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パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

2017.03.07

『迷路』~初代緑ドン

ラッシー ラッシー   パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-


それは、今からおよそ8年前。

「大花火」の七BIGのBGMが鳴り響く。蛍のように明滅するケータイが、規則的に6畳の居間を照らし出している。家内を起こさぬよう仕事部屋に移動し、蛍光灯を点けた。眠い目をこすりながらケータイの液晶を見ると、そこには後輩編集部員の名前があった。


俺「はい、もしもし」

編集部員「お疲れ様です」

俺「…何時だと思ってんの?」

編集部員「2時ですね」

草木も眠る丑三つ時である。

俺「いや、時間を訊いてるわけじゃなく」

編集部員「すみません。寝てました?」

俺「さっき原稿書き終えたからね」

編集部員「すみません。困ったことがありまして」

俺「どうしたの?」

編集部員「今、緑ドンの深夜実戦中なのですが…」
 

――「緑ドン~花火の起源探求之巻~(以下、緑ドン)」

2009年にリリースされた、5号機「ドンちゃんシリーズ」の第3弾。継続率管理のART「万里遊戯(ばんりゲーム)」を搭載したボーナス+ART機だ。継続率管理のARTは決して珍しくないが、緑ドンの継続システムは特徴的だった。

一般的な継続率管理なら、継続か否かは一発抽選で決まる。抽選タイミングは機種によって多少異なるが、ほとんどの機種はセット開始時のレバーONで決定される。たとえば80%継続なら、80%が継続、残る20%は非継続…となるわけだ。

しかし、緑ドンのARTは全く違う。1セットは50Gで、消化中は毎ゲーム成立役に応じナビ獲得抽選が行われる。
 


そのナビを獲得すれば、次セットへの継続が約束されるのだ。緑ドンの継続率を正確に言うなら「1セット50Gの間にナビを獲得する合算期待度」ということになる。

そして、セット終了後は必ずCZへ。
 

【編注】
・写真は通常時の周期で移行したCZ     
・ART終了時だけでなく、ボーナス終了後や通常時の256G周期でもCZへ移行する


CZ中に6択リプレイが成立した際、押し順に正解すれば突入リプレイが揃って次セットがスタートし、不正解なら転落リプレイが揃って通常時へ。セット消化中にナビを獲得していれば、正解の押し順がナビされるため、その通りに押せば必ず継続するというわけだ。なお、ナビを獲得していなくても、自力で押し順を当てればARTは継続する。

既述の通り一般的な継続率管理なら継続or非継続は一発で決まってしまうので、セット消化中のプレイヤーは見守るほかない。一方の緑ドンは、いくら継続率が高くとも、ナビを獲得するまでは決して気が抜けない。パチンコのSTに似たスリルと興奮を味わえた。STと違うのは、継続が確定したあともセット終了まで消化できるところ。ただしナビ獲得後はナビ獲得抽選が行われないため、継続が確定するのは次セットの1回分のみだ。

プレイヤーを虜にしたのがナビ獲得時の告知パターン。
 


液晶でビリーがドンちゃんの頭に飛び乗ると「ぽぽぽきゅ~ん♪」と快音が鳴り響き、リール枠の下にあるビリーゲットランプが点灯。これが好評を博し、のちの緑ドンシリーズにも採用されることになる。

ちなみに深夜実戦とは、深夜のホールをお借りして実戦データなどを採取すること。当然ながら実際に投資したり、レシートに交換することはナイ。この深夜実戦は導入直後に行われた。担当ライターの俺も参加する予定だったが、この日はたまたま急ぎの原稿があったため不参加。ケータイが鳴ったのは、原稿を書き終え、布団に入ったあとだった。
 

編集部員「ボーナス最速揃え手順で、右リール下段にBARが止まったんですよ」

俺「うん、REGか七BIGだね」

編集部員「で、次に左リール枠上に七を狙ったら、七が中段までスベってREGを蹴ったんです」

俺「じゃあ七BIGだね」

編集部員「でも今、REGが告知されたんです」

俺「エッ…!?」

編集部員「どういうことでしょう?」

俺「なんか小役入賞してない?」

編集部員「してません」

俺「ちょっと待ってて、配列と小役構成を見るから」
 

正確に目押しをしたのに、成立ボーナスを蹴とばした。一見すると不可解だが、5号機のリール制御は単純だ。考えて分からないことはなかなかナイ。ちなみに「緑ドン」はオーソドックスな5ラインで、小役優先制御である。

【編注】
●小役優先制御
・ボーナスが成立していても小役が成立していれば、小役が優先される
・優先順位はリプレイ>小役>ボーナスとなる


ふむふむ、小役が入賞していないということはリプレイフラグではナイ。そして実際に七を枠上に押していたなら1枚役(チェリー)でもナイ。疑うべきは9枚役(提灯)か。左リールの七が中段までスベったということは、その上の提灯を枠内に引きこみたかった…!? なるほど、コレか。


俺「もしもし?まだボーナス確定画面だよね?」

編集部員「ええ、そのままです」

俺「もう1回、同じ状況作って」

編集部員「右下段BAR→左中段七ですね。少々お待ちを…」

――30秒後。

編集部員「あ、できました」

俺「中リールの上段あたりにドン狙って」

編集部員「はい…(ドゥルルル♪ ※払い出し音)」

編集部員「ああっ!!」

俺「おやすみ~」


右下がりに提灯・ドン・BARが揃って9枚の払い出し。右リール中・下段にBARを狙うボーナス最速揃え手順を実践すると、提灯フラグの一部がこの形を取ることが分かった。ナゾが解決したので晴れ晴れした気持ちで就寝。

【編注】

提灯フラグは共通と2択の2種類。2択は左リールが赤or緑。
 


原稿から解放された翌日以降は、ひたすら緑ドンを打ち込む日々。機種の人気が高いため、誌面で取り扱うページ量は多い。それゆえ競合する他媒体には負けられない。いち早く有効な立ち回り術を作り上げねば…。

しかし、来る日も来る日も負けっぱなし! 負債はあっという間に中古の軽自動車を買えるほどに。台確保を優先するあまり、店選びが適当になっていたのは否めない。でも今振り返ると、この頃は最も高設定が使われない時代だったように思う。入ったギャラはスグに緑ドンへ注ぎ込み、金が無くなれば天井狙いで街をウロウロ。そんな日々だった。

そして遂にメイン解析の第一報が届く! それまでの実戦から「特定ボーナス(設定差のあるボーナス)」の種類はある程度絞り込めていたが、その詳細な確率がいよいよ判明。

「特定ボーナス」は
●強山+七BIG(強七)
●弱山+ドンBIG(弱ドン)
●ナゾREG


…の3種類。ちなみにナゾREGとは単独・リプレイ同時当選・提灯同時当選を合わせたもの。この3つの合算出現率は高設定ほど高くなる。

【編注】
●特定ボーナス合算確率
設定1…1/1365.33~設定6…1/574.88


たしかに強力な設定差だ。これさえチェックすれば負けるワケがない!! この情報を元に、これまでの負債を取り戻してやるぜ!!

緑ドンを打つ頻度はさらに増え、一心不乱にレバーを叩く日々。まるで解析第一報を見る前とは別人のように連勝に次ぐ連勝! ものの2週間のうちに負債を取り戻した――!! …などとはなるハズもなく、変わらず「緑ドン」からフルボッコにされる日々が続いていた。

たしかにメイン基板の設定差は分かった。しかし特定ボーナスをチェックしても、設定を見抜くには時間が掛かりすぎる。一撃の出玉性能が高いぶん吸い込みもキツいため、ノンビリ設定推測している余裕はナイ。


「まだ何かが足りない」


そんな気がしていた――。

つづく

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ラッシー
代表作:パチスロワイルドサイド -脇役という生き方-

山形県出身。アルバイトでCSのパチンコ・パチスロ番組スタッフを経験し、その後、パチスロ攻略誌編集部へ。2年半ほど編集部員としての下積みを経て、23歳でライターに転身。現在は「パチスロ必勝本&DX」や「パチスロ極&Z」を中心に執筆。DVD・CS番組・無料動画などに出演しつつ、動画のディレクションや編集も担当。好きなパチスロはハナビシリーズ・ドンちゃんシリーズ、他多数。

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