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パチ7の4周年記念祭!的なもの

パチ7の4周年記念祭!的なもの

2018.11.22

オカイ☆パチ7ナンバーワン決定戦を追う

岡井モノ:ライター兼パチ7編集部員(別館) 岡井モノ:ライター兼パチ7編集部員(別館)   パチ7の4周年記念祭!的なもの


埼玉県はセレワン春日部店さんの前から御機嫌よう、岡井です。

訪問したのは11月10日、こちらでパチ7ナンバーワン決定戦が開催されると聞き、幼少の頃より天下一武闘会を見て育った私としては矢も楯もたまらず駆けつけました、オラわくわくすっぞ!!
 


事前の告知記事等でご存じの方も多いと思いますが、この決定戦はパチ7ライター&漫画家での知識テスト予選を勝ち抜いた11名+シード1名で争われる出玉バトル。パチ7最強の座を賭けそれぞれが選択した新旧パチスロ機がうなり、ハチャメチャが押し寄せてくるに違いありません。

今回はそんな熱い戦いの一部始終を、時間切れで予選敗退した岡井がお届けいたします。
 


★NO.1決定戦会場

セレワン春日部店さん(埼玉県春日部市永沼1821-8 SLOT CLUB EP II 2階)
 

埼玉県の春日部、4号バイパス沿いのゲームセンター。
レトロ台から最新台まで幅広くそろえられており高設定での遊技が可能、パチンコ・パチスロファンの夢が詰め込められたお店であり笑顔ウルトラゼット間違いなし。

 


★決勝戦ルール

・4時間の差枚数出玉対決
・設定6での遊技
・性能格差調整のため機種毎に倍率調整あり
・制限時間到達次点でボーナス・AT・ART中であっても打ち切り
・パチ7サイト内でおこなわれた優勝者予想企画ボーナス加算あり


台知識・目押し力・消化スピード等が絡む勝負内容。特に4時間という制限は倍率設定ルールもあり、出玉率の高い機種が必ずしも有利とは限らないのが面白いところでしょうか。
打ちなれた機種を選択する選手、リセット恩恵機種でのスタートダッシュを図る選手、レアフラグ契機での爆裂に賭ける選手、それぞれの思惑が交差する人間模様にも注目です。
 


★選手紹介&ざっくり機種解説(調整倍率)

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   


★パチスロ差枚数バトル『激闘の軌跡』

12:00
 

ゲームセンターへパチスロしにいく選ばれし戦士達

南桜井駅に集結した選手と運営スタッフは、さっきまで寝てましたみたいな顔で現れた編集長選手を加え決戦の地、セレワン春日部店へと歩を進めていた。選手たちは近況報告をしあう者、会場や機種情報を確認する者、この雑魚どもを蹴散らすとビッグマウスの編集長選手、草むらに突入し得体のしれない植物を採取しはじめるおおみず選手等個性派ぞろいだ。

駅からはそこそこ距離があったため、タクシーに乗りたかった等と不満を言いはじめるおじさん達に、こっちですと先導するせせりくんが田んぼに囲まれた道に突入していく、正気か。
本当にこの先にパチスロゲーセンがあるのだろうか、もしかしたら我々はパチ7編集部に騙されていて、このまま地下労働施設とかに連行されるのではないだろうか。

不安をかかえながら大きな道に出ると、セレワン春日部さんが見えてきた、立派な会場である。お店の方にもにこやかに出迎えていただき万全のホスピタリティ、誰だ地下労働施設とか言ったヤツは。

ルールの再確認をおこない、それぞれが選択した機種に向かい、開始時刻を待った。
 

13:00
 

おおみず選手が言っちゃいけないことを口走る陰でニッコリの佐々木選手

開始と同時に一斉レバーオン、激熱ホールの開店直後のような緊張感だ。誰がはじめにリードをとるのか、特に朝イチ恩恵がある機種にとってはここからの数分で運命が大きく変わる可能性もある。

数十ゲーム後、はやくもチャンス状態に突入する者がいた、化物語のおおみず選手である。

解呪の義、怪異停止頻発、ステップ赤、強力な条件が揃いAT突入の大チャンス、これが若さかと見守る周囲の目を背に連続演出に発展し……はずれた。

「ほあぁー!?」と興奮したテナガザルのように悪態づくおおみず選手を尻目に、ひっそりとボーナス一番乗りを決めたのはガメラの佐々木選手であった。

 

13:30
 

このあたりから編集長選手の物理&精神攻撃が始まる

30分が経過し、それぞれの展開が分かれてきた、やはり初当たりが軽めな機種を中心に堅調にコインを増やしている。

一番乗りを果たした佐々木選手の他、マクロスフロンティアのぺこマスク選手、宝船のピノコ選手、さらにATメインの機種であるコンチ4Xのカタギリ選手や凱旋の編集長選手も初当たりを決めていく。

一方でボーナス当選はしたものの、その後が続かないアラジンAのラッシー選手、緑ドンVIVAの梅木選手、スーパーブラックジャックの犬選手はやや苦しい展開。

メタルマスク選手、鬼くん選手、おおみず選手、ダンナくん選手は未だノーボーナス状態。メタルマスク選手にいたっては、一番負けた人に特別賞ないですかとせせりくんにたずねる始末だ。

そしてここで大きな動きがある、編集長選手が赤7を引いて会場を沸かせたのだ。

「パチスロは簡単」を豪語するだけあり、悔しいがここ一番で見せ場をつくる能力は流石である。さらに横にいるダンナくん選手に「あれ、サバチャンは?」と半笑いでたずねる等精神攻撃にも余念がない、多分この人の正体は残虐超人だ。

しかしその直後、編集長選手の隣で犬選手がST777(小役ナビとボーナスで滅茶苦茶出るフラグ)にブチ込むという剛腕を発揮し見せ場を奪う。ふざけんなよと肩をガンガン殴られながらもフヒヒと笑う犬選手、完全にアブない人の構図である。

 

14:00
 

大騒ぎする者達のなか、ひっそりと誕生する一人の修羅

犬選手は余裕のドヤ離席から散歩モードに突入、人ってこんなに調子に乗れるのかというレベルの笑顔で店内徘徊を開始。

一方メタルマスク選手はようやくボーナスを当て、滅茶苦茶大げさなリアクションをしたもののAT当選は無し、5分後にはお通夜みたいな雰囲気になっていた。さらにノーボーナスの鬼くん選手に至っては「今日はダメっす……」と弱音を吐き、同じく当たり無しのおおみず選手は「こんなん絶対設定1だろコラァ」と悪態ついている。空気の読めない犬選手が彼らに調子はどうかと話しかけているが、このままいくと大会終了までに殺傷事件に発展するのではと非常にハラハラする。

この一団に囲まれているラッシー選手と梅木選手もいまいち調子が出ないという悲しみの連鎖現象の中、黙々と機械のような動きを繰り返す一人の中年がいた、コンチ4Xのカタギリ選手である。

ひっそりとボーナス1G連をキメてATスーパーラッシュに突入していたカタギリ選手が猛烈な勢いで出玉を伸ばしていたのだ。すごいですねと話しかけても「え、ああ、うん」とリアクションもそこそこに、ひたすらコンチ4Xに向き合いベット・レバーオン・ストップを繰り返し、さながらコインサンドのようにメダルを吐き出させている。この人はしくじり店長だったカタギリさんじゃない、もはや一人の修羅だ。

そんな修羅の闘気にあてられたのか、ようやく鬼くん選手とおおみず選手も初当たりを決め、全員が何らかの当たりを引いた状況。

同時開催のユーザーさん達によるゲーセン連れ打ちも始まり、会場の熱気はいよいよ危険な領域に突入していた。
 

15:00
 

何を言ってるかわからない宝船、妙に静かな獣王、異様にうるさいマクロス

ジャグラーみたいな確率で当たっている編集長選手の凱旋、その隣に宝船と対峙するピノコ選手がいた。

正直あまりパチスロを打つイメージが無かったが、ダンナくんに教えられながらしっかりと目押しやハズしをキメている。強力な一撃こそまだないものの、コンスタントにボーナスとATを獲得し出玉を伸ばす、事前投票1位は伊達では無い。そうしている間にも液晶に船が出て、妙に野太い声で「ダガラブネェー」と叫んでいる、ボーナス確定だ。

横のダンナくんもようやくサバンナチャンスに突入、立ち上がりにかなり苦戦していたがそこは爆裂AT機、獣のように大暴れして欲しいと思い私も見守る。 ……単発終了した。

ペコマスク選手は当たりは引きながらも中ハマリを繰り返したため、水平線のようなグラフを描いていた。遠目にみていた時のマクロスフロンティアは、滅茶苦茶に光りながら歌っていたので既に5万枚くらい出てるのかと思ったがそうでもなかった。

対照的に佐々木選手のガメラはひっそりと600枚オーバーのBIGを連発している、液晶は小さいし歌も流れないが、やはりこの機種は基本性能がいろいろおかしい。「この演出と出目はボーナス」「ようやく制御を思い出した」等大会中なのに噛みしめるように様々な攻略を試す佐々木選手もいろいろおかしい。

さらにここへきてラッシー選手がスーパーアラジンチャンス、梅木選手がX-RUSH、鬼くん選手がBIG3G連、おおみず選手が倍々チャンス&ボーナスと魅せ場をつくる、メタルマスク選手はAT先読みと称し「右の青!!」「左の赤!!」と一人で叫んでいた、前半へこみ過ぎた反動だろうか、精神状態がまことに心配である。
 

16:00

 

大会終盤、連れ打ちのユーザーさんと共に真剣遊技

「今ね、ちょうどマイナス域に入ったよ……」

ダンナくん選手の哀しい笑みに心が痛む、いったい彼が何をしたというのか。パチスロの神様は残酷だ、設定6が必ずしも出るとは限らないことを今日この場で教えてくれたのだ。

とはいえさすが全台設定6の勝負、立ち上がりに苦戦していた機種もそれぞれ出玉がついてきている。スタートダッシュを決めた編集長選手や犬選手も、やや落ち着いたとはいえそれなりの出玉をキープ。AT機も見せ場であるATに全ての台が突入し、ボーナス合算もかなり軽い。

ユーザーさんの連れ打ち状況に目を向けても、金太郎チャンス中のサラリーマン金太郎や確変突入の黄門ちゃま、歌が流れっぱなしのバジリスクⅡに特化ゾーンに突入し続けるラブ嬢とお祭り騒ぎ。

残り1時間、ここまで来るとあとは一つでも多くのボーナスを引き、ATを継続させることが勝負を決めるだろう。黙々と打ち込む者、ATが継続せずに渋い顔をする者、謎の小道具を使用してオカルトに走る者、それぞれの想いを乗せた時間が過ぎていった。

 

17:00
 

日がかたむき、まもなく4時間が経とうとしていた

闘いは終わった。

開幕からのスタートダッシュ、なかなかひけないボーナス、出玉を一気に伸ばすレアフラグ、AT単発の悲劇、終了間際の大量上乗せ、それぞれの機種にそれぞれのドラマがあった。

黙々と台に向き合った者、他者と交流という名目で妨害を図る者、自身のポンコツ加減に精神崩壊ギリギリだった者、参加選手それぞれもまた個性を発揮した。

景品交換のない、競技としてのパチスロ。
純粋な知識と技術、そして大人げない機種選択が勝負を分けたこの最強決定戦、その初代王者は……














 

コンチ4Xのカタギリ選手!!

開幕のST777で他者を突き放し2位の犬選手、ペースを守りながらも確率以上にボーナスを引いた3位の佐々木選手を上回った初代パチ7最強王者カタギリの誕生。

終わってみれば圧巻の14,000枚、実際には開始1時間くらいでATが終わらない状態になっており、勝負は見えていた感もありましたが、機械性能を大いに発揮させたカタギリ選手の人間性能も見事と言えましょう、そしてコンチ4Xという機種を選択したえげつない人間性もある意味お見事でした。

なお授賞式中に梅木選手から物言いがあり、カタギリ選手に体感機使用疑惑がかけられたものの、審議委員会の厳正なる調査の結果シロであると結論づけられた一幕もあったことをここに報告します。

 

ナンバーワン決定戦結果

御覧の通りぶっちぎりの結果を出したカタギリチャンピオン。

しかし前半ハマりっぱなしだったメタルマスク選手の追い上げにも注目、ラッシー選手とダンナくん選手もイマイチ噛み合わなかったとはいえ、しっかりと出玉をつくっています。

5号機勢は短時間勝負という条件での出玉速度がネックとなった結果でしょうか。
 

ゲーセン連れ打ち結果

こちらはなんと5号機のラブ嬢がトップ、一通りの上乗せを決めて出玉を加速させていました。
働いたら負けさん、おめでとうございます!!

上位陣もAT機、ボーナスストック機、ノーマルタイプと顔ぶれも様々、やはり最後にモノを言うのは己のヒキということか、興味深いところです。


 


★パチ7とパチスロを愛する人達

我々はパチスロが大好きだ。
仲間たちとパチスロを通して笑い、泣き、喜びもみんなと共有できる。

そんな集団であるパチ7の初代王者カタギリ、その他の参加選手やパチ7を応援する人達、別に応援してないけど集まってくれた人も含め一つになった素晴らしい大会だった。

大会を見守った私も胸を張って言える、パチスロが大好きだと。



ただパチスロは私を好きではないかもしれない、大会中設定6の鉄拳2ndを打って1500枚負けたから。



 

ユーザーさんと共にまばゆく輝く私達。 ……ちょっと輝きすぎた。

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この記事へのコメント(2 件)

プロフィール画像
岡井モノ
投稿日:2018/11/24
*Luna*さん

ご参加ありがとうございました!!
ゴッドイーターも見せ場はあったと思いますが、続かないとキビしい部分が出てしまいましたかね。第二回があればまた是非!!
プロフィール画像
*Luna*
投稿日:2018/11/23
めっちゃ楽しかったー‹‹\(´ω` )/››
ゴッドイーター愛が発揮出来なかったから(何、第2回も楽しみにしてます♪︎((●︎>ψψ<))))

岡井モノ:ライター兼パチ7編集部員(別館)
代表作:オカイ☆サロン

学生時代友人に連れられ、はじめて『ジャグラー』を打って負けたその日、悔しくてなぜか『サバンナパーク』のゲームを買った異端の猛禽。パチ7自由帳において「何か変なヤツがいるな」と思われていたが、何か変なヤツのまま編集部に捕獲されたトリックプレイヤー。日本全国を旅する渡り鳥としての経験を活かしたコラムを、旅情たっぷりに綴るかと思わせながら特にそういうコラムを書いたりはしない。今日も今日とて奇策縦横。

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