サクラ邪魔くせえな……でも、ヤツらを利用しない手はない！（サクラの対処法）

サクラを見抜くというどこかインチキ臭い内容を書いている私なりに、パチ７の傾向も分析してみました。とくに人気があるのはやはりマンガ付きのエッセイ風コラムですかね。さらには、文字だけのコラムかと思いきや、小説風の書き物があったり、マンガ付きもあったりと、フリースタイルの利点を活かしてバラエティに富んだ読み物があって面白いです。コメント機能も楽しそうだし。そして、みなさん共通するのは「パチンコ・パチスロが好きだという想い」でしょうか。

あと、自分で感じてしまったのですが、私のコラムは長いですね……。読み返すのも面倒なレベル。ですが、このスタイルはポリシーもあるので崩せません。お時間があるときにでもゆっくりと暇つぶしがてら読んでいただければと思います。今回も”長いですよフラグ”です。

それでは、前回の続きです。サクラをやる人間の経験値やレベルにもよるけれど、ある程度「怪しい人間」を見抜くことはできます。怪しいというより、疑わしいでしょうか。そんなこと言ったら、ホールには胡散臭い人間はたんまりいますよね。私が打っていて、これまで出会った強烈な個性を放つ面々や、リアルに起きた事件を取り上げるだけで一冊の文庫本ができてしまいそうです。”ホール内で青龍刀を見た経験”とか怖すぎじゃないですか？

先ほど、“ある程度”と書いたのは、サクラをやっている本人から聞かない限り、「怪しい」から「確信」に変えることは残念ながら不可能だからです。しかし、自分の中で「限りなくクロ」にすることは可能。そのためには長期に渡る調査が必要になります。基本は「⑥をツモっている、よく出している人間」を覚える。これにつきますね。

そこに、前回述べた「その人物が打っている台のデータに根拠や理由がなければ怪しさが増す」、「打ち方や行動に不審な点があるか」などの情報を積み重ねていき、“グレー”から“クロ”へと変えていくのです。あとは何度も不審なツモり方をしている人間、すなわちサクラにはそれなりの対処をすればいいのです。

しかし、サクラである彼らも“バレたら終わりの綱渡り家業”だけに本気も本気。ホンキートンキークレイジーなわけで、あの手この手で偽装してきます。代表的なのは変装でしょうか。帽子、メガネ、ヒゲ、マスク……こんな単純なものでも意外と見た目がわからなくなるもの。そこで有効なのは写真です。これで、文春の記者バリに証拠を固めるのです。万が一、その人がサクラではない場合も考慮して、最初は遠慮がちに遠目から撮るのがいいでしょう。そして、もしその人がサクラではなかった場合は、どういう台選びをしているのかなど、立ち回りの参考にもできるので、“出している人の顔を覚えること”はパチスロのスキルアップに役立つはずです。

ちなみに、私が現役のころはスマホがなかったのですが、サクラだと思しき怪しい人間には、容赦なくガラパゴスな画素数の低いカメラ機能で闘っていました。それでも涼しい顔をして何度もサクラ行為を働く人間には「キミがサクラだということは分かっているんだぞ」という警告も込みで、近距離からあからさまに撮影してみたりもしました。むしろ相手に気づかれてトラブルにもなったこともありますが、そこはグーしか使わないジャンケン大会で解決。

意外にもサクラをやる人間というのはやんちゃな人から真面目なタイプまでいろんなタイプの方がいますからね。やんちゃな人間が相手だとトラブルになるかもしれませんが、できれば写真、大丈夫であれば動画も合わせて、打ち方のクセなんかも記録しちゃいましょう。これで限りなくクロのサクラが絞り込めます。

そして、ここからが私のコラムでいちばん言いたかったことなのですが……「サクラがいるからと諦めるのではなく、彼らの存在を逆手にとって利用してやりましょう」ということです。まず、第一に、サクラがいるということはそのホールに⑥はあるという証なのです。ただ、彼らはその場所を知っているから厄介なわけで、ヤツらが打とうとしていた台を取ることができればアナタの“勝ち”です。奴らを出し抜いて、ヒーヒー言わしてやりましょう。

最近では入場するのに並び順のホールも少しずつ増えてきていますが、まだまだ入場順抽選が多いですよね。これはチャンスです。中には抽選番号さえ不正しているサクラにも出会ったことがありましたが、かなりのレアケースです。ヤツらも平等に抽選を受けているケースがほとんどです。

シンプルな対処としては「サクラより早くシマにたどり着き、横取りをする」。これにつきます。あるいは「サクラの後ろに張り付いて取ろうとした台を横取りする」。これで一件落着、簡単に⑥ゲットです。奴らはホール内で揉めることを極端に嫌います。自分がイケないことをしている自覚もあるし、設定漏えい者が嫌うので、だいたい大人しく引き下がります。ただし、前述した“やんちゃな方”（といっても某マンガのアッツい主人公ではありませんよ）は別かもしれませんので要注意。

そんなアグレッシブな動きをするのが難しいという方には、やや消極的な利用方法ではありますが、「サクラが取ろうとした台（＝⑥）が埋まっていたら、誰かしらがツモっている」という判別法です。ヤツらは⑥が先に取られていたらその台をあきらめます。その場合の考えられる動きは「ほかの機種に流れるか、撤退」です。自分がいるシマにサクラが来たけどすぐにいなくなったという事実は、誰かがもう⑥に座っちゃっているのです。台が取れないことに落胆し、あきらめてどこかに行ったと考えられるのです。それで（⑥があるかどうかの）判別ができるというわけです。

さらに応用した方法で、より効果的なのは「下皿の見えにくい位置にさりげなくライターなどを置いて台をキープ。サクラが座ろうとしたら、もう取ってますよと伝えるだけ」というちょっとインチキ臭い対処法です。自分がキープした台のデータ表示器を触ったりするサクラの仕草で“超高確”、ゆっくりと腰を下ろそうとする動きで“強チャンス目到来”、座ったら“確定”の「打つ前から⑥」の激アツコンボでございます。

サクラが打つような台のほとんどは高スペック機なので、ラッキーですね。ただし、経験上、サクラお墨付きの⑥は打ち始めはドキドキして楽しく、⑥を確信した途端、サクラに勝ったという嬉しい気持ちから、ほかの何もわかっていないお客さんに申し訳ないという後ろめたい気分になるのです。でも、それは自分の観察眼と調査と作戦勝ちなんだと、納得するようにしています。

今後もサクラをなくす方法は残念ながらないでしょう。なので、彼らを利用しながらパチスロを楽しむしかないのです。それでもやっぱり、サクラがいないホールがいちばんなんですがね……。次回は彼らのリアルな生態をまとめていこうかと思います。今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。読んでなにか感じたことがあればコメントいただけると嬉しいです。

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