パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

『勝つ極意』～虎の教え～

今より14年ほど前。4号機の北斗・吉宗がプレイヤーを熱狂させた、まさに狂乱の時代。先輩編集・虎さんのプライベート実戦に同行することになったラッシー。虎さん曰く、簡単に「主役は銭形」の設定6が打てるらしい。当時としてはハイスペックと言えないまでも、設定6の機械割は115％超。そんなモノを簡単にツモれるハズがない。半信半疑のまま打ち始めるラッシーだったが――。今なお師と仰ぐ虎さんの実力を、まざまざと見せつけられた一戦を振り返る。

『キズネタ』～師匠・ハマの虎～

新機種「ダンスナイト」を担当することになった新人編集・ラッシー。先輩編集部員の「虎さん」を引き連れデータ採りに向かうと、思わぬキズネタが発覚!　ラッシーが今なお師と仰ぐ「虎さん」との、記憶に残る一戦を振り返る――

『タネ銭』～素寒貧からの脱出～

愛知遠征のデータ採りで、全財産が4千円になってしまった新人編集・ラッシー。先輩たちにご飯をごちそうになりながら、ギリギリの編集部員生活を送っていた。そんなある日、編集部にかかってきた一本の電話が、窮地を脱するきっかけとなる。適当で豪快なあの4号機時代だからこそのエピソード。

『下積み開始』～猪木自身～

パチスロ攻略誌の編集部員として新たな生活をスタートさせたラッシーは、入社からわずか2日目にして、いきなり遠征でのデータ採りを命じられる。全財産の7万円を握りしめ対峙したのは、4号機AT機の名機「猪木自身」。そこでさっそく編集部員としての洗礼を受けることに――。

『スタート』～攻略誌編集部へ

パチスロ攻略誌の編集部に履歴書を送ったものの、連絡がないまま落ち着かない日々を送っていたラッシー。たまに電話が鳴ったかと思えば、母親からの「出動命令」ばかり。そろそろ別の編集部に履歴書を送ろうかと思っていた頃、待ちに待った面接の知らせが！ そして、希望とは別の形で編集部へ入ることとなる――

『負け犬』～決意

無事に就職したものの、勤め先の人間関係に苦しむラッシー。そのストレスからか、出勤途中で倒れてしまう。担ぎ込まれた病院は、バイトしていたCS番組制作会社のすぐ近く。事務所へ寄ると、社長から人生を変えるアドバイスが！ 仕事から逃げ出した負け犬が、パチスロライターになることを決意したエピソード。

『岐路』～初代ミリオンゴッド

あっさりと就職が決まったラッシー。しかし、入社から6ヶ月の月収はたった6万円ポッキリ。来たる就職の日に備え、ストック機で堅く立ち回る日々が始まった。が、貯金のペースに不安を覚え、禁断の機種に手を出すことを決意。そう、それこそ回胴史上最強の一撃性を有す、初代「ミリオンゴッド」だった――。

『クズからの脱出』～アラジンA

専門学校の3年生になったラッシーは、かつてない窮地に立たされていた。卒業制作でバイトができなくなったこともあるが、最大の原因は他にある。4号機AT機の名機「アラジンA」だ。強力な一撃性を有するマシンだが、吸い込みの早さも天下一品。連戦連敗のラッシーを救ったのは、かつてラッシーとモメたB店の店員Nだった――。

『新王即位』～ストック機キンパル襲来～

AT機に心酔していたラッシーは、先輩ADのススメで初めてストック機に触れることに。相対したのは初期のストック機にして、稀代の名機「キングパルサー」。既存の機種とは一線を画すシステムに、困惑しきりのラッシー。パチスロの奥深さと、ストック機の魅力を知った一戦を振り返る。

『生業』～プロの仕事

当時カリスマ的人気を誇った某ライター陣。初めて彼らを生で目にしたラッシーは、自身とのレベルの差に圧倒されてしまう。目押しが上手いだけではナイ。視聴者を楽しませる「魅せるプレイ」がそこにあった