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パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

2017.03.21

『氷解』~初代緑ドン

ラッシー ラッシー   パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-


前回のあらすじ――  
今からおよそ8年前。当時の人気機種「緑ドン~花火の起源探求之巻~(初代緑ドン)」の担当ライターだった俺は、ライバル他誌より先に大きな攻略ネタを挙げようと必死になっていた。しかし、導入からしばらくは連敗に次ぐ連敗。そんな折、メイン基板解析の第一報で設定差のあるボーナス(いわゆる特定ボーナス)の種類と、その詳細な確率が判明。だが、それも有効打とはなり得ず、変わらず負け続ける日々が続いていた。


「いってらっしゃ~い」

仕事に向かう妻を玄関から送り出すと、スグに自分の仕事部屋へと向かった。遠ざかる妻の後ろ姿を窓から確認し、角を曲がって姿が見えなくなるや否や、慣れた手つきでプレイステーション2の電源を入れる。嗚呼、素晴らしきニート生活。

初代緑ドンでの連敗が響き、軍資金は底をついていた。ギャラが入ればスグに初代緑ドンに叩き込み、軍資金が少なくなったら低貸し(5スロ)で初代緑ドンを打つ。それでもいよいよとなればゾーン狙いやハマリ台狙いで終日街をブラつき、狙い台を回収しきったら自宅でゲームに興じる。到底既婚者とは思えない生活だが、残念ながらコレがこの頃の日常だった。初代緑ドンは、史上最も俺を追い詰めた機種と言えるかもしれない。

そんなヒモやニートのような生活をしていたある日、サブ基板解析の第一報が届く。設定差が判明したのは、通常時に弱チェリー・弱山・強山が成立した際の状態移行率だ。まずは初代緑ドンの状態の役割を紹介しよう。

通常時の状態は低確・高確A・高確Bの3種類で、これらはボーナス成立時のART当選率と周期CZでの押し順ナビ発生率に影響する。特徴は以下の通りだ。


低確…滞在中にボーナスを引いてもART当選は期待薄で、周期CZを迎えても押し順ナビ発生期待度は低い。仮にARTに入れても継続率は3%スタート。
高確A…滞在中にボーナスを引けばART確定で、周期CZでの押し順ナビ発生もそこそこ期待できる。ARTに突入すれば40%継続以上確定。
高確B…滞在中にREGを引けばART確定で、ARTは94%継続・ロケットモードの期待大。ちなみにBIGを引いてもART確定とはならない。滞在中の周期CZでは50%で押し順ナビが発生!

 

【編注1】
・ロケットモードに突入すれば、次回ボーナス成立までARTが継続する
【編注2】
・周期CZの6択リプレイ成立時は①押し順ナビなし・②1/2ナビ・③完全ナビの3つに分かれる。
・③の完全ナビはART確定で、②の1/2ナビは第1停止の正解の押し順だけをナビしてくれる(残る2択は自力)



とにかく高確滞在中にボーナスを引いたり、周期CZを迎えると、ART突入の大チャンスとなるわけだ。通常時は主に低確に滞在しているので、まずは高確への移行を目指すことになる。

詳細な移行率は膨大な情報量になるので特徴だけを挙げると、低確から高確Aへの移行率は奇数設定より偶数設定のほうが高い。ちなみに低確から高確Bへの移行率は偶数設定より奇数設定のほうが高いが、そもそも高確Bへの移行はどの設定でも稀なので重要度は低い。高確の大半はAと考えて構わない。

低確から高確A&Bへの実質的な状態移行率は…
設定1・3・5…約1/239
設定2・4  …約1/168
設定6   …約1/145

設定の奇偶の差がクッキリ! つまり弱チェリー・弱山・強山からの高確移行に注目すれば、設定の奇偶が絞れる。まずは偶数設定に的を絞り、そこから特定ボーナスで設定の高低を判断すればいい!

この高確移行率は攻略誌が一斉に掲載し、情報は横並びの状況。今回はオリジナルの攻略ネタを提供できなかったと肩を落とした。とりあえずこの情報を元に、少しでも初代緑ドンでの負債を回収しよう。そんな考えで、またギャラが入るや否やホールへ通う日々が始まった。

しかし、数日が経過しても手応えはナイ。理由は演出の曖昧さにあった。高確示唆演出は発生頻度こそ高いものの、実際には高確へ移行していない「フェイク」でも発生する。つまり信頼度が低い。

 
【編注3】
・代表的な高確示唆演出…リール枠の爆竹演出・ビリー通過+ハズレ目

対して高確確定演出は、文字通り信頼度はバツグンだが、発生頻度が低い。

【編注4】
・代表的な高確確定演出…第3停止葉月同行・連続演出の中国語タイトル



実際は高確へ移行したのに、高確確定演出が出ないまま低確へ落ちるということも多い。結局、弱チェリー・弱山・強山の成立直後にボーナスを引いたり周期CZを迎えない限り、設定推測には役立たないのかもしれない。そんな風に冷めた目で液晶を眺めていると、弱チェリー成立後に高確示唆演出が発生。

「ハイハイ、どうせ内部的には低確のままでしょ?」

そして数ゲーム後、液晶のドンちゃんが椅子に座って巻物を読み始めた。

 


「フフ…ちゃんと花火の起源を勉強してるんだな」

しばらくしてステージチェンジし、今度は弱山から高確示唆演出が発生。その後、ドンちゃんが座禅を組み始める。

「今度は座禅か。ドンちゃんはなかなかストイックだな…ん!?」

いや…ちょっと待てよ。普段、液晶のドンちゃんは歩き回っているが、さっきは弱チェリーのあとにイスに座った。今度は弱山のあとに座禅…!?

しばらく経ってまたドンちゃんが動き出したあと、今度は強山が成立。その後、高確示唆演出が頻発し、再び座禅を始めるドンちゃん。

偶然じゃない…これ、ただの背景映像じゃないぞ! 俺が探していたのはコレだ!!

スグにメモ帳を取り出し、ペンを走らせる。弱チェリー・弱山・強山を引いたら、まず高確示唆演出が発生する。いや、正確に言えばコレが静止画面への前兆なのだ。重要なのはそのあと。静止画面へ移行するか否かだ!

静止画面への移行は実に巧妙。音はなく、ステージチェンジのように目立ったアイキャッチもない。レバーONで、ごく自然に移行する。完全に見落としていた。ただの背景映像のようで、実は高確滞在を示す最大のサイン。誰もが見落としがちな背景に、設定推測のカギが隠されていた!

その日は終日データを採り続け、静止画面が高確滞在を示していることを再三確認。そして編集部に連絡し、高確滞在時の正確な静止画面移行率を探ってもらうことに。高確移行率そのものは偶数設定が優遇されているが、もしも「偶数設定は高確へ移行しても静止画面に移行しにくく、逆に奇数設定は移行しやすい」などという特徴があれば、静止画面のチェックは意味を成さない。高確滞在中の静止画面移行率は、全設定一律である必要がある。それと高確滞在中の静止画面移行率があまりに低い場合も、設定推測要素としての実用性は低くなる。たとえば30%でしか移行しないのであれば、移行せずに高確が終わるケースが大半を占めるからだ。

理想は全設定一律で高確滞在時の100%。100%でないにしても、70%を超えていれば実用性はあるハズ…。

数日後――
高確示唆演出が頻発する前兆終了時に高確へ滞在していれば、87.5%で静止画面へ移行することが判明した! さっそく静止画面による設定推測の有効性を確かめるため、ライター数人を連れて深夜実戦へ。すると、参加した皆が驚くほど正確に設定の奇偶を言い当てた!

かくして「静止画面攻略」は誌面に掲載され、初代緑ドンにおけるスタンダードな設定推測術として広まることとなった。

この初代緑ドンでも思い知らされたのは、やはり解析数値だけでなく、実戦で検証することの大切さ。一見すると役立たなそうな数値でも、意外なところに強力な武器と化すヒントが隠されているケースもある。

ちなみに静止画面攻略発見後の収支は上向いたが、総収支がプラス域に転じることは叶わなかった。でも、それで構わない。自身より読者を勝たせることこそ、我々の仕事なのだから。

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ラッシー
代表作:パチスロワイルドサイド -脇役という生き方-

山形県出身。アルバイトでCSのパチンコ・パチスロ番組スタッフを経験し、その後、パチスロ攻略誌編集部へ。2年半ほど編集部員としての下積みを経て、23歳でライターに転身。現在は「パチスロ必勝本&DX」や「パチスロ極&Z」を中心に執筆。DVD・CS番組・無料動画などに出演しつつ、動画のディレクションや編集も担当。好きなパチスロはハナビシリーズ・ドンちゃんシリーズ、他多数。

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