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パチ7自由帳月間賞
2018.07.31
【グランプリは誰の手に?】第 1 回パチ7 自由帳コンテスト『テキスト部門』
「遂に第1回コンテストが終了! 皆さんには審査員として、グランプリの選定と選評をお願いしますね」
2018年4月~6月パチ7上で実施された、投稿作品コンテスト。審査員が選んだ優秀者にはQUOカードを進呈。また最優秀者にはコンテンツ化のお声がけをさせて頂く、夢のような、そうでもないような企画。
→詳しくはコチラでご確認を! 第2回も実施予定ですよ! |
「早速ですが、簡単に審査メンバーのご紹介をさせて頂きたく」
「佐々木真。パチスロ界の重鎮ライター。その知識はシステムだけではなく、法律まで。一皮むけばノーマルおじさん。緑茶ハイもしくはジャスミンハイを飲ませれば、エンドレスナイト突入 」
「ラッシー。必勝本系でご活躍されているパチスロ愛が凄い御方。ライターだけでなく、編集としての経歴を持つ。機種系の記事を書かせれば、いつでもハイクオリティ。超人で言えば正義超人タイプ」
「あしの。自由帳出身者。物書きとしての土台は一番しっかりしているかも。構成力、文章力ともにハイレベル。若いヨメさんと結婚したばかり。チッ」
「岡井モノ。自由帳出身者。北海道で息づく奇才。4周くらい回って、編集長も岡井も何が面白いのかよく分からなくなってきた。センスは本物」
※岡井は編集部からの交通費支給が無く、無念の審査会欠席。
「パチ7編集長。はい。私です。漫画よりも動画よりもテキストが好きです。ひと味違った審査をしてやろう、と思っていたりします。」
この5人のメンバーで審査させて頂きました。まぁ予想はされておりましたが、難航しましたね。熱意のある投稿を頂けた皆様、それに応える熱き審査員。主催者として本当に感謝しております!
では早速ではございますが、各審査員の審査ポイント、気になる投稿者の紹介へと進めさせて頂きます。
★審査ポイントと気になるアノ人。
私もパチ7で連載させていただいていますが、コンテンツを持つということは、毎回コンテストに応募しているようなものなのです。編集部や読者の皆さんに毎回評価されますからね。
ネタが弱かったり、気分が落ち込んでいたり。良いものを書けるときばかりではありません。そんなときに私が大事にしているのは“これだけでも伝わったら嬉しい”という気持ちです。どうやったらより伝わるかをより考えるようになりますし、言葉の選び方だけでなく行間すら変わってきます。“読み手への意識”というヤツです。
伝えたい、笑わせたい。そんな思いをどう表現するか。それを意識するともっと違ったのに。そう思わされる投稿もありました。そこを意識できればタイトルも変わるんですよね。次回……だけでなく、自由帳に投稿する際のご参考になれば幸いです!
いろいろな「いろ」。これだけです。見た瞬間にプロの仕事と思えたのは。
ファッション誌のいちコラムでも行けそうなレベル。もちろん、めぐむさんの絵ありきですが。タイトル、テーマの選び方も秀逸。 序盤は、いつものらびさん風味ですが、少し落ち着いた雰囲気。ここはお馴染みの読者さんの顔を想像して書いています。本編は、初見さんの顔を想像しているかと。さらにトーンを落ち着けています。こんな引き出しあったんですね! もうひとつの投稿「スロっ子部屋」こちらは、どちらかと言えばいつものテイスト。3本に分けていて、最初の書き出しと、各回の繋ぎは課題。ただ写真が大きくなるサイトだから分けているような気がします。 これを1本にまとめるか、導入後に楽しんでいるのを含めて2本にするか。それでもっとまとまるかと思います。 色の説明も、スロット部屋の独特なセンスの配色へのフリだったのかな…と。そう考えると凄いですよ、これ。 |
※らびっとパンツァーさんの投稿一覧。 ※めぐむさんの投稿一覧。
正直、最初のはやりすぎ。ただ、マリンちゃんとかフリのクダリを中盤以降にもう一度繰り返すとか、クドい系のお笑いではよくある手法。上手いんです。改行しすぎですけど。
ハライチ、サンド、ナイツのネタのカバーは、これほんとズルい(笑)。全部元ネタわかりますが、違和感がない。ほんとよく研究しています。これは権利関係あるし、アマチュアでないとできない書き方。ただ、その最高峰。 大昔のパソコン通信。そんな時代から文字を書くのが好きな人の発想です。ある意味、自由帳の正しい姿の最高峰。ズルいから選びたくなかったけど、ほんと大笑い。 |
「アクロスは始めたてが一番楽しいかもだから打とう!」は、ターゲットを特定することによって、画面の向こうの読み手を意識しやすいタイトル。内容もブレることなく。逆に、行間から“書き手が読み手を想像して笑顔になっている”ところまで伝わってきます。
日暮里のシリーズは文字量多すぎですけどね。銭湯紹介だけコンテストにして良かったかな。言葉足らずにならないよう解説するなら長くても仕方なし。それ以外は取捨選択を覚えましょう(笑)。「暇だからポセイドン打つわwwww」も合わせ、いろいろなスタイルで書けるアピールも素晴らしかったです。 |
私は攻略ライターですからね、やはり攻略ライターとしての視点を中心に審査させて頂きました。攻略記事を書ける適正があるのか? 取材レポートを書けるか? はたまた、機種の楽しみ方を、独自の視点での楽しみ方を紹介できるのか。このあたりを中心に投稿作を拝見させて頂いています。
打った感触から機種を考察していく姿勢・チカラは素晴らしいと思います。実際、攻略サイトや雑誌に載っていない攻略法が、打った感触から見つかるケースもしばしば。
文末の注釈に「※基本的にデータは取ってませんので正確な数値は分かりません」とありましたが、データさえ採っていれば説得力がまるで違います。もし、かめせんさんがデータを採るクセを身に付ければ、攻略ライターとして十分やっていけるのではないかなと。 あとはアウトプットの方法、つまり見せ方ですね。途中、本題からズレて小ネタに入るところがあります。たとえばそこで2~3行分の改行があったりすれば、なお見やすくなったのかなと。あと一工夫あれば、即座に攻略ライターとして活躍できるスキルがあると感じました。 |
※かめせんさんの投稿一覧。
パチスロの「いつもと違った楽しみ方」を提示した点が素晴らしい。たとえば飽きるほど打っている機種でも、自分なりに縛りを設ければ、普段と異なる楽しみ方ができますからね。目を瞑って打つのもそう、お札で一部リールを隠して打つのもそう。近年、こういった自分なりの楽しみ方を提示するライターはほとんどいないので、楽しませていただきました。
文章もテンポが良く、楽しく読める印象でした。仮に雑なネタであっても、勢いで面白く書いてしまうチカラがあると思います。写真の使い方も良いアクセントになっていて、テキストだけのコラムとは違うエンターテインメント性を感じました。これからのWEB媒体には、ザンボさんのような書き手がいてほしい。 |
※ザンボさんの投稿一覧。
ネタ作りの完成度がバツグン。人を惹きつける体験談の書き方で、更新ごとの次話への繋ぎ方も上手でした。取材をしての記事作成などに向いている気がします。文章も難しすぎず、心地よいペースで読める。
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今回のコンテストの選考にあたっては単純に「読み物として面白いかどうか」を基準に点数を配分させていただきました。
誰に何点! とかは敢えて発表しませんが、選に漏れた方の中にも非常に惜しい方がたくさんおられました……というのはとりあえず言っときたいと思います。 本当に、誰が1位でも2位でもおかしくない……というか、俺の採点一つとってもかなり紙一重で、実際『獅子王さん』『マグさん』あたりは投票するかしないかでギリギリまで迷いましたし、選考会でもかなりケンケンガクガクの俎上に載せられておった次第でして、それはぜひとも胸に留めていていただきたいです。
純粋に読み物として面白い。よくよく読むと本質的にパチンコ・パチスロにあまり関係がないコラムだけど、テーマの薄さを力技でねじ伏せに行くストロングスタイルがとても良かった。
コラム系のネタは書き手のキャラクターが理解できるとさらに深く楽しめるものだけど、2本しかないのでまだ謎の部分が多い。それも含めて「もっと読みたい」と思わせてくれた書き手さんでした。 |
※カワチさんの投稿一覧。
企画の面白さはダントツ。体験記としてとてもおもしろい。個人的にはもっと暗く書いてもいいと思うけど、わりとデリケートな問題に発展しそうな気がするので、このくらいが限界かもしれない。
欲を言えばもうちょっと「自分」を出して登場人物への気持ちや感想なんかを入れて良かったかもしれない。例えば癪持ちのオバちゃんに対して久兵衛さんはどう思ったのか。山田さんに対してはどういう感情を持ったのか、など。その辺を彩りにして脚色していけば、単なる体験記からもう一歩進んだ「私小説」になると思いました。 |
※久兵衛さんの投稿一覧。
学術書を意識したネタであるが故に、正直、非常に読み辛い。内容も衒学趣味が強すぎて決して、一般受けはしないと思う。ただ、俺はこういうの好きです。
パチスロ界隈の企画で、こういう衒学趣味的な読み物のニーズは限りなくゼロに近いと思うのですが、敢えてそれを分かって書いてるんだぞ感が感じられてグッときました。修羅道に突き進む、その勇気に乾杯! 面白かった。 |
※たれめさんの投稿一覧。
テキストそのものの面白さ。文体を含めたリズム(テンポよく読み進められるか) 。自身で話がまとめられているか。結論や山場に納得感があるか。
このあたりを中心に審査させて頂きました。
軽妙かつ嫌味の無い文章運びがとにかく秀逸で、読者を楽しませるサービス精神に長けた方という印象です。
「〇〇の人」と言われるような強烈なシンボルが無いことは良し悪しですが、漫才ネタに留まらないオリジナルの存在感を発揮できるような何かは欲しいところです。岡井さんに聞いてみたらいいと思います。 |
「スロット部屋を作ってみたい」というパチスロファンの夢を実現した企画は、多くの読者が心踊らせたのではないでしょうか。
書き手の個性が強烈なので好き嫌いは別れそうなところですが、 長文をまとめる力もあるので、文体を使い分けられる器用さが備わればかなり強くなりそう。岡井さんに相談してみたらいいと思います。 |
詩的な表現で男の人生を描いたコラムは今後の展開を期待させる。 完結まで書ききっていただきたかった。 また機会があれば! 第二章はよ!
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手を替え品を替え、かつ一定水準以上のコラムに仕上げる多才さは流石。転生スロッター・ジャックのような創作シリーズは評価が集まりづらいものですが、ポリンキーさんのエントリーでは一番楽しみでした。
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意図的に固い文面にしていると思いますが、文章に慣れている人でないと面白さに繋がるまでが少々長め。わかってくるとそれが味になるので、導入部等をもうすこし噛み砕いた表現にしても良いかもしれません、私は好きです。
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革新的な表現を多く取り入れたコラムの数々は、新しさと共に意欲も感じます。専門分野にネタが寄りすぎると、書いてあることを理解してから、という段階を踏む必要が生じる。「僕のお父さんはメトロノームです」には笑いました。
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佐々木さんとほぼ同じです。『読み手がいることを意識できているか』個人的にこれが出来ているか、出来ていないかが、書き手としての一番最初の壁。その先に誰に何を、が出てくるかと。コンテスト最優秀者さんには、コンテンツ化の打診をさせて頂く前提ですので、そのあたりを意識的に審査させて頂きました。
タイトル、構成、文体、改行、画像など記事を構成する要素は多々ありますが、その点でいきますと『タイトル・構成』あたりを重視した、ということになりますかね。
文章構成力はハイレベル。言い回しもとても上手い。『タイトル→内容→オチ』という流れを意識して書けています。否応なく笑ってしまうオチまでの流麗さは、お手本にしたいほど。
2本という投稿本数は不安要素ですが、続き物、レポート等の取材記事など他の文章ものを読んでみたい、 そう思わせてくれた投稿者さん。 |
いろいろな「いろ」。めぐむさんとの合作ゆえに、評価が難しいところですが、テーマ選定、構成力ともにハイレベルなことは間違いないですね。タイトルも上手い。読みたくさせる力があります。
スロッコ部屋も面白い。そもそもの企画が、スロッターを惹きつけるに充分。何気に写真の選定も上手いんだよなぁ。 |
連載陣で言うとカタギリさんとオカイを足して割った印象。書き馴れていらっしゃるし、何よりリズムが良い。
誤字脱字もほとんど見受けられず、きちんと推敲もされていそう。職業ライターの経験者さんかしら? カワチさん同様、 色んなものを読んでみたい、と思わされた投稿者さん。 |
はい、とまぁこんな感じで、審査にも熱が入りました。ここで挙げさせて頂いた方以外も、お一人お一人審査させて頂いております。予定の時間を大幅にオーバーしましたよ(笑)
それでは、栄えある第1回自由帳コンテスト『テキスト部門』の最優秀賞の発表をさせて頂きたいと思います!
★栄えあるグランプリは…。
おめでとうございます! グランプリは『らびっとパンツァーさん&めぐむさん』で決定です! 投稿作は『いろいろな「いろ」』ですね。
【審査コメント】
◯パチ7で読んでいることを忘れた。
◯『内輪向け』から脱することを調整出来ている。コンテストを意識出来ている。
◯イラスト背景が白なので、文章部分との違和感がなく、読みやすい。
◯着眼点がいい。アイデアが豊富。
◯いつもの『ぶっ飛び過ぎ感』がやや抑えられている。
◯スロッコ部屋の投稿もいい。写真の選定、頻度も素晴らしい。
パチンコパチスロを打つ人間であれば、誰もが受け入れやすいテーマでありつつも、擬人化することで、色彩学の知識も溶け込ませる流れ。本当によく出来ています。佐々木氏のファッション誌でも通用する、という選評も納得。イラストだから、という声も聞こえそうですが、そもそもこの企画を立案したこと、イラストが活きる投稿であったこと、それを含めた構成がお見事でした。気になるのは、企画立案はどちら担当だったのかな? ということですね。
ともあれ、最優秀賞おめでとうございます! お二人にはパチ7オリジナルQUOカード3万円分を進呈致します。コンテンツ化に関するお話は個別でさせて頂きますね!
★第2位は…。
インプロレスGMさん、第2位受賞おめでとうございます! ボケセンス溢れる文章、読みやすい構成。楽しませて頂きました!
【審査コメント】
◯自由帳の最高峰(アマチュアのチャンプ)
◯コンテストに人のネタ(お笑いネタ)を使うのは、若干卑怯(笑)
◯改行のリズム感がイマイチ(意図を感じない改行)
まぁ上記の通り、権利関係を無視している内容ではありますので、その点は辛口にならざるを得ませんでした。ですが、それをねじ伏せる豪腕といいますか、文章の妙といいますか、とにかく笑わされました。これまた佐々木さんの仰る『アマチュアのチャンプ』という評価コメントがしっくりきます。各種雑学知識も相当なものかと思われます。ともあれ、良い悪ふざけをありがとう、とお伝えしたい(笑)
インプロレスGMさんにはパチ7オリジナルQUOカード2万円分を進呈致します!
★第3位は…。
久兵衛さん、第3位受賞おめでとうございます! 一歩も二歩も抜き出た企画と行動力。コンテストに対する熱意を最も感じたのが、久兵衛さんです。
【審査コメント】
◯企画力と行動力は他と隔絶したものがある。
◯定点観測が出来る人。
◯完結まで書ききる力がある。
◯文章は上手いが、構成力が少し物足りない。
◯主観やストーリーを入れず、レポートとして書いた方が上手いかも知れない。
◯キャラクターを出しているのに、ほとんど活躍せず、深掘り出来ていないのは勿体無い
◯ドキュメンタリーなのか、小説なのかがはっきりしない。どちらかに振り切るべきだった。
◯担当編集になりたい!
はい。実は審査会で最も意見が飛び交ったのは、久兵衛さんだったのです。その図抜けた企画力、行動力に感銘を受けながらも、それを伝える記事が少し見合っていないなぁ、という審査員全員の意見。そして、その裏側には「俺が編集したい!」という共通意見が確たるものとして存在していました(笑) そういう意味では、間違いなく愛され投稿作No.1でしたね。一言で書くと「惜しい!」に尽きます。
久兵衛さんにはパチ7オリジナルQUOカード1万円分を進呈致します!
★審査員特別賞
審査員特別賞なんて、想定していなかったのですが、審査員全員が「何かしらで賞してあげたい!」となったのが、カワチさん。
【審査コメント】
◯文章作り、構成の上手さは、かなりのレベル。
◯タイトルからオチまでの流れが素晴らしい。
◯改行にも意図を感じる。はっきり言って、プロレベル。
◯もっと色んなものを読んでみたい
まぁオチまで読んだ時の爽快感。これに尽きます。オチの面白さもそうなのですが、そこまで惹きつけるタイトル選び、文章の運び、改行等がプロレベル。それがあってこその爽快感。はっきり言って受賞レベルではあるのですが、惜しむらくは投稿本数の少なさ。もっと色んなものを読んでみたかった。
というわけで、カワチさんには審査員特別賞として、パチ7オリジナルQUOカード5,000円分を進呈致します。……どうやってお渡しすべきか(笑)
★第2回開催をお楽しみに!
改めまして、投稿者の皆様、御覧頂いた皆様、審査員の皆様。本当にありがとうございました!
最優秀賞のらびっとパンツァーさん、めぐむさんを筆頭に、皆様の熱意や才能のキラメキを存分にお見せいただきました。ひとまずコンテンツ化されるか、どんなコンテンツになるのかをお楽しみに!
初回開催ということで、色々と運営側の反省点もございます。改良されるはずの第2回をお楽しみに! 参加者の皆様、お待ちしておりますよ!
▶マンガ部門の発表はコチラ! |
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- パチ7編集長
- 代表作:ゆる調
パチ7の編集長やっています。1978年生まれ。嫁と息子一人ずつ。スロ歴18年パチは苦手。歴代好きな機種は「花火、ホロQ、キュロゴス、初代ルパン」など。どうぞよろしくお願いします。
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