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パチスロエウレカセブンAO|ユーザーが語る面白さとは?
ユーザーが語る面白さとは?
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導入日 |
2017-01-15 |
---|---|
メーカー名 |
サミー |
天井G数 |
ボーナス間900GハマリでART突入 |
口コミ・評価 |
0.00 (0件) |
俺とAO:たれめさん
2017年1月。年始の狂騒も落ち着きを見せ始めるホールに、奴は颯爽と現れた。今尚語られる優秀な遺伝子と大きな期待、そして若干の不安を孕みながら。
「エウレカセブンAO」。5号機屈指の名機「交響詩篇エウレカセブン」の後継機として、綺羅星の如く舞い降りた新基準の超新星だ。飽く迄個人的見解だが。ごく最近友人から「お前が好きになる物は変なのが多い」と言われた我が嗜好を自覚しながら述べても、非常に面白い台であり尚且つ戦える台であると感じている。今回はその魅力を紐解き、その一端をお届けしていきたい。
「エウレカセブンAO」(以下 AO)の面白さは大きく分けて、
【継承と進化】
【引き寄せ】
【真理】
の三つの要素から成り立つ。
まず、【継承と進化】。先にも述べたが、AOは「交響詩篇エウレカセブン」の後継機に当たる。嘗て一世を風靡し、打ち手を魅了した要素は色褪せる事なく受け継がれている。中でも特筆すべきは「弱演出からの中段チェリー」だろう。一見何気無い演出、普段なら手を止める事なく押してしまうような何気無い瞬間に降臨する中段チェリー。その衝撃は打ち手の心を掴んで離さない、最早恋の様なものである。
寧ろ打ち込めば打ち込むほどに、強演出では中段チェリーは降りてこないのではないかという錯覚すら覚える程だ。一度、液晶無演出サブ液晶四分割演出で中段チェリーが落ちてきた。此処まで弱演出からでも来るとなると、その後は常に中段チェリーを期待するというトチ狂った状態に陥ってしまう。何とも悩ましい事この上無い。
また、ART中のボーナス当選後に押し順ナビが外れる事がある。従来のA+ART機では強レア役後、ナビが出ない事を期待するのが常だった。ナビが出たとしてもベルならセーフ、ナビ無しのリプレイが続けば絶望といった状況も侭あった。AOの場合、元より押し順リプの比率が高い為、ナビが出た時点で露骨な死臭が漂う。だがこの押し順ナビ外れによって従来よりも半歩踏み込んだ楽しみが生まれる。強レア役後のナビでボーナスを狙いに行くも良し、セグを覗き込み一人ニヤつくも良し。期待感と興奮が持続して行く、間違いの無い進化であると言える。
リリベからの択当てやARTセットストック示唆による豊富な曲変化など、打ち手の心をくすぐる要素がしっかりと継承されている点も堪らない。それらに加え、多彩な上乗せ特化ゾーンも搭載されている。中でも、ART初期ゲーム数決定にも関わるQAC(クォーツアクティベートチャンス)は四桁乗せも夢では無いと、一部界隈を賑わせた。このQACが、二つ目の要素である【引き寄せ】に関係する。
QACを、AOを打ったことがない方に簡単に説明するのであれば、「ベルとクォーツリプレイを引き続ける限り上乗せが加算・乗算されていく上乗せ特化ゾーン」である。基本10〜100の配当に1ゲーム最低10ゲームの上乗せをしていく。この上乗せはリプレイかレア小役を引くまで終わらず、現在の配当×2といった上乗せも存在する為、気がついた時にはとんでもない数字が液晶に踊っていることが間々ある。このQACに絶望を感じた場合、その後AOに触れる機会は無くなるだろうが、此処に希望を見出した者は取り憑かれた様に打ち込む事となる。
特別な事はしなくていい、唯ベルとクォーツリプを引き続ければいい、そうすれば勝てる。そのシンプルな戦いを征するには、強固なイメージが必要だ。退かず、媚びず、省みず、臆さず、怯まず、向こう見ず、何処までもポジティブな未来予想のみを両の手に込めレバーを叩く。最早信念とも呼び得るその想いに、フラグは宿る。引ける時というのは得てしてそういうものだ。引くのではない、【引き寄せ】るのだ。その摩訶不思議な巡り合わせも、AOの魅力の一つである。
極論を言ってしまえば、QACで事故を起こす事がAOの全てである。上乗せが500ゲームを越えればセブフラが鳴り響き、勝利以上の何かが貴方を包み込む。赤くなる背景に、輝くレバー根元のランプに、クォーツリプ二確に、どうしようもない多幸感を味わう為、今日も低設定の香りのするAOに特攻するのだ。
最後の要素は【真理】。この項に触れる前に聡明な諸兄に問いたい。そもそも原作アニメである「エウレカセブンAO」を視聴した事が有るか否かをだ。無いという方、貴君はある意味で不幸であり、ある意味で幸福である。既に視聴済みであるならば、この後に述べる云々に納得の意を示される事だろう。
この物語をパチスロで初めて知ったという方は、ストーリーの理解に難儀したのではないだろうか。エウレカセブンの名を冠しながら、今迄とは異なる世界観、異なる主人公、馴染みの無い登場人物、前作の主人公達の息子である事を理解する迄は、拭いきれない違和感がその場を支配している。「そんな事より台詞の棒読みが気になる」という御仁には、一つ一つの会話が区切られている分、原作より幾らか増しになっているという事実をお伝えしておく。そんな違和感の中でも、三人の女性キャラに戸惑いを覚えた方も多いのではないだろうか。一体誰がヒロインなのかと。
ピンク髪の不思議系少女「エレナ・ピープルズ」
脚フェチ垂涎の脚組み替え演出を引っさげた年上お嬢さん「フレア・ブラン」
主人公の幼馴染且つその身に謎を宿すヒッピー紛い「アラタ・ナル」
この三人の内、誰がヒロインなのか。その答えは非常にシンプルだ。誰でもない。
AOには小ヒロイン中ヒロイン大ヒロインが存在する。即ち、
小ヒロイン「エレナ」
中ヒロイン「フレア」
大ヒロイン「ナル」
である。そして大ヒロインとの間の決して超えることのできない高く分厚い壁を経て、本作の絶対的ヒロイン「エウレカ・サーストン」が存在する。良く良く思い返してみて欲しい。本作の名は何であったかを。「『エウレカ』セブンAO」である。故に、ヒロインはエウレカ以外あり得ないのだ。今作の前史である「交響詩篇エウレカセブン」は少年レントンとエウレカの心の成長と淡い恋の物語であったが、今作は少年フカイ・アオの自立と親子愛の物語なのだ。然るに正ヒロインはそこらの有象無象ではなく、エウレカであると断言できる。
絶対的ヒロインが存在するという真理を理解すれば、この台の演出はまた趣を変える。例え何度キャスターに捕まろうと、何度サードエンジンの起動に失敗しようと、高確で煽るばかりで一向に目を開けなかろうと、強目のカットインで種無し強チェだろうと、所詮小中大ヒロインがわちゃわちゃやってるに過ぎない。それらの苦痛を乗り越えた先で我々を待ってくれているエウレカに出会う為、この台を打つのだ。
トゥルースバトルの復活で現れるエウレカ、強カットインで拝むエウレカ、EB終了画面で優しく微笑むエウレカ、エウレカかわいいよかわいいよエウレカ。人妻となりその美しさに磨きが掛かったエウレカに会い、その後のレントンとの再会に涙する。エウレカを視覚のみならず全身で感じ愛でる。自らがレントンになった錯覚を覚え恍惚の表情を浮かべる。この台はその為にあると言っても過言ではないのだ。異論は認める。
胸を打ち心が震え肋骨に謎の痛みが走る程の感動と、全身の穴という穴から謎の液体が湧き出る程の興奮を与えてくれたAOに感謝の意を示し、締めとしたい。
最新作の映画「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」の公開も決まり、益々エウレカセブンから目が離せない。AOを打ちながら9月を心待ちにする日々である。
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(C)2012 BONES/Project EUREKA AO・MBS (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. (C)Sammy
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