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パチ7自由帳月間賞
2018.09.05
【伊藤ひずみのお題帳】2018年8月分『パチンコ・パチスロ創作漫画』結果発表!
はい!どうも!伊藤ひずみです!
今回のお題は「パチンコ・パチスロ創作漫画」。ご応募してくださったみなさん、ありがとうございました!1少しお題が難しいのではないかとご心配いただきましたが、フタを開けてみればなんのその。今回も力作揃いです!
まずは気になった作品をピックアップさせていただきましたので、見ていきましょう!
私は挑戦する人が大好きです。失敗したっていいじゃないですか。挑戦することに意味がある。何か新しいことに挑戦している方々がいたら積極的にご紹介していきます。
★かこたんさん:目押しの女神さまっ
前回、初めて漫画を投稿したというかこたんさん。今回も挑戦していただきました。前回も言いましたが、絵もかわいくて漫画も上手いのでどんどん描いていただきたいですね! コメントで時間がかかったとおっしゃっていますが、カラーマンガというのは時間がかかるもの。それにめげずに続けていただきたいです。パチ7の公式連載陣のすごさがよくわかるのではないかと(笑)
★インプロレスGM:使って頂いても構いませんよ(すいませんでした)
絵も描かれるんですね!過去に絵の投稿もされていたのかもしれませんが、私の知る限りテキストで記事を書いている方という印象でしたので、今回こちらの「挑戦した人々」でご紹介させていただきました。文章もおもしろくて絵も描ける。多才でうらやましいです。
2作品投稿していただきました。日常系のパチンコ4コマ漫画。漫画雑誌でも、ありそうであまりないんですよね。私も何回かチャレンジしましたが掲載には至らず…。ねこ美さんが描くとこんなにかわいらしい素晴らしい作品になるんですね。
それと作品とは直接関係ないのですが、記事の中に過去作のリンクを入れているのが読者さんのことを考えた素晴らしい工夫だと思います。もう一手間加えるなら、続きを描いたときに過去の記事を再編集して、そのリンクを入れるというのも親切かもしれませんね。
相変わらずの高クオリティ。ホール店長が幼女という意外な組み合わせ。その行動が読めずに困惑するパチプロ。絵のうまさ、漫画のうまさ、設定の良さと3拍子揃った作品です。てんちょーちゃんとそれに振り回されるパチプロくんをもっと読んでみたいです。というかこのレベルの人に対してあーだこーだ言うのも気が引けます(笑)
ホールでいたずらをするヤンチャン。「思い返せば私のあの時のアレもこいつのせいだったんじゃ…」と想像が膨らんで楽しいですね。「いたずら好きだけど弱点がある(最後に痛い思いをする)」という流れも最高です。絵も本当に上達しましたし、なにより展開が全てスムーズにわかるというのはコマ割りや構図を選ぶセンスがとても良いということです。もっとヤンチャンのいたずらっぷりを見てみたいです。
パチ7コンテストで投稿されていた漫画の2話目ですね。私、実はコンテストの時もこの漫画を猛プッシュしておりました(笑) 動きのない会話劇をここまで飽きずに読ませるのはすごいです。このテンポやセリフのうまさ、雰囲気はなかなか真似できません。セリフが今回から縦になりましたが、私的にはこちらの方がスムーズに読めて好きですね。「つづく」となっているのでお題帳関係なくぜひ続いてほしいです。
以上4作品が最終候補作品でした。
最終候補には残らなかったけど、私が気になった作品に一言コメントさせていただきます。
「挑戦した人々」でもご紹介させていただきました。主人公のメオちゃんがかわいい! 777のついたヘアバンド、チェリー型の飾りとキャラクターデザインも凝っています。「漫画はキャラの魅力を紹介するためにある」と断言してもいいくらいキャラクターというのは重要な要素です。素直に「この子がこれからどんな風にドタバタ奮闘していくのか続きが読みたい」と思わせていただきました。素敵な主人公だと思います。
記事のタイトルは【強打撲滅☆レバーマン】でよかったと思います。それくらいインパクトがあるタイトルなのに使わないのはもったいない!漂う児童文学臭がいい雰囲気を出しています。キャラクターもインパクトがあるので、おもしろくなりそうですね!あとは異世界がどんなところで、レバーマンとネムちゃんがそこで何をするのか見えると、もっとイメージがしやすかったと思います。
「挑戦した人々」でもご紹介させていただいたこの作品。セリフがとてもいいですね! このように具体的なシーンから話を膨らませる方法というのは、とても有効だと思います。先日のパチ7コンテストではテキスト部門で、パチンコ話を漫才で再現するというネタを披露していたインプロレスGMさん。『パチ7演芸場』セリフを中心に話を組み立てていくのが得意なのかもしれませんね。
私がお題帳を担当し始めてから皆勤賞ではないでしょうか。ありがとうございます。毎回、独特の世界観で楽しませていただいております。演出の擬人化という発想は、私の中にはなかったので、おもしろい切り口を見つけたなと感心いたしました。そしてなんでトラ柄なんだ(笑) レインボーに負けているってことは、大当り濃厚の慶次のトラ柄じゃなくて今は亡き奥村のトラ柄ですよね?だとしたらチョイスが渋すぎる(笑)
2本目の投稿作品です。前回は予告編のように1枚にシチュを詰め込んでいましたが、今回は漫画形式です。漫画もとてもお上手ですね! 内容も短編として完ぺきな流れ。すごく好きです。やはりここでも言葉の使い方のうまさが光ります。ここまで描けるなら、ぜひ漫画もガシガシ描いていただきたいです。
おめでとうございます! 大賞のポリンキーさんには5,000円分のパチ7オリジナルクオカードを差し上げます!
【評価ポイント】
ポリンキーさんが2か月連続受賞ということになりました。今回本当に迷ったのですが、決め手にさせていただいたのはずばり「作家性」です。
実は募集期間中に「創作漫画のコツ」を自由帳に投稿していたのですが、そこで「〇〇なのに××」という文章で説明できる作品はキャッチーになりやすい、というお話をさせていただきました。最終候補のハンドルくんさんの作品も「ホール店長なのに幼女」という設定がとてもよい切り口になっていますよね。
それに対してポリンキーさんの作品は明確に「〇〇なのに××」といえるものはなさそうです。しかし、この漫画を説明するとき皆さんはこのように言うのではないでしょうか。
「じじいどもが会話しているだけなのに、おもしろい」
設定や展開では「〇〇なのに××」という形式になっていませんが、この作品のすばらしさは、ちゃんと「〇〇なのに××」という形に落とし込めるんですね。「設定や展開だけ考えるとおもしろくなさそうなのに、なぜかおもしろい」という意外性があるということです。
しかし、これは誰にでもできることではありません。この作品がおもしろいのは最初に言ったように「作家性があるから」としかいいようがないんですね。作家性という言葉がピンとこない方もいるかもしれませんが「作家独自の雰囲気や特徴」とでも言いましょうか。結局はこの作品の醸し出す雰囲気が好きだからおもしろく感じるわけです。設定や主人公にキャッチーさがなくても、その作家性だけで読ませるというのはとてもすごいことだと思います。今回はそこを高く評価させていただきました。
逆に、この雰囲気に良さを感じない方にとっては何がおもしろいのか全くわからないかもしれません。しかし私のように好きな人間にとっては大好物なので、何も考えずにこのままご自分がおもしろいと思うものを描いていっていただきたいと思います。
ということで今月の余計なお世話です。企画の立て方について先ほども言ったように自由帳に軽くまとめてありますので、今月も前回に引き続きコマ割りのお話をさせていただきます。
【同じコマ割りは避ける】
まず、ロージーさんの作品を見ていただきましょう。
このように並べて見てみると左右のページで、1段目が1コマか2コマかの違いはあるものの、ほぼ同じコマの構成であることがわかります。
また前回のお題帳の七星☆シューティングスターさんの作品。
こちらも4ページの漫画の中で2枚、しかも連続して同じ構成のコマ割りをしています。
このように同じ作品内に何度も同じコマ割りをするというのは、基本的にやらない方がよいとされています。そのような漫画は読者さんからすると画面に変化がなく、単調な作品であると感じてしまうからです。(基本的にと言ったのは、わざと単調に見せたり、同じ動作を繰り返していることを強調したりするときには、あえて同じコマ割りにすることがあるからです)
32P程度の漫画なら同じコマ割りにならないようにしている作家さんも多いと思います。それなのに2P~8Pの漫画で同じ構成が現れてしまうのは少々多すぎます。コマ割りというのは何も考えていないと自分の癖が出やすいもの。一通りネームを描いたら、全体を眺めて似たようなページがないか確認してみたほうがいいでしょう。
【セリフの縦書き、横書きの違い】
そして今回はもう一つ。ポリンキーさんが今回、文字を縦にしたということで、漫画におけるセリフの縦書きと横書きの話をしたいと思います。
基本的にセリフを縦書きにするならコマを右から左へ、横書きにするなら左から右へ読んでいくといことになっています。
これは掲載される雑誌が右とじの場合は縦書き、左とじの場合は横書きであったため、漫画もそれに合わせて描かれていた名残りなのですが、1ページずつ縦にスクロールされることも多いネットでも、基本に従った方がスムーズに漫画が描けるはずです。
↓視線の動きを考えると横書きで右から読むパターンは無駄が多い。
そしてこのどちらに向かって読み進めるかということはコマの中の構図にも大きな影響を与えます。もし文字が縦で右から左に読んでいく場合は、視線も常に右から左に動くので、ページ全体にそれに合わせた流れのようなものができます。
↓全体を支配する流れ。
横書き、縦書きが変わると流れも逆になるので、その点は注意して漫画を描かなければいけません。そしてこの流れは構図や迫力、テンポのコントロールなど様々なことに利用できるのですが、とても長くなってしまうので、今回はいくつかの例だけ挙げておきます。
↓流れを利用した演出
このように全体の流れを意識することはとても大事なことですが、ここでは書ききれないほど奥が深いものです。今回はざっくりと説明させていただきましたが、折に触れてまたお話できればと思っております。
ということで8月のお題帳結果発表いかがだったでしょうか?次回はなんと4周年特別企画、あのゆるキャラたちとコラボさせていただいております。ぜひご参加ください。
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- 伊藤ひずみ
- 代表作:伊藤ひずみのお題帳
漫画家。『のぞまこ。』『パッチくん』『若葉レバーオン!』『ロックンリール』など。パチンコで初めて触った台はCR海物語、スロットは初代北斗の拳。ぽっちゃりだったころのマリンちゃんの方がエロかったと思う今日この頃。
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やっぱり初めてだってんですね!それにしてはお上手!
またなんか変なの思いついたらどんどん出していきます(笑)
おおお!楽しみにしております(^^)
おめでとうございます!
投稿時間がぎりぎりで笑いました(^^)
ぜひ楽しみにしております(^^)
頑張りまーす‼︎うぉぉぉォ!
間に合ってよかったです…。
台詞の縦書きはやってみたらたしかにスッキリしました!
死ぬまで~は今後も描いていきます。
ありがとうございました!