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珍古めりこみ隊が行く! パチンコ珍店珍道中!

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2018.10.13

ホールが廃業する瞬間を体感! 廃業ホール最後のお手伝いinチャレンジャー春日部店レポ

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チャレンジャー春日部店の廃業から約3週間後……。そこにもう面影はありませんでした。神殿風の堅牢で懐古的な正面口は取り壊され、残されていたのは寮のわずかな建物のみ。頑丈に見えた正面の柱はFRP製だったんだなぁ。

▲老朽化した建物は取り壊しが決まっていた

▲チャレンジャー春日部店の象徴ともいえる正面の柱

▲廃業から一ヵ月後には建物もすべて解体され更地に

チャレンジャー春日部店は埼玉県春日部市で18年間営業していたパチンコホール。設置台数はパチンコ、パチスロ合わせて300台ほどで、「現役博物館」と名乗るほど珍古台を多く置いていました。パチスロの「ぷよぷよ」や「ときメモ」を全国1台になるまで設置していたり、パチンコの「オークス」をシマで導入していたり、旬な台は1台もなかったものの、機種ラインナップは個性的。それゆえに繁盛店とはならず、いつ行ってもお客さんはまばらでしたが、常連さんたちから愛されていました。

▲営業していた時の店内の様子(シマ閉鎖前※)

▲廃業の1ヵ月ほど前まで設置されていたパチスロ「ぷよぷよ」

▲「目指せ!現役博物館」のロゴはお客さんがデザイン

※廃業の数か月前からはみなし機の問題もあり、一部のシマを閉鎖して営業していた。

私とティムタムがチャレンジャー春日部店の閉店の話を聞いたのは昨年末。支配人のハヤシさんは「ロング閉店告知しようと思ってるんですよ」と明るく話していましたが、ちょっと寂しそうな表情をしていました。我々は取材で何度もお世話になったホール。そして取材と称して趣味打ちをしまくっていた大好きなホール。数十年通う常連さんからしたら、我々はまだひよっこかもしれません。けど、何かお手伝いをしたい。そんな思いからやらせていただいたのが、閉店日の8/26と閉店翌日の8/27に開催した「廃業ホール最後のお手伝いinチャレンジャー春日部店」でした。

▲半年以上前からデカデカと掲げられたロング閉店告知

▲いつも明るい支配人のハヤシさんと

 

8月26日(日):最終営業日

▲チャレンジャー春日部店ラストの開店待ち

閉店当日の朝。オープン時のお客さんは我々とユーザーさん以外では1人しかいませんでしたが、開店すると次々と常連さんたちの姿が。常連さんたちはハヤシさんやスタッフさんと閉店の話をしているものの、普段通りに自分の好きな台に向き合ってパチンコを楽しんでいる様子。今日で閉店という雰囲気を微塵も感じさせずに、黙々と甘デジの海物語を打っているご老人がいたので聞くと「寂しいですよ。チャレンジャーになる前から10年以上通っているので。来るところがなくなるのは寂しいですね」とお話してくれました。10年以上通い続けているホール、パチンコ歴約20年の私でもまだないなぁ。

▲最終日は甘デジコーナーが人気

▲常連さんと抱き合うハヤシさん

▲撮影に来ていた伊藤真一さんと

お昼を過ぎると、撮影クルーやパチ7ユーザーさん以外にも別れを告げに来た常連さんたちがチラホラ。約30人とお世辞にも多い人数ではありませんけど、今までチャレンジャー春日部店に来た中でも一番混んでました。私がジャグラーを打っていると、チャレンジャー春日部店の“ヌシ”と言われる常連さんが登場。チャレンジャー春日部店になる前の「トップガン」や「キング」時代から30年以上も通っているという、タオルを頭に巻いたそのヌシは1日最高13万も負けたことがある自他ともに認める負け頭。ジャグラーばかり打っているそうですがめちゃくちゃ負けているそうです。お話を聞くと「閉店しても寂しくはないね。むしろ、これ以上お金を使わないで済むからうれしい」と冗談とも本気ともとれるコメントをくれました。そして、この日もガッツリ負けていました……。

▲700G以上ハマっていたヌシ

▲ピングドラムが全台満席に

▲移動屋台のピザ屋さんが旨かった

▲この壁もいまはもう取り壊されてしまっている

寄せ書きコーナーとなった通路の壁には、チャレンジャー春日部店への感謝がビッシリしたためられていました。そして常連さん以外にも元スタッフさんの姿が。20歳から15年間従業員として働いていたというお兄さんは「若気の至りでお客さんとケンカをしたこともあるけど、青春を過ごした思い出の場所」だと語ってくれました。

▲チャレンジャー春日部店の新旧マドンナ

▲我々も書かせていただきました

午後9時。チャレンジャー春日部店廃業の時。ホールにいた全員で閉店のカウントダウンを行いました。よくよく考えてみると、閉店でカウントダウンしたホールはそうそうないんじゃないでしょうか。そのうえ、スタッフさんとお客さん全員で記念撮影(笑)。ハヤシさんが考えていた、悲壮感のまったくない明るい閉店を迎えることができたんじゃないかと。帰り際に「変わった客が多かったよ、ここは。だってバカでしょこんな店来るの」と笑いながら話してくれたヘビーな常連さんが、「明日からみんなの生存確認ができなくなるのが困るね。普通のパチンコ屋じゃない横の繋がりがあるから」と言っていたのが、なんだか沁みました。

▲夕方からは駐車場で飲み会(笑)

▲一番出ていたのは「真田純勇士」

▲みんなでカウントダウン

閉店後はホール内で宝探しをしたり、パチンコ&パチスロの早がけゲームをしたり、ハニートラップ梅木さんの怪談を聞いたりして、今回のメインイベントのひとつであるホールでお泊り。私とティムタム、道連れにしたタイルまん、帰れなくなった梅木さん、ユーザーさんの7人で一夜を過ごしました。怪談を聞いた後なんで寝れないかなぁ~と思いきや、疲れていたのか、床に敷いたマットの性能がよかったのか、ぐっすり快眠♪

▲リアル心霊現象も起きた怪談……

▲閉店後のホールでバトル!

▲本当に泊まりました

 

8月27日(月):閉店1日目

▲なかなか過酷だったお手伝いパート

やや疲労感が残ったまま起床……。お仕事の梅木さんとタイルまんをお見送りした後は、再訪&新たなユーザーさんも加わりパチスロをフリー遊技。片付け作業で台はすべて外されてしまうため、実質これがチャレンジャー春日部店での最後の遊技に。みなさん好きな台を設定6にしてもらって楽しんでいました。そして午後からは当企画のメインであるホールの片付け作業へ。我々が担当したのはホール中のパチンコ玉を回収する「玉抜き」という作業。文字にしてみると簡単そうですが、天井裏にまで張り巡らされたユニットの玉を手作業で抜くのはかなりの重労働……。参加してくれたみなさん本当にありがとうございました。ちなみに、大人約10人がかりで3時間ほど作業して玉抜きできたのは全体の3分の1ほど。後日、スタッフさんと常連さんが半日近くぶっ通しで作業して終わらせたそうです。

これが玉抜き作業だ!

▲台や島ユニットから玉を抜く

▲抜いた玉をドル箱へ

▲ドル箱の玉をドラム缶に移す

これが我々の体力と精神をゴリゴリ削った玉抜き作業の全貌。自分で出したわけでもない玉を運ぶのは、まぁ重いこと重いこと……。日々玉を運んでいるスタッフさんは軽々と5箱を運んでいましたが、我々は3箱を運ぶのが限界でした。腕や腰など肉体的にもヤラれましたが、無邪気にジャラジャラと玉が落ちてくるエンドレス感に何度も心が折られましたね……。

▲お昼にはホール内でスイカ割り!!

▲消耗しきったティムタム

▲編集長も玉抜き作業に参加

玉抜き作業が終了した後は、ハヤシさんから片付け参加者にホールの備品や残った景品が大放出され、2日間に渡った「廃業ホール最後のお手伝いinチャレンジャー春日部店」は幕を閉じました。

 

片付けから3日後

▲珍めり隊ふたたび参上

▲真っ暗な事務所で作業するハヤシさん

廃業の手続きなどを取材するため(ティムタムの記事で紹介)、我々はチャレンジャー春日部店を再訪。この日はちょうどホール解体作業が始まる日で、ホールはもはやもぬけの殻。電気も通じていませんでした。そして、バリバリバリとホール内に入ってきたショベルカー。解体されたホールの中を、復元するかのように思い出しながら歩くハヤシさんの足取りがとても寂しそうでした。

 

取材を終えて

今回、初めてホールが廃業する瞬間を目の当たりにして。みんなで連れ打ちしたり、飲んだり、泊まったり、普通のホールの廃業とはだいぶかけ離れていたかもしれませんが、やっぱり寂しいなと思ったのが素直な感想。取材中スタッフさんや常連さんたちが次々と話してくれる思い出話を聞いて、本当に愛されていたホールなんだなぁ~と実感しただけに、そんなチャレンジャー春日部店がなくなってしまうことに寂しさを感じました。

また、常連さんたちの話を聞いていて、こんなに温かいホールが近くにあったなんてうらやましいな~という思いも。友だちとはちょっと違う、ホールで会って話すだけの常連さん同士の関係。ただ、それだけの関係なのに「さんが3日来ないと病気かなと心配になる」とか「さんが追いかけている台は打たない」とか妙にほっこり。

閉店後の駐車場で常連さんがヌシに別れの挨拶しているのを聞いて、私もこうゆうホールにもっと出会えたらなぁ~と思いました。


常連さん「長い間ありがとね。ほんとに何だったんだろね、この店は」

 

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代表作:珍古めり込み隊が行く! パチンコ珍店珍道中!

珍古台、珍古店をこよなく愛する珍古めりこみ隊。隊員はティムタムとキモキャプテンの合計体重200kgコンビ。

 


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