか。同じ6号機の『北斗の拳　天昇』のベースが約50Gですから、差は歴然です。低ベースにすることで、主に初当たりの確率を良くすることが可能となります。以下の表で比較してみましょう。

『北斗の拳宿命』のAT初当たり確率と『北斗の拳天昇』の激闘BONUS(CZ的役割)の確率比較

	『宿命』AT初当たり	『天昇』激闘BONUS
設定1	1/340.1	1/398.8
設定2	1/335.1	1/339.2
設定3	1/315.3	1/373.1
設定4	1/283.4	1/333.5
設定5	1/243.0	1/352.7
設定6	1/194.2	1/324.4

どうでしょうか。もちろん、AT突入時の期待獲得枚数や純増枚数が違うので、単純な比較はできませんが、天昇のCZ的役割の激闘BONUSよりも、宿命のAT突入のほうが当たりが軽いというのがよくわかると思います。

また、純増を抑えたことにより、高純増AT機にありがちな【200Gのほぼ無抽選区間】も無いはず。個人的には出玉スピードが速い高純増AT機よりも、全ゲームのレバーに意味があるこちらのタイプのほうが好みではありますね。純増約2.8枚でも5号機旧基準機くらいはあるわけで、十分じゃないでしょうか。

もしかしてチェリーが無い？　気になる『北斗の拳　宿命』のゲーム性

さて、ではもう少し踏み込んで宿命のゲーム性を探っていきましょう。

どうやら、ケンシロウが主役となりバトル継続型の【BATTLE BONUS 伝承】。ラオウが主役となり枚数管理型の【BATTLE BONUS 拳王】の2種類のATを搭載しているようです。どちらも純増は約2.8枚で変わりませんが、このゲーム性の違いがどう影響するのかは気になりますね！　どっちのATのほうが強い、といったこともあるかもしれません。

ちなみに、ケンシロウ側のバトル相手は、なじみ深い顔ぶれにリュウガが加わり【シン・サウザー・リュウガ・ジャギ】となる模様。おそらく、バトル勝利期待度もシリーズを参考にするとこの順番ではないでしょうか。

ラオウ側のバトル相手は【トキ・レイ・リュウケン・コウリュウ】となっており、こちらも期待度はこの順番かと思われます。ただ、ラオウ側のAT【拳王】は枚数管理型なので、継続を懸けたバトルではなく、上乗せ関連にバトルが影響するんじゃないでしょうか。

そしてそして。北斗シリーズと言えば中段チェリーが特徴だと思いますが、こちらの公式HP(リンク)にある「小役の停止形」という項目に、なんとチェリーがありません！　その代わりに、【トキ図柄】が、3リールの内いくつどのラインに止まるか、という小役があるようです。ちょうど同社の『<物語>シリーズ』の怪異図柄と似た感じかもしれませんね！　新たな情報が待たれます。

また、今まで無かった出目がまだあって、【炸裂目】という出目が存在します。中リールの、【青7(ケンシロウ)・ユリア図柄・赤7(ラオウ)】が炸裂目。AT中カットインを伴い出現し、AT継続のカギになる、とのこと。こちらも新たな情報が待たれますね。

公式PV内にはまだまだ詳細不明のものが多々あります。特に気になるのが【世紀末覇者モード】。なにやらリールでは赤7・液晶ではパチンコのように数字が揃う演出のようで、リールの赤7が揃うラインと液晶の数字がリンクしていそう。PVでは、赤7斜め揃い時には液晶は1と3が揃っていますが、中段に赤7が揃った時の液晶の数字は7。パチンコ・パチスロにおいてどう考えても7は強いので、出玉に繋がる何かがあるのは間違いないでしょう！

最後にちょっと余談を

この『北斗の拳　宿命』についての情報の初出は、2020年11月16日サミーから出された、新機種『パチスロ北斗の拳　宿命』適合のお知らせ、というニュースのリリースでした。この「適合」というのは、保安通信協会(保通協)の行う「型式試験」に通ったということです。その後、各都道府県の公安委員会の検定を受け、ホールに設置。さらに所轄の警察の試験を受け、ようやく私達が打てるようになるんですね。

型式試験に適合した、という最初の段階でメーカーからニュースがリリースされるのは、実はちょっと珍しいんです。ちなみに現状、この「適合」がかなりの難関で、2020年12月1日発表のものでパチスロの型式試験適合率は24.6%という狭き門。同日に発表されたパチンコのそれが50%に到達していることからも、現在のパチスロ業界の苦戦がうかがえます。

そんな中、適合の段階で情報公開をしたのは、もちろんセールスのためのPRもあるでしょうが、「業界を盛り上げたい」ということもあったんじゃないかと私は思います。P-sportsとして「超ディスクアップ選手権」を開催したりしてくれるメーカーですしね。

今回、6.1号機の成功のカギを握る機種の筆頭としてこの『北斗の拳　宿命』には、私もいちパチスロファンとして期待しています。気になる導入日は2021年3月を予定。もっと詳しいゲーム性の公開とともに、続報が待たれます！