終わったな、ﾁｭﾆﾄﾞﾗ？

夢から覚めるとは、こういうことなのか。

4/9、ドラゴンズは2891日ぶりのタンドリー首位に躍り出た。スカッとする6連勝、一つ負けたものの再度の連勝。ついに二年連続最下位の屈辱、万年Bクラスから抜け出せた、誰もが素直に喜び秋に待つゴールを夢見たはずだ。

4/18対ヤクルト戦、先発柳が初回から崩れ、12試合連続2失点以下の記録も途絶えた。追い上げても届かない、最後は祖父江が満塁被弾でゲームセット。安打数はヤクルトの15本に対して13本と打ち負けてはいない。しかし失策と本塁打の差で11-5の大敗。

4/19対阪神戦、先発メヒアがコンスタントに失点を重ねる。打線も湿り、復帰させた岡林も機能せず。開幕一軍も登板機会を与えられなかった土生のプロ入り初登板も、ほろ苦い結果となった。7-0の完封負け、完敗。

4/20対阪神戦、中16日の大野が先発。球速も球威もまるでダメ、阪神打線に滅多打ちにされる。大量ビハインドの中、前夜の雪辱とばかりに土生が3イニングを四者連続を含む5奪三振、無失点の好投。見事にやり返した。
登板間隔も開いていた勝野を送り出すが、まさかの5失点炎上。勝ちパターンの投手が悲惨な状態に。
15-2の大敗、もう何が起こってるのか、呪われているのか？

4/21対阪神戦、雨の影響で試合開始が遅れる。正直、雨天中止にしてくれと願っていた。歴史的な投壊でリリーフ陣はライデル以外、心身ともにボロボロだ。しかし、阪神園芸の努力で試合開始(余計なことを・・)
先発松葉は長いイニングには期待出来ないし、5回までと6回以降は別人のように打たれまくる。 それでも、松葉は県名に腕を振った。カリステも結果はオーバーランになったが、全力プレーを見せてくれた。
野球の神様は残酷である。松葉がサトテルに3ラン被弾、その次の中日の攻撃で降雨コールドに。

結果、4連敗で首位陥落。ただ、この4連敗は単なる連敗で終わらないと思う。
16試合で30失点の投手陣が4試合で36失点。投壊どころではない。プロ野球を見るようになって半世紀近いけど、ここまでの大暴落は記憶にない。


そもそも、誰もが知るように中日ドラゴンズは打低投高、圧倒的に投手頼みのチーム。本塁打が出にくい、ピッチャースパークと呼ばれるバンテリンが本拠地ということもある。
中田を始め新戦力が加入したからといって、劇的に得点力がアップしたわけではない。昨年までとは、数少ないチャンスに一本出ている気はするけど。

強いチームに対して、よく「投打が噛み合った」と言われるけど、そんな試合はどれだけあるだろうか？
大抵は投手が打ち込まれても打線が取り返す。打線が湿って得点出来なくても、投手が抑え込んで僅差で勝つ。
お互いがフォローしあっているのが、本当に強いチームではないだろうか。



無理やりパチンコに置き換えてみます。

初当たりまで1000回はまったけど、20連30000発で逆転勝利。これが打線が救った展開。

初当たりはコンスタントに引き、ラッシュにも突入するが3連程度しか続かない。しかし初当たりの多さで勝利した。これが投手が救った展開。

初当たりも引ける、ラッシュにも入る、平均10連で爆勝ち、これが投打が噛み合った展開。

ね、以下に特殊かわかるでしょ？


話をドラゴンズに戻します。この夢の首位期間、何が起こっていたのでしょうか？
右打ちランプを拾ったとか、千円5回転程度のクソ釘なのに、偶然数回転で当たり、爆連。持ち玉のあるうちは粘るしかないと打ち続け、どんどん飲まれている。
引くに引けない状態になっている、たぶん今はここだと思う。

恐らく明日からの巨人戦、３連敗して借金生活になる可能性が高いと思う。逆に初戦を勝ち、三連戦を勝ち越せれば、復活するかもしれない。

だけど、リリーフ陣を酷使しすぎ。12球団屈指の強力投手陣と言われるけど、実は勝ちパターンの投手が多すぎて、先発が草々に崩れた時のロングリリーフや敗戦処理投手が足りてないんですよね。

春の珍事、夢から覚めてしまったのか。夢の続きを見られるのか。今後もﾁｭﾆﾄﾞﾗから目が離せません。

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