スロッターは万枚の夢をみるのか？

※キャッチーなタイトルが思いつかないのでダダ滑り覚悟で書きました。ああ！痛い！くだらないからって、物を投げないで！（勝手な被害妄想）

「文章がノッている時」ってありますよね。
ここ最近がまさにそうで、なんとなーくアレコレ書きたいなーと思うことが湧き出てきております。（パチ7さんに登録したのも、書きたいなー欲求に突き動かされたからですし。。。）
ただそういう時は、勢いがあるだけのあんまり良い文章ではないかもな…という一抹の不安は拭えません…。タイトルも滑ってるし…。
しかし、最近はこう思うよ！ということを、自身の経験をもとにひとつ書いてみようと思います。（書き終わって気づいたのですが、ものすごく長くなってしまいました。ぐだぐだで申し訳ないです）


みなさまは【スロットでの万枚達成】の経験はありますか？
・表示が9999を超える
・獲得枚数が10000を超える
・取りきって流したら10000枚を超えていた
というあの夢のアレですね。パチンコに置き換えるなら【5万発達成】が同じハードルとなるでしょうか。こちらは両方共、かなりの超豪運がなければ達成し得ない夢の領域ですが、今回はスロットにおける【万枚到達に必要な機械割と、エンターテイメント性】について思うことを書いてみます。
※偉そうに講釈を垂れるつもりは毛頭ありませんが、数字がいろいろでてくるのは否めません。ただまあこんなこと考えている人なんだなーおじさんだなー、って感じで気軽に読んでいただければ。。。。。

万枚の話をするのであれば、まずはわたしの万枚達成のカードをお見せするのが筋でしょうか。ということで、【万枚達成】した機種や回数について、お話します。
わたしは、パチンコ・パチスロ歴15年ほどのいい年こいたおじさんですが、万枚達成については過去4度の経験があります。
達成した機種と回数の内訳は、
・4号機 初代北斗の拳　2回
　

　※言わずとしれたパチスロを代表する名機

・5号機 初代蒼天の拳　1回
　

　※北斗の拳とは似て非なるものですが、さすがの完成度でした。

・5号機 マーベルヒーローズ　1回
　

　※知る人ぞ知る名機。重いボーナス（BIG合成約1/400～300）ですが、爆発力を秘めています。


以上です。（画像の大きさの変更ってできないのかしら。。。大きすぎる気がしないでも無いですね。）

いずれも、「一撃で万枚！ドカンと当てて！でっかく出して！9999枚ドヤっ！」…ではなくて、シングルヒットにツーベース、たまにはソロホーマーなどを繋いで刻んで、チーム一丸となって取り組んで勝利。最終結果で…やったぜ大台二桁得点万枚達成！という感じでした。（唐突に野球で例えてすいません。）

さらに言うと、5号機で達成した機種は、GOD系やビンゴ系などの高純増機でもありません。普通にART機で、ボーナスとARTを絡めに絡めて、楽しく消化をして、もろもろ消化が終わった後にドキドキしながら流してみると…開けてビックリ玉手箱、万枚達成おめでとう！となっておりました。

『15年もやってて4度しか無いの？』と思われる方もいれば、
『まだ万枚出したことが無いから羨ましい！』という方もいらっしゃるかもしれません。
どんな方にも、わたしはこう答えたいです。
【万枚】というのは、たいていは到達できないのが普通なのではないかな、と。

負け惜しみに聞こえてしまうかもしれませんが、万枚というのあくまでも、都合の良いヒキを使いまくったことによる副産物でしか無いのかな、というのが自論です。
万枚を出すよりも、着実に日々1000枚の勝ちを刻んでいる方のほうがごいし、狙える台の調べ方からお店含む立ち回りお客さんの傾向や熱い旧イベント日、機種のゾーン狙いや期待値の追い方を教えてほしいです土下座でもなんでもしますから！…などなど、そう考えております。
　

いや、土下座してもしょうがないですね。失礼しました。


万枚達成 の難しさは、機械割からおおよその獲得枚数を計算してみることで、わかりやすくなります。現行設置機種の最高機械割は119%ですので、この119%をつかって計算してみましょう。
詳しくご存知の皆様には、なにを今更…というかもしれませんが念の為、機械割の計算式って、こんな感じですよということも踏まえつつ、記載していきます。

　例：みんな大好き設定6で機械割119%機種といえば…









そう 熊酒場2丁目 ですね！（ぇ）

※熊酒場2丁目　ボーナスのみでコインを増やすAタイプにして、6の機械割119%のモンスターマシン。約1/100でボーナスが連打する姿はまさに圧巻。


こちらを総G数8000Gプレイしたと仮定します。すると、こんな感じの計算式になります。

■((1Gプレイするための枚数 × 機械割) × 1Gプレイするための枚数) × 総G数 = 獲得枚数
　数字に置き換えると、
■((3枚 × 119%) - 3枚) × 8000G = 4560枚
　となります。

実は、機械割119%の機種を8000G頑張って回しても、4500枚ほどのプラスが得られることが平均的な結果、となります。
実際は、この枚数から『自分がプレイするためお金を出してメダルを借りた投資分の枚数』をマイナスしますので、実際の獲得差枚数は投資分は少なくなります。そのため、機械割119%！とはいえ、万枚を出すには【ものすごい超豪運】が必要なのです。


それでは、逆に、【万枚を出すためにはどのくらいの機械割が必要】なのか？というところを計算してみましょう。
先ほどと同じように総G数8000Gプレイした、と仮定します。また、万枚達成＝10000枚手元にある と考えて計算します。（本当は投資分含めて差枚数で万枚と行きたいですが、計算がややこしくなるので割愛します）

　機械割＝ 総払い出し枚数 ÷ 総投入枚数 × 100
　※総払い出し枚数＝8000G × 3枚 + 10000枚 で計算できますね
　機械割X% = 34000枚 ÷ 24000枚 × 100
　機械割＝141.666..%

以上から、機械割は141%ほど無いと、万枚到達は難しい、ということがわかります。

そもそも、メーカーが発表している機械割というのは、数10万G回した結果、収束した出玉率のことです。そのため、短期的に見ると、確率の上振れや下振れにより、
「機械割より○○円もプラスになった！」
「▲▲円もマイナスになった…。6確定してたのに遠隔だ！」
などなど…こういったことは頻繁に起こり得ます。それらを一喜一憂しながら楽しんでむのも、パチスロでありパチンコの醍醐味ですね。
しかし、そんな上振れのなかでも、約2倍以上の上振れが起きないと、119%の設定6でも万枚到達は難しいのですねぇ…。

　

やはり道のりは険しいですね…！

万枚到達が目標。出玉だけが大切。勝てば官軍。
そう考えていらっしゃる方もなかにはいるかもしれませんが、それではあんまりにもあんまりじゃあないでしょうか。

長々と書いておりますが、【万枚や5万発などの大量出玉を得る夢】これだけが楽しみでは無いじゃあないかなと、最近は特に思います。もちろん、そういった夢のような出玉も、エンターテイメントを構成する要因の一つではありますが、遊戯としてのたのしみはそれだけでは無いはずです。

音楽であったり、出目を止める楽しみであったり、液晶演出の面白さであったり、法則性であったり…。様々な要因が絡んでこその、パチンコ・パチスロだと思います。
パチンコ・パチスロは長い人生における適度なスパイス、興行やエンターテイメントの一貫として存在していることも事実です。
いっときの豪運で【万枚や5万発の大量出玉】が手に入ったとしても、長い目でみた収支でマイナスになっていては、ものすごく悲しいし、自分だけにも迷惑がかかることにも繋がりかねません。

また、今後は「大量出玉を得る夢をみることが難しい機種」が主流になることは、規制の強化により明白となっておりますね。
しっかりと業界や自分の先を見据えて、これからの変わりゆく時代に添ったパチンコ・パチスロを、エンターテイメントとしてしっかりと楽しんで遊んでいきたいなと、最近は特に強く思うのでした。

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