私立アメリカンドリーム学園第二話

〜前回までのあらすじ〜

タワリシチ！銀玉勝つるでやんす！
アッシは幼い頃から夢だったananの読者モデル略して「徳永英明」になりたかったのでやんすが知ってる曲が「Get Wild」しかなかったのでやんすので、しかもそれが徳永英明じゃないでやんすと赤羽のスナック「来夢来人」のママさんが呆れ気味に教えてくれたのでやんすので、まぁそこは明日店先から不審火が出るのは仕方ない事でやんすが、夢を絶たれたアッシは第二の夢であったパチプロ、スロプロになるべくこの「私立アメリカンドリーム学園」に入学したって訳でやんす。

ちなみにここまで「やんす」と何回言ったか解るでやんすか？

正解は12回でやんす。




嘘でやんす。




では、この「私立アメリカンドリーム学園」。

いかにパチプロ、スロプロを育成してくれるのか授業編スタートでごわす！


鬼教官
「さて、これからパチプロ、スロプロになる為の授業を始める訳だが…そもそもパチプロやスロプロが普通のお客と何が違うのか。判る奴はいるか！？」


うぇーい。いきなりシビアな問題でやんすねぇ。

うーん、やはり普段から勝ってる額でやんすかねぇ。

鬼教官
「真のパチプロやスロプロは勝ってる額ではない！いかに良台を見極められるかだ。つまり見抜く力だ！」


おへーい！
まともな事を言ってるかもでやんすんよ。

確かにその通りかもでやんすかもでやんすよ。

見抜く力でやんすかぁ。

鬼教官
「お前達には釘やらデータでは無いもっと深層を見抜く力を身につけやがれと思います！」


と、トッポ！！相変わらず言葉使いが荒いんだか丁寧だか判らんでヤン·スーよ！


鬼教官
「お前らにはこれを見て貰おうか。」

な、なんでやんすか！

ホワイトボードに三枚の写真が…。

あれは今人気のパチンコ、スロット女性ライターさんたちではないでヤングか？


鬼教官
「お前らも一度は見た事、聞いた事があるだろうよ。この3人の女共に共通するのは…そうパチンコ、スロットライターだ。」


うへぇ！もしかしてもしかして…特別講師とかに来るとかでYansuですかぁ？


鬼教官
「そうこいつらはパチンコ、スロットライターだ。そして更に共通する事とは何だ！？よし1番前に座ってるそこの眼鏡答えてみろ。そうだなアニメ好きを公言しているなぁ。」


ば、バモラ！まだ答えても無いのに先に言ったでやん酢！！


鬼教官
「そう、こいつらは何かと言うとアニメ好きなんですー。このキャラが好きでー。とか言ってるが…。本当にそうかと？本当にお前らアニメ好きなんかと！？ちゃんと見てんのかと！とりあえずこの業界。やたらアニメの版権が多いからとりあえず分かってないとなぁみたいな感じで見てんじゃねぇのかと。エヴァとバジとまどマギだけ押さえてアニメ好きとか語ってるんじゃねぇのかと！本当はアニメなんかビタイチ興味なんざ無くて仕方なくなんじゃねえのかと！エヴァ好きとか言うならオネアミスの翼とかも見てんだろうなぁと！そこをお前ら見抜いてみろ！！」


えー…。　


な、何を言ってるでやんすかねぇ。この人は。


鬼教官
「これは人を見抜く授業だ。人を見抜く。それすなわちホールを見抜くという事だ。決して俺はア、アニメ大好きおじさんじゃ、な…ないんだからな！！」


シェリルノームのコスをしたおじさんの叫びだけが教室に響いたでやんす…と思った瞬間アッシの背後から声が。

「こいつとこいつは偽物です。アニメ好きを語る偽アニメ好きライターです。」

振り返ると異様に髪の長い、いやそれよりも異様に背が高い、いやいやそれよりも異様に目つきの悪い女がホワイトボードに貼られた写真を指差し立っていたでやんす。


つづくでやんす&やんす。

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